要約 侵入初期段階のワルナスビは、除草剤を用いた化学的防除とソルガムの作付けによる耕種的防除により生育抑制ができる。 キーワード 雑草、ワルナスビ、化学的防除、耕種的防除、ソルガム、遮光、生育抑制 背...
生分解性フィルムを用いたタマネギ安定生産のための省力的マルチ栽培
要約 生分解性黒色フィルムをマルチ資材としてタマネギ作に用いることで、その品質を損なうことなく、黒ポリマルチと同等の増収効果が得られる。タマネギの茎葉の生長により、畝裾部でフィルムが崩壊しても風によ...
要約 土壌処理型除草剤メトラクロールは、土壌の種類に関係なく、処理後早い時期の土壌表層における土壌水分の高い方が、残効期間が長い。 背景・ねらい 畑地における土壌処理型除草剤の効果(残効期間)は水田に...
養分競合がもたらす非病原性および病原性フザリウム菌の密度変動
要約 非病原性フザリウム菌を土壌に前処理すると後に接種したホウレンソウ萎凋病菌の増殖は抑制されるが、グルコース等の養分供給により病原菌の密度増加が始まる。このことから、非病原菌による発病抑制には病原...
短日条件と群落内環境はショクヨウガヤツリの塊茎形成を促進する
要約 ショクヨウガヤツリは、短日条件では、塊茎形成までの期間が短くなり、地上部の生育が小さくても塊茎を形成する。塊茎形成は、明期の時間に関わらず、13時間以上の暗期により促進され、暗期の長さによって制...
要約 サイレージ用とうもろこしを早播きした時のマルチ栽培では、収穫までの日数が7日短縮し、極早生・早生品種では増収する。雑草の抑制には白マルチよりも黒マルチで効果が高い。 背景・ねらい サイレージ用と...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
効果の長い除草剤と除草効果の持続性検定による芝草の雑草防除技術
要約 芝地において秋期のスズメノカタビラの発生前にジチオピル(ディクトラン)乳剤、プロジアミン(クサブロック)水和剤、ペンディメタリン(ウェイアップ)フロアブルなどの効果の持続性が長い除草剤を散布し、翌春...
要約 定植時にエチルチオメトン,ジメトエート,カルボスルファン3%,イミダクロプリド,ニテンピラム,チアメトキサム,クロチアニジン,ジノテフランのいずれかの粒剤を土壌処理すると,葉ネギのネギアザミウ...
麦圃雑草カズノコグサの除草剤と中耕・土入れを組み合わせた防除法
要約 カズノコグサ多発生の麦圃場では、播種直後処理剤とチフェンスルフロンメチル細粒剤の体系処理を行ことにより、チフェンスルフロンメチル水和剤体系と同様に残草量を7~8%に抑えることができる。さらに中耕...
要約 サトウキビ側枝苗栽培(NiF8春・夏植え、Ni9夏植え)の雑草防除は、活着後に除草剤DCMU50g/10aを土壌処理することで、除草効果が高く、薬害による生育阻害はほとんどみられなかった。沖縄県農業試験場八重山...
キシュウスズメノヒエに対するシハロホップブチル含有粒剤の効果
要約 シハロホップブチル乳剤などの茎葉処理は、本田内で再生したキシュウスズメノヒエに対して収穫期まで高い防除効果を示すのに対して、シハロホップブチル含有粒剤の湛水土壌処理は、一時的に生育を抑制するが...
佐賀県におけるスルホニルウレア系除草剤抵抗性雑草の発生状況と抵抗性ミゾハコベに対する除草剤の適用性
要約 佐賀県においてSU系除草剤抵抗性のアゼナ類、ミゾハコベ、キカシグサの発生が確認された。抵抗性ミゾハコベ発生水田おいて除草効果があるのはピラゾレート、プレチラクロール、ジメタメトリン、オキサジクロ...
コントロールド・トラフィックシステムによる大豆・小麦の長期連作
要約 ワイドトレッド・トラクタと不耕起施肥播種機を組み合わせたコントロールド・トラフィックシステムにより大豆・小麦の連作を8年間続けても、土壌の膨軟性が維持でき省力的で安定した収量が得られる。 背景・...
塩化第二鉄による凝集処理と黒ボク土カラム処理を併用した畜産排水の脱色
要約 塩化第二鉄による凝集処理と土壌カラム処理を組み合わせた脱色システムは、カラムの目詰まりがなく、畜産排水の色度やリンを除去できる。 背景・ねらい 茶褐色の畜産排水は汚濁感が強く、周辺住民の苦情の...
要約 キャベツの直播栽培では、移植栽培に比較して雑草の発生量が多く、特に実生のスカシタゴボウの発生が著しい。スカシタゴボウには、土壌処理除草剤(トリフルラリン乳剤)の効果は劣るが、初期生育が緩慢であ...
畑作大豆に有効な土壌処理除草剤と株間除草機による雑草防除技術
要約 大豆作において、ボトムプラウ耕を行い、土壌処理除草剤と株間除草機を用いることにより効率的な雑草防除が可能である。 背景・ねらい 収穫時の残存雑草はコンバイン収穫での汚損粒発生の原因となっており、...
太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したとう菜の減農薬安定栽培技術
要約 とう菜栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が...
コンニャク根腐病菌のメタラキシル耐性検定法の確立と耐性菌の出現
要約 コンニャク根腐病の主要防除薬剤であるメタラキシル剤の防除効果が低下する事例が発生し、その原因として耐性菌の出現が確認された。また、感受性の検定方法として、V-8ジュース寒天培地に接種菌株を置床す...
温度、土壌水分、耕耘がイチビの出芽に与える影響と発生パターン
要約 イチビは温度で15℃以上、土壌水分で25~55%の水分域で発芽勢が高い。自然条件では降雨の2~3日後に発生が増加し、その傾向は約1ヶ月間続く。また、その後の耕耘の刺激により再度、出芽のピークが訪れ、10月...