要約 多くの動物種で多様な化膿性日和見感染症を引き起こすTrueperella pyogenesについて、新規同定用PCR法を開発し、既報のPCR法では正確に同定できなかった株も含め異なる動物種由来のT. pyogenesを迅速かつ正...
反すう家畜からのメタン産生抑制は水素発生とルーメン細菌叢の変化を起こす
要約 反すう家畜からのメタン産生をブロモクロロメタン製剤により抑制すると、水素ガスが発生するとともにルーメン内プロピオン酸濃度が増加し、ルーメン細菌叢ではPrevotella属の細菌が優勢となる。 キ...
要約 ヤギを実験モデルとし、脳内に存在するキスペプチン神経細胞が動物の生殖機能を調節する最上位の中枢であり、神経細胞内の特異的なメカニズムで生み出されるパルス状の神経信号によって卵子や精子の発育を制...
要約 固有種を数多く産する海洋島の小笠原諸島は、外来生物の影響で独自の生態系が被害を受けています。外来生物の生態系への影響を解明し、外来生物制御と固有種保全に関する管理方法を提案しました。 背景・ね...
産肉性、抗病性、繁殖性に優れた新しいランドレース種の系統造成
要約 産肉性、抗病性、繁殖性を主な改良形質とするランドレース種の系統造成を実施し、平成21年度から育成雌を配布する。 キーワード 豚、ランドレース種、系統造成 背景・ねらい 平成元年に完成した系統豚ミヤギ...
モウソウチクとトウフ粕およびショウユ粕混合ペレットの飼料価値と乳牛への給与
要約 モウソウチク、トウフ粕およびショウユ粕を乾物比5:4:1で混合したペレットは、栄養価がアルファルファヘイキューブとほぼ同等で、乳牛への給与では嗜好性が良く、飼料乾物中10%のアルファルファヘイキューブ...
要約 ヤギはサルに対して関心を示す行動が認められ、サルが出没する農地付近でヤギを放飼することにより、猿害軽減効果が期待できる。 キーワード ヤギ、サル、猿害、放飼 背景・ねらい 本県の中山間地域ではサル...
要約 無洗米糠は生米糠に比べ繊維含量が粗脂肪含量が低く、デンプン含量が高い。無洗米糠は生米糠に比べ第一胃内での乾物、粗タンパク質およびデンプン消失率が高く、かつ、消失速度も速い。また、無洗米糠のTD...
要約 出穂後は牛に採食されないチカラシバが蔓延し、牧草が衰退して生産力が低下し、かつ、景観も悪化した放牧草地に、飼養が容易で景観的にも優れ、いろいろな草木を採食するシバヤギ(30頭/ha)を4月上旬から1...
フロルフェニコール耐性を指標としたSalmonella Typhimurium DT104の簡易スクリーニング法
要約 近年欧米において問題化しているSalmonella Typhimuriumファージ型DT104の簡易検出を目的としてDT104に特徴的なフロルフェニコール耐性を利用した検出法を開発したところ,ファージ型別結果との相関性も高く...
脂肪含量の高い製造副産物の給与による肉用育成雌牛からのメタン産生抑制
要約 給与飼料中に脂肪含有率の高いビール粕、トウフ粕あるいは生米ヌカを適正に用いることにより、育成期の黒毛和種雌牛からのメタン産生を抑制することができる。 キーワード 動物栄養、肉用牛、脂肪質飼料、生...
要約 遊休化した棚田に山羊放牧技術を導入することにより、土壌を保全しながら植生を管理することができ、遊休地を利用した果樹や小家畜等の生産も可能となる。 キーワード 遊休棚田、雑草管理、土壌保全、山羊 ...
ヤギ視床下部正中隆起部で観察される生理機能に関連する神経活動
要約 ヤギの視床下部正中隆起部に慢性的に電極を挿入し、多ニューロン発射活動を覚醒下で連続的に計測すると、ストレス反応や生殖機能の調節などの生理機能に関連する神経活動がリアルタイムに解析できる。 背景...
シバヤギの視床下部室傍核におけるノルエピネフリン放出量の変動
要約 視床下部室傍核へのノルエピネフリン放出量は、ラット同様、反芻動物のシバヤギでも末梢への血糖利用阻害剤の投与や拘束ストレスに反応して顕著に増加する。 背景・ねらい 反芻動物の中枢機能の解明は、飼養...
要約 遊休棚田に繁茂したススキ,イタドリ,クズ等の強勢雑草は,10アールあたり7~8頭の山羊を放牧することにより,約1か月で抑制することができる。その後,1~2頭で放牧を継続すると,約50㎝以下の低草高...
要約 開発した装置は、湧水を取水・ろ過・貯水したのち、落差を利用して育苗ハウス内に送水し培地を冷却できる。安定した低水温が得られるため冷房コストが低減でき、中山間傾斜地の高温期における花き等の低コス...
要約 小笠原諸島に固有の絶滅危惧種オガサワラグワの繁殖動態を調べた。遺伝マーカーを使って、成木では、父島の73%、母島では48%が導入種シマグワとの雑種、弟島の1集団のみ純血、と判定した。また、母島の実...
要約 ギの発情期における摂食行動の低下は,主としてエストロジェンによってもたらされ,その作用を仲介する中枢神経機構として視床下部腹内側核の一酸化窒素が関与していることが示された。 背景・ねらい 視床下部...
要約 妊娠105日前後の山羊を用いて,中子宮動脈への超音波血流量センサー装着手法を開発した。本技術と既存のカテーテル装着技術を併用することにより,妊娠子宮の栄養出納を定量的に把握することが可能となる。 ...
要約 牛由来ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)の血清型及びベロ毒素(VT)型を明らかにした。待定の血清型菌は,主に大腸粘膜に病変を形成し下痢を惹起した。VTECは牛の下痢原性大腸菌である。 背景・ねらい 牛の大腸...