鹿児島県の秋作カボチャにおける花粉媒介昆虫の貢献と人工授粉に依らない栽培の可能性
要約 鹿児島県ではカボチャの播種時期を遅らせる抑制栽培(秋作)が行われている。その訪花昆虫の中ではトラマルハナバチの送粉効率が最も高い。ミツバチの送粉効率は劣るが、訪花頻度が高いことで受粉に役立ってい...
南方さび病に強い飼料用トウモロコシ一代雑種の新親品種「Mi29SRR」
要約 飼料用トウモロコシの親品種「Mi29SRR」(エムアイニジュウキュウエスアールアール)は、九州での早晩性が"中生の早"の自殖系統で、南方さび病抵抗性が強く、採種性に優れる。南方さび病抵抗性の一代雑種(F
ワラビー萎縮症に強い飼料用トウモロコシ一代雑種の新親品種「Mi116」
要約 飼料用トウモロコシの親品種「Mi116」(エムアイヒャクジュウロク)は、九州での早晩性が"中生の晩"の自殖系統で、ワラビー萎縮症抵抗性が強く、ワラビー萎縮症抵抗性の一代雑種(F1)品種の親として...
無加温ハウスにおける「田辺」ダイコン、「天王寺」カブの採種時期の早期限界
要約
無加温ハウスで「田辺」ダイコン、「天王寺」カブを採種栽培する場合、慣行の採種時期より1か月早く収穫(早刈り)しても発芽率60%以上の種子が採種できる。この場合の乾燥種子の1...
二条大麦の赤かび病防除適期は穂揃い10日後頃の葯殻抽出期である
要約 国内の二条大麦は閉花受粉性で、開花期(ほぼ穂揃い期)に葯が抽出しないが、開花10日後頃に葯殻が穎花の先端から押し出されてくる。この時期が赤かび病およびかび毒蓄積に対し急激に感受性が高まる時期であ...
スイカの半促成栽培における果実糖度および糖組成の推移と収穫適期
要約 スイカの半促成栽培において、果実糖度および糖組成の推移と果実品質の低下の関係から、果実内容成分は受粉後日数との関係が高く、収穫適期は短い。よって、受粉後日数により成熟日数を算定すると精度が高い...
要約 自家和合性遺伝子S4'を持つオウトウ品種・系統を用いた組合せから得られた後代実生について、DNAマーカーを用いてS遺伝子型を判定することにより、播種当年で自家和合性を有する実生を効...
要約 ズッキーニのハウス抑制栽培において、ハウス屋根面を外部遮光し、さらにマルチ資材として地温上昇抑制型フィルムを併用すると、規格外果の発生が少なく、8・9月の前期収量が安定する。 キーワード ズッキー...
要約 受粉後7週間程度経過したトルコギキョウの未熟果を植物体から切り離し、種子が乾燥するまで13℃前後の温度に置くと、その種子は高温の環境に播種されてもロゼット化しにくくなる。この登熟中の低温処理と、吸...
要約 シロイヌナズナの花芽形成抑制遺伝子と相同な遺伝子MdTFLをリンゴから単離した。MdTFLの過剰発現はシロイヌナズナの開花を遅延させた。MdTFLのアンチセンス遺伝子を導入した組換えリンゴは8~11ヶ月で開花し...
花芽形成に関連した遺伝子の組換えによる早期開花性リンゴの作出
要約 シロイヌナズナの花芽形成抑制遺伝子と相同な遺伝子 MdTFL をリンゴから単離した。MdTFL過剰発現はシロイヌナズナの開花を遅延させる。一方 MdTFLアンチセンス遺伝子を導入した...
高温処理による生理的花粉不稔を利用したサヤインゲン簡易交配法
要約 サヤインゲンに高温ストレスをかけると花粉不稔が生じる。この性質を利用して種子親に高温処理して開花当日に正常花粉を授粉する簡易な交配法により、高い交配成功率でF1雑種種子が得られる。 背景・ねらい ...
高温処理による生理的花粉不稔を利用したサヤインゲン簡易交配法
要約 サヤインゲンに高温ストレスをかけると花粉不稔が生じる。この性質を利用して種子親に高温処理して開花当日に正常花粉を授粉する簡易な交配法により、高い交配成功率でF1雑種種子が得られる。 キーワード ...
要約 イネのF1葯培養において、倍加半数体(A2世代)における穂系統内分離の頻度を、約10%程度と推定した。これを目減り分として補正し、適正な葯培養規模を設定するための指針とする。 背景・ねらい 水稲育...
要約 「島根3号」の実生繁殖後代から「徳育1号」(仮称)を選抜、育成した。本品種は「島根3号」と比較して、根茎が大きく、すり下ろした時の辛みは同程度で、墨入病に比較的強い。 背景・ねらい 山口県内で...
要約 ウメ新品種候補「ウメ筑波6号」は「白加賀」と「地蔵梅」の交雑実生から選抜された中生のウメである。果実は30g前後で整い、外観が優れ、青梅及び梅干し原料としての品質も良好である。適正な受粉樹の混植...
要約 ゴマノハグサ科花きのトレニアにおいて、アグロバクテリウムによる効率の高い形質転換系を開発した。本転換系は花きにおける遺伝子の機能解析実験系として有用である。 背景・ねらい 形質転換技術は花き...