要約 ナスpad-1変異体は、オーキシン生合成の逆反応を触媒するアミノ基転移酵素の機能欠損により子房に高濃度のインドール酢酸(IAA)を蓄積し、単為結果性を示す。原因遺伝子Pad-1のトマトとピーマンにおけるオル...
収量および果形の優れる単為結果性のナスF1品種「あのみのり2号」
要約 「あのみのり2号」は「あのみのり」と同等以上の高い単為結果性を有し、着果促進処理を行わなくても果実は正常に肥大する。さらに、「あのみのり」よりも収量性および果形が優れる。 キーワード ナス、単為...
要約 ナスの全ゲノムを解読して得られた8.33億塩基のDNA配列は42,035個の遺伝子を含み、そのうち7,614個はナスに特徴的である。これらの配列や連鎖地図上の位置などの詳細情報をデータベースとして公開している。...
ナス系統「AE-P03」の主要な単為結果性遺伝子座と育種選抜マーカー
要約 単為結果性ナス系統「AE-P03」にみられる非受粉条件での果実肥大性は、第8染色体上の遺伝子座Cop8.1によって支配される。本形質は、近傍のDNAマーカーemf21H22およびemh11J10により選抜できる。 キ...
単為結果性ととげなし性を併せ持つ促成栽培用ナス新品種「試交05-3」
要約 単為結果性ととげなし性を併せ持つナス新品種「試交05-3」は、年内収量、上物率、果実形質(果皮の光沢、日持ち性)に優れ、適応作型は促成栽培である。 キーワード ナス、新品種、単為結果性、とげなし性、...
要約 単為結果性ナス「あのみのり」を防虫ネット被覆ハウス内で栽培すると、ミツバチによる着果管理を行わなくても、露地と比較して可販果収量が増加する。この可販果収量は、普及品種「くろべえ」(ミツバチ放飼...
要約 ホルモン型の除草剤であるクロピラリドが牛ふん堆肥中に残留している場合、トマト栽培における生育障害の原因となることがある。トマト以外でもナス科、マメ科、キク科、セリ科に属する作物はクロピラリドに...
要約 ヨーロッパ産単為結果性品種と国産ナス品種を素材として、単為結果性F1系統「はつゆめ」を育成した。「はつゆめ」は、国内初の単為結果性をもつナス品種であり、高い結果率と良好な果実品質を示す。 キーワ...
要約 「あのみのり」は高い単為結果性を有するため、低温期に着果促進処理を行わなくても果実は正常に肥大する。果実は長卵形で果皮の光沢に優れ、果実外観は良好である。 キーワード ナス、単為結果性、省力適性...
要約 単為結果性ナス系統「AE-P03」は、経済的栽培品種の結実率が低下するような高温条件下においても高い結実性を示す。 キーワード 結実率、高温、単為結果、ナス 背景・ねらい ナスは高温や低温によって結...
無加温ハウス栽培におけるナス単為結果性系統利用の省力効果と生産性
要約 ナス単為結果性系統は、寒冷地の無加温ハウス栽培において、受粉処理なしでも5月から11月まで収穫が可能である。従来品種に比べて収量性が劣るが、市場性も十分であり、処理労力や資材費が削減できることか...
促成作型における単為結果性ナス系統「96-1」の特性および主枝仕立法
要約 野菜茶業研究所が育成した単為結果性ナス系統「96-1」は、促成作型の全期間単花処理を省略しても大部分の果実が正常に結果肥大するが、「筑陽」より果長が短く、果肉が硬い。また、「96-1」は2本垂直仕立で...
要約 植物ホルモンを含まない培地で培養された単為結果性ナス子房は肥大し、 非単為結果性ナスは肥大しない。単為結果性ナスにおいてオーキシン含量は培養期間中高く維持され、内生オーキシンの子房肥大への関与...
要約 欧州より導入したナスの果実が正常に肥大する単為結果性には、不完全優性の1遺伝子が関与する。国内品種にみられる「石ナス果」は、導入品種で発生がなく、着果促進に働く遺伝的特性と判断される。両タイプ...