六条大麦を用いた飼料用イネ−飼料用大麦の周年多収粗飼料生産技術
要約 関東地方の平坦地水田において、六条大麦を11月上旬に播種すると、5月中旬には発酵粗飼料としての収穫・調製が可能で、収穫機械を飼料用イネと共用可能な周年粗飼料生産体系を構築できる。年間の全刈り乾物...
要約 「なつあおば」は極早生の多収系統で、熟期の異なる稲発酵粗飼料用品種との作期分散による収穫期拡大により、刈り遅れによるサイレージ品質の低下を防ぐことができる。 キーワード イネ、飼料イネ、極早生、...
「べこあおば」は関東地域で飼料用米・稲発酵粗飼料兼用品種として利用できる
要約 茨城県南部で「べこあおば」を多肥条件で栽培すると、5月中旬移植で粗玄米重が800kg/10a以上となり、飼料用米として利用できる。6月上旬播種の湛水直播栽培では、黄熟期の地際刈り乾物重が1500kg/10a以上と...
温暖地の稲麦二毛作向き多収低アミロース米水稲新品種候補系統「関東224号」
要約 水稲新品種候補系統「関東224号」は温暖地東部での熟期が早生の晩に属する低アミロース米系統である。良食味で縞葉枯病抵抗性を有し、晩植で多収である。麦跡栽培向けの品種として期待できる。 キーワード ...
飼料イネの麦間直播は窒素多用栽培でもイチモンジセセリの発生量が少ない
要約 埼玉県の米麦二毛作体系において、飼料イネの麦間直播栽培は、耕畜連携における家畜由来液肥の窒素成分を増収目的で多用した場合でも、イチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の発生を抑制できる。 ...
飼料イネの重要害虫イチモンジセセリは麦間直播栽培で発生を抑制できる
要約 埼玉県の米麦二毛作地帯において、飼料イネの麦間直播栽培は、慣行の麦あと飼料イネ栽培に比較してイチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の発生を抑制することができる。 キーワード 飼料イネ、イチ...
要約 飼料イネ「はまさり」の小麦あと湛水直播栽培では施肥水準は総窒素成分で8~9kg/10a、苗立数は平米当たりで条播は75本前後、散播は75~150本を確保することで、移植栽培並みの乾物収量1.2t/10aが確保できる...
要約 飼料イネ「はまさり」の不耕起麦間直播栽培は、チウラム粉衣した種子を3月中旬までに播種し、苗立数を平米当たり150本以上確保することで移植栽培並の乾物重量が得られる。施肥水準は緩効性化成肥料を用いて...
要約 稲発酵粗飼料として利用される専用品種「ホシアオバ」は移植時期が遅くなると出穂期が遅れる。直播栽培での苗立ちは良好である。多肥により長稈となり、黄熟期乾物収量も増加するが、堆肥施用時の窒素施肥量...
要約 稲発酵粗飼料として利用される専用品種「ホシアオバ」は移植時期が遅くなると出穂期が遅れる。直播栽培での苗立ちは良好である。多肥により長稈となり、黄熟期乾物収量も増加するが、堆肥施用時の窒素施肥量...
集落共同作業組織への水稲直播栽培導入の影響と組織運営改善効果
要約 集落共同作業組織に水稲直播栽培(ショットガン直播)を導入すると、作業時期の分散により機械装備台数が削減できる。また、移植補助労働の削減により10a当たり春作業時間は20%強の減少が見込まれる。機械償...
牛・豚尿液肥の水田水口施用による稲発酵粗飼料用イネの生産特性
要約 稲発酵粗飼料用イネの栽培において牛・豚尿液肥の水田水口施用は、増収効果が非常に高く、大量1回施用よりも少量複数回施用が肥効が良く、施用窒素は土壌にほとんど蓄積しない。栄養成分では粗蛋白含量が増...
要約 水稲不耕起直播を立毛中の小麦条間に行う場合、シイグモイド溶出型100日タイプ及び同120日タイプ被覆尿素を4:6に配合した肥料を種もみと同条施用する全量基肥体系において、小麦の品質に影響することなく、...
要約 愛知式不耕起播種機を用いて、11月下旬から12月上旬に小麦と水稲種子を同じ播種溝へ同時播種する。水稲出芽時には小麦との水分競合によって水稲の夭折が発生し苗立率が低下するため、小麦成熟後期に明きょ通...
打ち込み式湛水土中点播直播栽培における水稲育成系統「西海238号」の直播適性
要約 水稲の代かき同時土中点播直播において、育成系統「西海238号」はヒノヒカに比べ出芽性および耐倒伏性に優れ、また遅播きでも出穂期、成熟期ともに早いので、稲・麦二毛作における湛水直播栽培の播種期幅拡...
キャベツ後作水稲の打込み式湛水土中点播栽培に適する良食味水稲品種
要約 キャベツ後作で窒素量が多い圃場条件において、湛水土中点播栽培に適する水 稲品種は、苗立ち率、倒伏程度、いもち病、収量、検査等級および食味から総合的に判断して「どんとこい」が最も有望で、次いで「...
秋季代かきと播種同条施肥による水稲麦間不耕起直播栽培の省力安定化
要約 小麦播種前の秋代かきによって前作残さがすき込まれほ場が均平になるため、水稲の播種精度が向上し出芽・苗立ちが安定する。さらに、ヒエなどの夏雑草が減少し除草剤の効果が高まる。また、水稲播種時に基肥...
稲-麦二毛作における湛水直播栽培に適した良食味水稲品種「つくし早生」、「ほほえみ」
要約 福岡県農業総合試験場・農産研究所・栽培部・作物品種研究室、筑後分場・普通作物研究室[連絡先]092-924-2848、0944-32-1029 背景・ねらい 稲-麦二毛作体系による大規模経営を可能にするには低コスト化と...
スクミリンゴガイ生息圃場における麦用播種機を利用した水稲の簡易代かき同時直播による栽培体系
要約 麦播種機を利用した水稲の簡易代かき同時直播栽培は,播種後の落水管理によって,スクミリンゴガイの食害を回避できるとともに,移植栽培とほぼ同等の収量・外観品質が得られる。水管理は播種後20~25日まで落...
要約 6月散播湛水直播水稲では、極早生品種を除き、紋枯病の発生が少なく、経済的被害許容水準よりも低いことから、薬剤防除は不要である。 背景・ねらい 近年、環境への影響や食糧の安全性に対する懸念から農薬...