要約 水稲「渡育240号」は道南地域向けの良質・良食味の晩生種で、「きらら397」の一部に替えて作付けする。「きらら397」と比較して食味に優れ、耐冷性が強く、同程度の収量性がある。 キーワード 水稲、晩生種...
要約 水稲「コシヒカリ」の打ち込み式代かき同時土中点播(ショットガン直播)栽培において、約50日で溶出する肥効調節型肥料を主体とする直播専用肥料を基肥として施用すると、直播栽培の施肥法として従来指導し...
要約 トマト栽培用の施肥と灌水の精密制御が容易な流量制御方式による点滴潅水施肥装置を開発した。本装置を用いた窒素の生育ステージ別の日施用により生育コントロールが容易となる。 キーワード トマト、精密制...
茨城県の早期・早植栽培におけるロングマット水耕苗移植栽培の作業体系
要約 ロングマット水耕苗移植栽培での作業体系を確立した。育苗の作業時間は、ha当8.5時間と慣行の約27%と省力性が高く、苗の重さは慣行苗の約5分の1で労働低減効果も高い。移植は、乗用田植機に苗ホルダーを装...
肥効調節型被覆肥料を利用した穂肥一括施用による玄米品質の向上
要約 速効性窒素肥料とシグモイド型被覆尿素を組み合わせた配合肥料をコシヒカリの穂肥として一括施用すると、慣行分施と同等以上の収量性を維持しながら、乳白粒や胴割粒などの発生を抑え、良質粒割合や食味値を...
要約 レンコン栽培において、生育に対応した被覆肥料を用い、節水管理することにより、慣行施肥量から30%窒素を減肥しても、慣行栽培と同等の収量が確保される。この場合、地表流出水の水量及び地表流出水・浸透...
母の日用栄養系ポットカーネーションC型鋼ひも給水栽培施肥技術
要約 C型鋼ひも給水栽培で栽培する場合、仕上げ期の5号鉢1鉢当たり総窒素量は1.0~1.4gである。さらに、タイプの異なる被覆複合肥料を混合し、基肥として全量施用すれば、栽培期間中に追肥をしなくも高品質な...
ウンシュウミカンにおける周年マルチ点滴灌水同時施肥法の体系化技術
要約 ウンシュウミカンの品質向上と管理の省力・軽労化を実現するために周年マルチと点滴灌水施肥法を組み合わせた技術を開発し、導入普及のための年間栽培管理基準などに関する技術マニュアルを作成する。 キー...
水稲乾田直播栽培の初期水管理による苗立ち安定と除草剤散布回数の削減
要約 水稲乾田直播栽培において、浸種、播種後走水の処理を行うことで出芽揃い、出芽速度が高まり、播種後8日目以降、早期湛水を行っても苗立ちが安定する。早期湛水を行うことにより乾田期の除草剤散布回数を1回...
要約 黒大豆ガラを冬季に大量に鋤き込んだ水田では、水稲に対して、黒大豆ガラから初期の肥効が期待できるため、基肥を省き分げつ期以降に施肥することにより生育調節が容易になる。農産資源を有効に循環利用する...
要約 水稲乾籾を不織布に封入・貼付した再生紙マルチ直播シートを人力敷設機で敷設する湛水直播栽培法。代かき後落水し適度な土壌表面硬度になった田面に、直播シートを敷設することで、安定した出芽、苗立ちが確...
要約 福岡県の水稲準奨励品種候補「西海230号」は「ユメヒカリ」に比べて、成熟期が2日程度遅い晩生種である。穂数は多く、やや長稈であるが、耐倒伏性は優れる。いもち病は同程度にやや弱い。収量性は優れる。理...
要約 現地ほ場におけるキャベツ後ヒノヒカリの湛水点播直播栽培では、基肥窒素を慣行の移植栽培より2割減肥し、さらにキャベツ残さ由来の推定窒素量を減じた量とし、中干しを4日程度長くする技術を導入すると慣行...
要約 水稲湛水直播栽培の播種後落水管理により基肥の速効性窒素は湛水管理に比べ表面流去、揮散が多く、播種後60日で3/4が消失し、水稲による利用率は10%に満たない。しかし、追肥の速効性窒素肥料および基肥の...
代かき同時播種機を用いたコシヒカリの湛水土中点播による安定栽培技術
要約 適正播種深度を確保するのには、ゴルフボールの露出高5~20mm程度の播代硬度とし、ひたひた水状態で30×20cmに播種する。基肥窒素量は慣行施肥が移植の40%減肥、全量基肥ではLP40とLPS120のブレンド肥料で...
被覆尿素を利用した苗箱施肥法による「コシヒカリ」の穂肥の省力化
要約 溶出特性の異なる2種類の被覆尿素を混合し、育苗箱に層状に施用することによって、本田への穂肥を省略し、安定生産できる「コシヒカリ」の苗箱施肥法を確立した。 キーワード コシヒカリ、被覆尿素、苗箱施...
要約 短強稈で倒伏抵抗性が大きい「ゆめおうみ」は、日平均気温が15℃を下回る4月下旬に播種する湛水土中直播栽培にも適応できる。苗立数はm2 当たり60~110本、 穂数はm2 当たり400~450本の範囲で、収量は10a...
トルコギキョウとの輪作体系に適した切り花ヒマワリの不耕起栽培
要約 ハウスの利用効率向上を図るため、6~8月出荷トルコギキョウの後作として、ヒマワリの不耕起栽培技術と、それを組み込んだ輪作体系を開発した。育苗方法は水稲育苗箱で1週間育苗が、栽植本数は2本/マルチ穴...
要約 シンビジウムの切り花栽培においてバークに竹の消炭を等量混合した培地を用いると,株の生育と切り花品質がバーク単用培地より優れ,ほぼ同程度の採花数が得られる。消炭は形状の変化がほとんどなく,バーク...
要約 農作物の生産安定や品質向上対策に役立てるため、水田土壌の実態調査を実施した。その結果、乾田率が高まるなど汎用化が進む一方で、浅耕化や石灰減少に伴う低pH、燐酸富化などの問題点が明らかになり、今後...