要約 水稲不耕起乾田直播栽培の除草体系において、播種後~水稲出芽前の土壌処理剤と非選択性の茎葉処理剤の同時処理により、冬雑草を主対象とする播種前1~2回の除草剤散布が省略できる。 背景・ねらい 水稲...
要約 乾田直播栽培の畑期間に使用する茎葉処理除草剤は、処理時期等によって殺草限界が異なる。DCPA乳剤はベンチオカーブ乳剤との播種後同時処理に適し、シハロホップブチルベンタゾン液剤とビスピリバックNa...
要約 落水出芽法による湛水直播水稲は、慣行出芽法に比べて、根張りが良く、初期生育が旺盛なため、除草剤の薬害が軽減される。また、落水出芽法では、水稲 1.5葉期以降に数種移植用除草剤利用の可能性があること...
要約 降雨の多い鳥取県に適する省力技術として、極早生~中生品種を用い、播種量5~6kg/10a、播種溝施肥、除草剤散布4回を基本とする不耕起乾田直播栽培体系を確立し、作業時間を移植栽培の約6割とすること...
要約 汚泥フロックや団粒のモデルとしての透水球を作成し、その沈降速度を実測と理論より明らかにした。特に、細管中の沈降におよぼす壁面効果を明らかにし、透水球の沈降理論の修正を行った。 背景・ねらい 汚泥...
要約 DBNを処理したほ場にかぼちゃを栽培すると異常果が発生する。異常果発生生ほ場土壌のDBN残留分析による発生予測は困難であるが、異常果の非破壊判定法として水浸漬法は有効である。 背景・ねらい DBN剤処理...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用いた水稲不耕起乾田直播栽培
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機による水稲不耕起乾田直播栽培は、普通期移植地帯での大幅な省力化と生産費の削減を可能とする。播種適期は4月下旬から5月中旬で、「岐108号」を用いた全量基肥栽培では移...
要約 早期栽培におけるイボクサの発生消長は、始期が3月下旬、盛期が3月末~4月上旬で、代掻き後の再生個体が主たる増殖源である。除草には収穫後と春の耕起、代掻きによる埋没が有効で、除草剤では耕起前のジク...
要約 多年生外来雑草ワルナスビが種子及び根片繁殖した場合、その根部は水平方向にはあまり伸長しないものの地中深くまで伸長し、作土層の根群がロータリ耕耘により切断、攪乱されることにより地上茎の分布域も圃...
水稲乾田直播栽培におけるシハロホップブチル含有剤を利用した雑草防除体系
要約 水稲乾田直播栽培における雑草防除体系は、播種直後の土壌処理+乾田期の茎葉処理+湛水後の土壌処理の3回処理が効果的である。乾田期の茎葉処理は新規除草剤のシハロホップブチル・ベンタゾン液剤又はシハロ...
要約 乾田直播栽培における約1ケ月に及ぶ乾田期間の除草を効率的、効果的に行うための除草剤の選択および処理体系を策定した。土壌処理剤と茎葉処理剤、または茎葉処理剤2回の組合せで、安定した除草効果が得られ...
要約 汎用水田の湛水に伴う土壌窒素の富化効果は、1~3gm-2程度あり、土壌処理では、わら表面施用>代かき処理>わら混入処理の順で効果が高く、いずれも転換畑で効果か大きい。また、窒素富化量と湛水培養窒素と...
水稲用アミド系除草剤の土壌溶液中濃度と雑草感受性値を用いた残効期間の推定
要約 水稲用アミド系除草剤,プレチラクロール,テニルクロールおよびメフェナセットの残効性は,1)田面水および土壌表層(0-1cm)における土壌溶液中薬剤消長と,2)イヌホタルイ,タイヌビエの感受性値から予測でき...
要約 削耕方式の不耕起直播栽培では、「冬期の削耕処理→播種前または播種後のグリホサート剤散布→乾田期の茎葉処理剤散布→入水後の土壌処理剤散布」の除草体系が有効である。積算有効気温からイヌビエの葉齢とイ...
要約 稲収穫後から播種までの間に土壌表層2~3cmを削耕・整地し播種する、三重式不耕起播種機を用いた水稲の直播栽培技術を開発した。播種・覆土精度が高く安定した苗立ちが得られ、条間を25cmとし側条施肥とイネ...
トウモロコシ栽培におけるイチビに対する除草剤施用の意志決定支援システム
要約 三重県内のトウモロコシ畑に発生したイチビのライフサイクルをシステムダイナミックス手法によりモデル化し、特に土壌処理剤施用後の残存個体の本数により茎葉処理剤施用の有無を決定するシミュレーションモ...
土壌処理農薬が土壌微生物バイオマスと微生物活性へ及ぼす影響評価
要約 殺菌剤類(フルスルアミド、フルアジナム、PCNB)を標準の10倍量施用すると、土壌の微生物バイオマスの指標となるATPが低下する。また、標準量の施用でも連用(5年10作)により、土壌の微生物バイオマスと微生物...
要約 水稲不耕起乾田直播栽培において播種後に発生するヒエは入水前のシハロホップブチルを含む茎葉処理剤で防除できる。よってヒエに対する茎葉処理剤の散布時期は播種直後および入水前を基本とすればよい。 背...
クロルピクリンくん蒸剤の土壌処理によるにんにくのイモグサレンセンチュウ防除
要約 クロルピクリンくん蒸剤は下層土にまで生息するイモグサレンセンチュウを防除することができ、収穫後におけるにんにくりん球の被害防止に有効である。 背景・ねらい 現在、イモグサレセンチュウの土壌消毒剤...
要約 外来雑草のガガイモは生活環が2年以上にわたる多年生雑草であり、栄養繁殖器官である横走根はロータリ耕耘により約10cmに切断される。この切断された根片は1年間で10m以上に伸長し、次年度の耕耘により圃場...