サトウキビは窒素多施用条件で栽培しても硝酸態窒素が蓄積されにくい
要約 サトウキビを窒素多施用条件で栽培すると、多くの窒素を蓄積する系統があるが、飼料作物の安全性の観点から設定された許容限界値(0.2%)を越える硝酸態窒素が蓄積する品種・系統はない。 キーワード サト...
要約 飼料作物を収穫後、サイレージ発酵している間に、糖化とエタノール発酵を同時に行う今までにないバイオエタノール「固体発酵法」を開発しました。原料となる飼料作物からエタノールと飼料を作り、ゴミが出ま...
斑点米カメムシ抵抗性牧草の育種に活用できるエンドファイト「Neotyphodium occultans」
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium occultansが感染したイタリアンライグラスは、斑点米カメムシ抵抗性物質であるN-フォルミルロリンを蓄積し、摂食したアカヒゲホソミドリカスミカメの生存率を低下させる。...
肉豚用配合飼料の10%量を飼料米に代替して肥育後期に給与できる
要約 飼料イネ専用品種ホシアオバの穀実をモミ米のまま肉豚用配合飼料の10%量代替した飼料を肥育後期に給与すると、背脂肪が薄くなり、肉色が淡くなるが飼養成績や豚肉の脂肪酸組成は慣行の肉豚用配合飼料と同等...
要約 水田でのイタリアンライグラスの播種期が12月まで遅延した場合、弾丸暗渠や明渠を設置して圃場の排水性を高め、低温伸長性の高い品種を用い、5kg/10aで播種すると、スズメノカタビラ主体の雑草割合を最小限...
根釧・道北地域向きの耐倒伏性サイレージ用トウモロコシ新品種「北交66号」
要約 「北交66号」は、熟期が“早生の早”に属し、同熟期の品種「ぱぴりか」と比べ、乾物収量やTDN収量は同程度であるが、雌穂収量が同等以上で雌穂中の子実割合が高い。また、耐倒伏性が強く、極強レベルのすす紋...
要約 サイレージ用トウモロコシ一代雑種の親品種である自殖系統「Ho90」(エイチオーキュウジュウ)は、早生のフリント種で、組合せ能力が高く、耐倒伏性およびすす紋病抵抗性に優れ、一代雑種品種の親系統として...
要約 トウモロコシ早生品種「ゆめちから」は、収穫適期である乾物率が25~35%の期間が長く、期間を通して茎葉TDN含量、耐倒伏性も維持されている。収穫作業日程に柔軟に対応できるため、細断型ロールベーラ収穫体...
要約 ロールベールを垂直に持ち上げ可能なクランプとホイスト秤による計量・運搬装置。クレーン付トラックに懸架することで、クレーン付トラック1台でロールベールの保管場所や圃場においてロールベールの重さを...
矮性ネピアグラスおよびディジットグラス品種「プレミア」は越年利用可能である
要約 矮性ネピアグラスおよびディジットグラス品種「プレミア」は、長崎県内における越冬率が93%以上であり、造成2年目の年間合計乾物収量がスーダングラスよりも高い。また、1番草の粗タンパク質含量およびin vi...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の耐倒伏性に優れる新親自殖系統「Mi101」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Mi101」(エムアイヒャクイチ)は、中生のセミデント種で、耐倒伏性に優れ、組合せ能力が高い。耐倒伏性に優れる春播き用の一代雑種の親系統および晩播・夏播き用の...
要約 水稲「うしゆたか」は、青森県で熟期が“中生の早”の粳種である。耐倒伏性が強く直播適性があり、黄熟期の全重収量が高く稲発酵粗飼料としての特性も優れていることから、青森県の飼料作物奨励品種に指定され...
寒冷地の転作田等で採草利用に向く新牧草フェストロリウム「東北1号」
要約 「東北1号」は、越夏性及び耐湿性に優れ、寒冷地の転作田・耕作放棄地で採草利用に向く、我が国初のフェストロリウム育成品種である。「バーフェスト」に比べ約10%多収で、夏期が高温となる地域で播種後2...
要約 トウモロコシおよびソルガム類のカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン濃度の基本統計量を得た。平均値で比較するとソルガム類のミネラル濃度はトウモロコシより高い。 キーワード トウモロコシ、ソルガ...
要約 ロールベールを、ベールグラブに比べて省スペースで省力的に搬送・解体可能な、クレーン付トラックやフォークリフトに装着する懸架式ロールベール用クランプ。 キーワード ロールベール、搬送、解体 背景・...
アルファルファ跡地のトウモロコシ栽培では窒素施肥量を節減できる
要約 アルファルファ草地のすきこみ後に初めて栽培するトウモロコシでは窒素肥料を節減できる。アルファルファの利用期間を2年、トウモロコシ栽培時のスラリー施用量を5t/10aとした場合では、窒素肥料を無施用...
C1化学変換の廃熱を利用したバイオマス乾燥システムの開発とガス化発電特性
要約 新たに開発した乾燥・無臭前処理システムでは、システムの廃熱を利用してバイオマスを含水率15%以下にまで乾燥できる。乾燥器から排出される臭いを含む空気はガス化炉に供給することにより、系外に排出しな...
要約 ギニアグラスのゲノムサイズはイネよりやや大きく、四倍体品種間で有意に異なる。四倍体品種間では5S rDNA数には差がなく、45S rDNA数には差がある。二倍体有性生殖系統GR297で作成した定量的染色体イデオグ...
要約 分離給与の飼育方式において、乳量30kg程度の乳牛に給与するチモシー乾草の半分程度を、「夢あおば」の稲発酵粗飼料に代替する場合、出穂後12日~33日までの収穫時期で乳生産に影響を及ぼさない。 背景・ね...
要約 主要寒地型イネ科牧草に発生する新たな病害として、ライグラスピシウム病およびオーチャードグラス夏斑点病の2種を認め、病原糸状菌を同定した。いずれの病原菌も生育適温は25℃で、30℃でも良好に生育する。...