台木用ピーマン品種を用いた接木栽培で可食部カドミウム濃度が低減する
要約 ピーマン類を高カドミウム土壌(2.1 mg/kg)で栽培すると、可食部カドミウム濃度には品種間差があり、国際基準値(0.05 mg/kg)を超える場合があるが、台木用ピーマン品種「台助」に接木すると、可食部カドミウ...
要約 大豆植物体において土壌環境下で起こる湿害や乾燥ストレス等を生物フォトンの放射量の相違によって識別でき、根の湿害を地上部で植物体の非破壊系で検出するために生物フォトン照射を利用できる。 キーワー...
要約 イネ遺伝資源36品種等の中でもブラジル原産の陸稲品種IAC25は高い生物的硝化抑制活性をもつ。IAC25は硝化抑制活性の弱い日本晴よりも土壌中で硝酸態窒素の蓄積を抑制する。 キーワード イネ、根分泌液、硝酸...
要約 亜熱帯サバンナ地域において、連作大豆畑に農牧輪換システムを導入すると大豆の生産性は回復し、放牧草地期間が長く粗放牧利用の方が、放牧草地期間が短く集約利用するより、その効果は大きい。これには、有...
リンゴのわい性台木は根の師部が厚く、蒸散流量が抑制されている
要約 リンゴのわい性台木では、蒸散に伴う根からの水の吸収および幹内の水の流れ(蒸散流量、Sap flow)がわい化させる能力に応じて抑制されており、その蒸散流量の抑制は、根の師部の厚さと相関がある。 キーワー...
コムギ縞萎縮病抵抗性で、ブレンド適性に優れる超強力秋まき小麦「北海261号」
要約 「北海261号」はコムギ縞萎縮病抵抗性に優れる超強力秋まき小麦である。「ホクシン」等の中力小麦とブレンドすることにより、優れた製パン適性を示す。 キーワード 秋まき小麦、コムギ縞萎縮病抵抗性、超強...
要約 ウメ「十郎」にみられる葉の黄白化症状を示すマンガン欠乏症は、葉中マンガン濃度が25 mg kg-1以下、土壌中の交換態マンガン濃度が40 mg kg-1以下、土壌pHが6.0以上の時発生が懸念される。 キーワード ウ...
要約 ちりめんじわの発生には子実肥大盛期前後の作物体の老化が関係し、施肥等による生育後半の栄養状態の改善が発生低減に有効である。亀甲じわは成熟期後の乾燥過程において発生するが、収穫時期を早めることに...
要約 微生物資材A、B、C、Dのいずれかを10a当たり500kg、または有機物資材E、Fのいずれかを10a当たり1t全面全層施用することにより、レタス根腐病の発病度が低下した。 キーワード 微生物資材、有機物資材、レタ...
コシヒカリ施肥対応を目的とした陽イオン交換容量の地理情報システム化
要約 土壌陽イオン交換容量は5月上旬移植コシヒカリの玄米窒素含有率・収量に対するカテゴリー基準となる。15me以下では基肥増肥で増収効果がある。20me以上では基肥は少なくする。地理情報システム化により、施...
黒ボク土での夏秋ピーマンのかん水施肥栽培による尻腐れ果低減効果
要約 黒ボク土での夏秋ピーマン「さらら」のかん水施肥栽培は、好適土壌水分値が維持され、尻腐れ果の発生が低減する。また、3~5割減肥しても慣行栽培に比べ肥効が高く、果実収量は慣行栽培を10~15%上回る。 キ...
要約 育苗期の高温により発現するトルコギキョウのロゼット性の程度は、たん水および日最低気温摂氏25度以上の高温条件で栽培し、ロゼット化率を相対評価することにより判定できる。野菜・茶業試験場久留米支場花...
要約 〔要約〕育苗期の高温により発現するトルコギキョウのロゼット性の程度は、たん水および日最低気温25℃以上の高温条件で栽培し、ロゼット化率を相対評価することにより判定できる。 キーワード 育苗、高温...
要約 水田土壌にリン酸が蓄積している実態にもとづき、水稲のリン酸吸収量と土壌中の可給態リン酸(トルオーグ法)水準に対応したリン酸施肥基準を策定し、可給態リン酸30mg/100g以上では無施用とした。 背景・ね...
土壌診断に基づく青果用かんしょ「ベニオトメ」の適正なカリウム施用法
要約 「ベニオトメ」の上イモが最適収量を得るために必要なカリウム(K)量は約170kg/haである。かんしょ苗植付け前の土壌中のK(IN酢安抽出)濃度から生育に有効なKの存在量が推定出来る。最適収量を得るには「...
要約 「はえぬき」の穂揃期における茎葉ケイ酸濃度を8%以上確保することができれば、穂いもち病発生程度を10%程度軽減することが可能である。 背景・ねらい 近年、環境保全型農業の推進に伴い各種資材による土づ...
要約 施肥量が少ないほどトマト茎葉の生育は抑制され、果実の糖度は低下する。収量は標準施肥(N20kg/10a)より30%の減肥条件では増収するが、60%の減肥条件では減収する。減肥による生育、収量の抑制は接ぎ木...
要約 10年間における農家の施肥量と有機物施用の実態をまとめた。窒素肥料は減少、リン酸は微増傾向にあった。加里は変化がなく、ケイ酸は施用圃場、施用量とも減少している。堆肥は施用圃場が減少しているが、継...