要約 京都府と共同育成した「京の輝き」は、出穂・成熟期が「日本晴」よりやや早い、大粒で酒造適性に優れる掛米用品種である。玄米収量は「日本晴」と比較して1割ほど多い。 キーワード イネ、酒米、多収、京の...
要約 水稲「楽風舞」は寒冷地南部では早生に属し、高度精米耐性を有する酒造用品種である。製造酒の酒質は、清酒では淡麗、泡盛では軽快で華やかに仕上がる。 キーワード イネ、酒米、高度精米耐性、清酒、泡盛、...
要約
「しずく媛」は「松山三井」よりカルス培養を利用して変異個体を作出し、その後代から選抜した酒米品種である。本県の奨励品種である「松山三井」に比べて、成熟期は2日早い晩生種...
要約 酒造好適米「神の穂」を高品質で収穫するための適期は、帯緑籾歩合が15%前後、籾水分が25%前後となる出穂後35~40日である。適期収穫した「神の穂」は、精米適性が高く、酒造好適米として高品質な原料米が...
「山田錦」並みの酒造適性を有する水稲新品種「富の香」(とみのかおり)の育成
要約 「富の香」は、「山田錦」並の酒造適性を有する酒造好適米である。成熟期は「山田錦」より7日程度早い晩生品種であり、収量性は「山田錦」よりも優れる。 キーワード 酒造好適米、晩生、酒造適性、富の香 背...
酒造好適米「吟風」「彗星」向けの品質目標、生育指標および栽培技術
要約 酒造好適米「吟風」・「彗星」に対するタンパク質含有率・千粒重の目標値はそれぞれ6.8%未満24g以上、6.8%未満25g以上であり、対応する生育指標、移植時期(上川中央部において成苗を移植する場合で5月6...
要約 香川県の地酒用酒米品種として「さぬきよいまい」を育成した。「さぬきよいまい」は本県の奨励品種である「オオセト」に比べて、成熟期が12日程度遅く、多収で千粒重が重く、タンパク質含有率が低く、酒造適...
酒造好適米「三重酒18号」の奨励品種採用(予定)と多収・高品質栽培法
要約 早生で多収の酒造好適米品種「三重酒18号」を奨励品種に採用する(予定)。本品種の高品質米生産のための適移植時期は4月下旬から5月上旬である。また基肥を窒素成分で0.5kg/a程度施用することで、60kg/a程...
要約 高温登熟条件下における胴割れ米発生を軽減するためには、登熟初期の高気温を回避する作期選択や圃場内地温を下げる水管理が有効である。また、登熟期間の葉色値が高いと胴割れ率が低下する傾向にある。 キ...
要約 「北陸酒206号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、長稈、中間型の系統である。醸造時のアルコール収率および生成酒のアミノ酸度は「山田錦」並であり、やわらかさと深みのある酒質を示すことから、...
耐冷、多収、低蛋白質の水稲酒造好適米新品種「彗星」(空育酒170号)
要約 水稲「空育酒170号」は大粒で心白を有する中生の酒造好適米系統である。千粒 重が重く多収であり、穂ばらみ期耐冷性が強く、蛋白質含有率が低い。「初雫」の全てと不適地に栽培されている「吟風」および「き...
要約 北海道の酒造業者は、「吟風」に対して「解け具合」、「蛋白」、「着色具合」、「供給安定性」、「千粒重」、「心白」の順で改善を望んでいる。これらを改善すれば、府県産米よりやや安価な16,000円/60kg程...
要約 水稲「とちぎ酒14」は、晩生の早に属する粳種である。千粒重は「若水」と同程度に重く大粒で、「若水」より2割程度収量性が高い。心白の発現は小さく少ない。玄米タンパク質含有量が低く、淡麗ですっきりし...
要約 造好適米早生品種「風鳴子」は4月中旬に移植を行う。施肥法は、基肥、穂肥施肥体系とし、10a当たり窒素施用量として基肥は6kg、穂肥は3kgとする。穂肥施用時期は、出穂約20日前とする。 キーワード イネ、...
要約 長稈の酒造好適米品種「祝」において、打ち込み式代かき同時土中点播栽培技術を導入する場合は、点播間隔を広くすることにより移植栽培並みの耐倒伏性が得られる。 キーワード イネ、祝、長稈品種、湛水直播...
丸亀扇状地型平野における浅層地下水の灌漑水としての反復利用の実態
要約 「吟の夢」では速効性の高度化成肥料を用いた基肥、穂肥体系とし、基肥は窒素成分(/10a)で5kg、穂肥は3kg施用する。これより、m2当たり籾数が24,000粒以下に制御され、玄米千粒重が24g以上でタンパク質含有...
要約 水稲「むさしの酒6号」は、外観品質が良く、酒造適性に優れ、普通植栽培で多収の酒造好適米である。 キーワード イネ、酒造好適米、むさしの酒6号
背景・ねらい 本県の清酒製造量は全国でも有数であるが...
要約 酒造用一般米(かけ米)「ちくし58号」は、成熟期が「ヒノヒカリ」より2日~3日程度早い“中生の早”である。耐倒伏性は“強”である。「レイホウ」と比較して、収量性は優れ、玄米品質はやや優れる。千粒重はや...
要約 高知県の早期栽培向き酒造好適米品種「風鳴子」を育成し、奨励品種に採用された。「風鳴子」は「一本〆」とほぼ同熟期で大粒、いもち病に強い。収量は同程度で、外観品質は良く、酒造適性及び醸造した酒の特...
要約 酒造用好適米「ちくし酒57号」は、成熟期が「山田錦」より2日~3日程度早い“中生の中”である。「山田錦」と比較して、耐倒伏性は優れ、葉いもち圃場抵抗性は“やや強”とやや優れる。収量性、玄米品質は同程度...