放牧密度1頭/haのノシバ優占草地での肉用繁殖牛の養分摂取量と補給指針
要約 中国地方で1haあたり1頭のノシバ優占草地放牧を行った繁殖牛の養分摂取量と補助飼料の給与量を提示する。補給量(不足量)指針や子牛の発育面から9月まで維持期、妊娠末期、授乳期の繁殖牛が、11月まで維...
熱帯対応型サイレージ乳酸菌を評価するための実験モデル〔研究〕
要約 長さ約2cmに切断し、乾燥した後に高圧蒸気滅菌した熱帯牧草ネピアグラス(水分および糖含量を調整)の一定量をプラスチック袋に入れ、酵母およびコリ型細菌と評価すべき乳酸菌とを接種してから密封して培養...
要約 蹄底の負面面積(地面との接地面積)は削蹄後4ヶ月目から後肢内蹄と外蹄の差が大きくなり始め、6ヶ月目でその差は倍近くになることから、正しい蹄の形を維持するためには、この時期の削蹄が必要になる。また...
要約 跛行スコアに異常がみられるとボディーコンディションスコア(BCS)や繁殖性にも悪影響を及ぼす。1~2週間ごとの観察で跛行スコアの異常(スコア2の連続、3以上の観察)が観察される場合には、蹄疾患に罹患...
交雑種(黒毛和種雄×ホルスタイン種雌)肥育における父系統の影響
要約 父系統の異なる(但馬系、糸桜系)交雑種去勢牛に対し、同様の給与体系で肥育を行うと、但馬系に比べ糸桜系が飼料摂取量および増体量が大きくなる。それに伴い血中ビタミンAの推移、枝肉重量、および脂肪交...
要約 稲発酵粗飼料を乳用牛へ分離給与し、購入粗飼料(エン麦乾草)の代替飼料として利用した結果、乾物中約1割程度給与しても、乾物摂取要求量を充足し、乳量・乳成分などに変化は見られなかった。以上より稲発...
要約 ロジスティック回帰分析法により、乳牛の肢蹄疾患の発生に関与する畜舎環境上のリスクと生理的リスクを明らかにした。これは、各農家で肢蹄疾患になりやすい牛を早期に発見するための目安となる。 背景・ね...
要約 分娩前後の経産牛への高Ca飼料(Ca:0.87%)の給与は、血漿中Ca濃度に影響を与えないが、分娩後では低Ca飼料(Ca:0.49%)と比較し、骨形成マーカーのオステオカルシン濃度の低下を抑制し、骨吸収マーカーのデオ...
要約 飼料構成から日本飼養標準(乳牛・1999年版)を基に、過剰な粗蛋白質摂取量および搾乳牛からの窒素排泄量を推定するための演算ソフトウエアである。飼料構成に応じた窒素排泄量が推定されるので、窒素排泄量...
要約 放牧時推奨草丈における単播放牧草の季節別飼料成分を調査し、その値からマメ科乾物割合別のイネ科草種別(チモシー、メドウフェスク、ペレニアルライグラス、オーチャードグラス)シロクローバ混播放牧草の...
要約 全乳期一様に乳量をあげるのでなく泌乳ステージ毎に乳量を変えて改良する場合、開発された選抜指数法はそれを実現する。 キーワード 乳牛、選抜指数法、泌乳曲線、泌乳ステージ 背景・ねらい 乳牛育種の改良...
要約 乳蛋白質生産量と体重から乾物摂取量とTDN摂取量が推定できる。 キーワード 家畜生理・栄養、乳牛、摂取量、乾物、TDN、乳蛋白質、推定式 背景・ねらい 泌乳牛における摂取量の推定は、農家において飼料設計...
要約 アルファルファを草丈80cmを目安に収穫することにより、利用4年目まで粗蛋白質含量18%以上の高品質なサイレージが安定して生産できる。また、経営計画モデルによると、アルファルファサイレージの給与量が...
要約 集約放牧下の牧草の粗蛋白質含量は20~30%、分解性蛋白質は10~25%、溶解性蛋白質は5~15%と高く、乳牛の飼料設計では過剰摂取に留意する。NDF及びADF含量は低く推移し、ペレニアルライグラス/シ...
牛における濃厚飼料および稲発酵粗飼料中のリンの第一胃内消失率
要約 各種濃厚飼料中の全リンおよびフィチン態リンの牛における第一胃内消失率は87%および90%である。また、飼料用イネでは、モミに全リンが0.23%、茎葉中に非フィチン態リンのみが0.09%含まれ、ホールクロップサ...
要約 ウシの妊娠認識物質であるインターフェロンタウ(IFN-τ)について、その遺伝子の一部を大腸菌の利用頻度の高いコドンに改変することにより、遺伝子組換え大腸菌による大量発現が可能となった。精製した組換...
脂肪含量の高い製造副産物の給与による肉用育成雌牛からのメタン産生抑制
要約 給与飼料中に脂肪含有率の高いビール粕、トウフ粕あるいは生米ヌカを適正に用いることにより、育成期の黒毛和種雌牛からのメタン産生を抑制することができる。 キーワード 動物栄養、肉用牛、脂肪質飼料、生...
要約 全国85カ所の乳牛放牧場を対象に,アンケートを用いて実態調査を行った。対象放牧場の飼養環境や形態は極めて多様性があり,また疾病発生も地域差が認められた。ダニ汚染度の高い放牧場ほど小型ピロプラズマ...
要約 黄熟期に稲発酵粗飼料に調製した「はまさり」の粗蛋白質と可消化養分総量は乾物中それぞれ6と49%で,第一胃内粗蛋白質分解率は77%である。また,泌乳牛による自由摂取量は1日1頭あたり乾物量で5~12kgで...
要約 乳牛の後肢外蹄の病変を集中的に診断・記録できる簡易診断票を作成した。この診断票を使用することにより、その牛の肢蹄疾患の重要病変を把握することができる。 キーワード 乳牛、肢蹄疾患 背景・ねらい 肢...