ホルクロルフェニュロン添加によるナシ「豊水」の溶液受粉における結実率向上
要約 ニホンナシ「豊水」において、ナシの溶液受粉用の液体増量剤にホルクロルフェニュロン(CPPU)2ppmを添加することによって、溶液受粉による結実率を向上させることができる。 キーワード ニホンナシ、溶液受粉...
要約 ニホンナシ「あきづき」および「秋麗」において、溶液受粉によって慣行の梵天受粉と同等の結実率、果実品質を確保することが可能である。 キーワード ニホンナシ、溶液受粉、省力化、結実 背景・ねらい ニホ...
要約 日本ナシ「幸水」のハウスおよび露地栽培で寒天0.1%添加した10%ショ糖溶液を用いた人工受粉では、花粉希釈倍率が250倍で慣行の梵天受粉と同等の結実が確保でき、果実品質もほぼ同程度であるが完全種子数は少...
ニホンナシ「新生(しんせい)」と「秋麗(しゅうれい)」の受粉樹としての利用方法
背景・ねらい 現在のニホンナシ主要品種は自家不和合性であるため、結実確保のための人工受粉とそれに用いる花粉採取は重要な作業である。花粉採取用の受粉樹は「新興」、「二十世紀」、「長十郎」等が用いられて...
要約 日本ナシ「新高」では、「新興」、「にっこり」、「鴨梨」等が受粉用品種として適する。全花そうの約半数の花芽の先端を3/4程度切除すると摘果時間が約1/2に短縮でき、受粉に羽毛回転式接触型の人工受粉機を...
要約 「新高」に「新星」を交雑し、日本なし新品種「歓月」を育成した。「新高」に続いて「愛宕」より10日程度早く収穫できる晩生の赤なし品種で、果重は700g程度の大果となり、果肉質が優れている。氷温でおよそ...
要約 日本なし「南月」は「越後」に「新水」を交配し、育成したもので、育成地(長野県下伊那郡高森町)では9月上~中旬、「幸水」と「豊水」・「二十世紀」の間に収穫になる中生種で、糖度が高く良食味の青なし...
要約 日本なし 「幸水」は高樹齢化によって樹勢低下が目立ってきているが、摘らいによって短果枝の展葉数が増加し、新梢の発生も多くなり樹勢回復に有効である。果実肥大は促進され、小玉果が減少し収益性が向上...
日本なし「幸水」の波状棚・早期加温栽培の軽作業・労働分散効果
要約 積雪地域における日本なし「幸水」の周年被覆・単棟ハウス、波状棚・斜立主幹形による早期加温栽培は、平棚での従来施設栽培より作業姿勢が改善され、労働時間も短縮できる。また、露地との組合せにより、集...
鉄砲式乾電池受粉機を用いた日本なし「幸水」の人工受粉の省力化
要約 日本なし「幸水」の人工受粉に鉄砲式乾電池受粉機を用いると、慣行の梵天使用に比較して、花粉使用量が約6割節約され、受粉時間は約3割短縮し省力化される。また、着果および果実品質には影響がない。 背景...
日本なし花粉採取専用樹の超低樹高仕立てによる花粉採取の効率化
要約 H型整枝および一文字整枝は、樹形の完成が遅いが、1樹当たり花粉採取量が多く、花粉採取量に対する切り枝採取時間も短いので花粉採取専用樹に最適である。開心自然形は、早期から安定的に花粉を採取するのに...
要約 日本なし「八里」の収穫適期は満開後105日~115日であり、収穫に適した果皮色はナシ地色用カラーチャートの値で3~4である。また、着果枝については腋花芽より2、3年目の短果枝で果重が大きく、果実の変形が...
「ラ・フランス」より早く出荷できる西洋なし新品種「越さやか」
要約 「バートレット」に「ラ・フランス」を交雑して西洋なし新品種の「越さやか」を育成した。収穫適期は9月下旬で、10月上旬から可食期となる中生品種であり、食味は甘酸に富んで良好である。花芽着生が良く早...
要約 動力散粉型人工受粉機の利用による日本なしの受粉は、慣行の手受粉に比べ花粉の使用量が2倍程度必要で、着果率はやや低くなるが、作業時間は1/6程度に軽減され実用性が高い。 背景・ねらい 日本なしの開花...
要約 開花前から多目的防災網を被覆し、その中で、1果そう1花に人工受粉することにより、日本なし「幸水」の予備摘果時間を約20~50%減少させることができる。 背景・ねらい 栃木県の日本なし栽培面積の約50%を占...
要約 「新水」×「42-6」の交雑により、日本なし新品種「あけみず」を育成した。「新水」より7~10日早く成熟する極早生の赤なし品種で、果実重は320g程度、糖度は13%前後で品質が優れている。 背景・ねらい 神奈...
要約 日本なし「豊水」では、花芽整理、摘蕾、摘花で花数を減らすことにより、受粉、摘果作業の省力化及び花粉使用量の削減と大玉の生産が可能である。 背景・ねらい 日本なしでは受粉、摘果、収穫調整等の作業に...
要約 杉浦らの開発した理論的なモデルである日本なし「幸水」の発育速度モデルを応用し、県内における露地での開花期を予測するための実用的なモデルを得た。さらに、日最高最低気温から推定された毎時気温データ...