要約 「ふ系167号」は寒冷地北部で極早生に属する粳種である。耐冷性が極強、良質で、この熟期としては良食味である。平成7年度より青森県、群馬県及び長野県で奨励品種に採用される予定である。 背景・ねらい ...
要約 低価格でしかも生産者が容易に設置できる自動給水器を用いて、現地実証試験を行った結果、週1回の点検・調整で適正な水管理が行え、無効放流も解消されることが明らかになった。 背景・ねらい 水稲栽培...
要約 平成6年、秋田県で低温によらない水稲の障害不稔が発生した。発生した圃場は10年程度畑として継続した来歴をもち、透水性が著しく不良で、メタン生成活性と稲体の鉄、マンガン含量が正常な稲とは異なってい...
要約 水稲作10ha経営の作業管理の留意点は、(1)ほ場の団地的確保、(2)距離、団地面積、地力、水利等のほ場条件をふまえた転作地設定と作物・水稲品種作付け、(3)収量の安定確保と作業効率の向上を目標とした稲作...
要約 慣行床土とバーミキュライトとおよびピートモスをを混合した培地のセルトレイで育苗した苗を、開孔型野菜移植機で移植することにより、アスパラガスの機械移植が可能である。 背景・ねらい 福島県の中山間地...
要約 多孔質ケイカルなどの石灰質資材を多量施用し、土壌pHを7.0以上に調整することにより、資材単独で水稲のカドミウム吸収を抑制できる。現地全層汚染土壌の場合は土壌型別にグライ土壌では作土のみ、灰色土壌...
要約 メタンガス発生抑制法として、水稲生育中、後期の潅がい制限(飽水管理)、及び有機物の表層すき込み+潅がい制限を検討した結果、慣行の体系よりメタンガスの発生量を少なくすることが可能であった。 背景・ね...
要約 平成6年の異常高温下で、水稲に不稔を伴った異常な形態の穂が復元田等で観察された。これらの水田の共通点は、土壌が有機物を多く含むこと、排水不良、継続した湛水管理等であり、この現象は、異常高温下で...
要約 水稲「山形酒49号」は中生の大粒で心白の多い酒米品種であり、「美山錦」より耐冷性、耐倒伏性が強く、収量・品質が安定している。蒸米吸水率などの醸造特性も良く、酒造好適米として、平成7年に山形県の優...
要約 「ユメコガネ」は、耐冷性が“極強”で、品質・食味が良好な極早生系統であり、青森県において、下北外海・海岸冷涼・山間冷涼地帯を対象に「ハツコガネ」「ハマアサヒ」に代えて奨励品種に採用する。 背景・...
要約 「ユメコガネ」は寒冷地北部で極早生に属する粳種である。耐冷性が極強、良質で、この熟期としては良食味である。平成7年度より青森県、群馬県及び長野県で奨励品種に採用し、寒冷地帯の安定生産と食味水準...
要約 人為的水管理に水移動を支配される低平クリーク地帯を対象に、集落を空間分割の単位とするフローダイヤグラムを作成し、各種の水質改善策の効果を水質の場所分布として表現する方法を提案し、診断事例を示し...
スリランカの連珠溜池潅漑システムにおける水収支の解明とモデル化
要約 スリランカ・ドライゾーンでは連珠溜池かんがいシステムが発展を遂げてきたが、近年、水利秩序の悪化が指摘されている。当システムの計画的更新の必要性を基本において、簡易な水収支モデルの作成を試みた。...
要約 遺伝資源の利用と栽培技術の改良により、催芽種子を直接嫌気的な湛水土壌中に播種する技術を創出し、苗立ちを安定化させると同時に倒伏と雑草害を軽減させる技術を熱帯において開発した。 背景・ねらい 熱帯...
要約 低価格でしかも生産者が容易に設置できる自動給水器を用いて、現地実証試験を行った結果、週1回の点検・調整で適正な水管理が行え、無効放流も解消されることが明らかになった。 背景・ねらい 水稲栽培は省...
要約 昭和45年以降平成5年まで24年間の古川地方の気温を調べた結果、7月中旬から8月上旬までの期間は年々低温化傾向が見られる。 背景・ねらい 近年、宮城県では障害型冷害が頻発しているので、その要因を解析し...
要約 水稲新品種「秋田51号」は、早生、短稈、強稈、良質の粳種である。秋田県におけるバランスの取れた品種構成による冷害の危険分散を図るため、平成6年度から奨励品種に採用。 背景・ねらい 秋田県では水稲品...
要約 「東北IL3,4,5,8」は水稲「ササニシキ」にいもち病真性抵抗性遺伝子Pi-k,Pi-km,Pi-z,Pi-ztを戻し交配により組み込んだ同質遺伝子系統である。これらは混合栽培することにより、いもち病の発生を抑制すること...
平成5年水稲冷害の青森県における穂孕期の気温と不稔発生との関係
要約 青森県内のアメダス設置地点で、出穂直前に圃場より株上げして不稔歩合を調査したところ、出穂前30日から11日の20日間の平均気温と密接な関係がみられた。 背景・ねらい 青森県では穂孕期の低温による障害不...
要約 平成5年冷害における稲わらの生産量と窒素保有量は、平年よりもかなり多く、不稔歩合が投入され、わら自体の分解も速いので、次年の施肥管理(基肥、追肥)では減肥に留意し、異常還元がみられる場合は、早期...