オゾン水による水稲もみ枯細菌病およびトリコデルマ苗立枯病菌汚染種子の殺菌効果
要約 水稲もみ枯細菌およびトリコデルマ属菌による苗立枯病に対する高濃度オゾン水(5ppm:15分間かけ流し処理)による種子消毒の効果について調査したところ、いずれも人工接種もみで発病が防止され、防除効果...
表現形質および16S rDNA塩基配列に基づく青枯病菌 Ralstonia solanacearum系統解析
要約 ナス科植物青枯病菌の系統解析を細菌学的性質に基づくクラスター分析、および16S rDNAの塩基配列により行った。大半の日本産株は既報のアジア型に属したが、一部は未報告の新しい系統の可能性が高い。 背景...
要約 サツマイモの茎を長さ3cmに切り,サツマイモ立枯病菌(Streptomyces ipomoeae)懸濁液に浸した後,バーミキュライトに挿し,5日~7日後に病斑数を調査することにより,迅速にサツマイモ立枯病の簡易な抵抗...
要約 施設栽培ピーマンに萎ちょう症状を呈する新病害を、Nectria haematococca(Fusarium solani)によるピーマン立枯病と命名する。 背景・ねらい
高知県の施設栽培ピーマンに株が萎ちょうし、やがて枯死...
冬期におけるクロルピクリンくん蒸剤の土壌消毒によるサツマイモ立枯病の防除
要約 砂地畑のサツマイモ立枯病に対して,冬期の12~2月におけるクロルピクリン剤のマルチ畦内による土壌消毒効果は著しく高い。各処理月日ともに放線菌数が著しく減少し,12月処理では2カ年ともに4月まで増...
要約 富山県内のアスパラガス圃場で発生して問題となっている株腐れ症状や若茎の腐敗は、主にPhytophthora sp.による疫病(新称)に起因する。 背景・ねらい 富山県東部のアスパラガス栽培地帯では多くの圃場で不...
要約 菌食性線虫のニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avenae)は、3種類の病原性糸状菌を餌にするとよく増殖する。本線虫の福島系統は、このうちRhizoctonia solaniによるカリフラワーの苗立枯症の発生を抑制し...
Pseudomonas fluorescens W8aによるコムギ立枯病の発病抑制における抗菌物質生産の役割
要約 コムギ立枯病を抑制する根圏細菌菌株(W8a)のトランスホゾン挿入変異株から選抜したピロールニトリン及び蛍光性物質生産欠失株が拮抗作用及び発病抑制効果を低下することから、これら抗菌物質が生物的防除に...
要約 熱水ボイラーで発生させた95℃の熱水を土壌表面から200L/・注入することにより、地下30cm地点で、50℃以上の土壌温度が8時間持続し、フザリウム菌は死滅した。この熱水土壌消毒法によりトマト萎凋病の防除が可...
野菜育苗施設のキャベツセル成型苗における立枯れの発生実態(指導)
要約 野菜育苗施設のキャベツセル成型苗では、高温期には黒すす病、低温期にはPythiummegalacanthumによる苗立枯病の被害が大きい。3月にはべと病による地上部の被害も発生する。 キーワード キャベツセル成型苗...
共同育苗センター育成イネ苗の薬剤処理による広域的な葉いもち発生の抑制
要約 共同育苗センターで緑化開始期に薬剤処理したイネ苗を移植した地域では、無処理苗移植地域に比較して、いもち病の発生が少ない。本薬剤処理法により本田期いもち病の効果的かつ効率的な広域防除が可能となる...
背景・ねらい カボチャ立枯病に対して登録されている土壌くん蒸剤は臭化メチル、クロルピクリン(以下クロピクと略)、ダゾメット微粒剤の3剤と少ない。また、圃場における処理方法はいずれの薬剤も全面消毒であ...
キャベツのセル成型苗に発生した Pythium megalacanthumによる苗立枯病
要約 キャベツのセル成型苗の胚軸が水浸状から白色腐敗し,苗立ち枯れとなる病害が発生した。病原菌を分離・同定した結果,キャベツの病原菌としては未記載であるPythium megalacanthumであった。Pythium megal...
要約 リゾクトニア菌に対する発病抑止土壌から、テンサイ根腐病を抑制するバーテシリウム菌やトリコデルマ菌が分離され、圃場でのふすま・バーミキュライト培養菌体の株元施用、育苗時および移植時施用の三つの組...
要約 蚕座への木酢液の原液散布は硬化病発病抑制に対して高い効果を示す。また、蚕の計量形質に与える悪影響は認められないことから、木酢液の原液散布による硬化病の発病抑制が可能である。 背景・ねらい 近年、...
要約 シバグリ及び栽培品種を含むニホングリの実生台木には黒根立枯病抵抗性が期待できない。樹園地で、樹齢2年のクリ台木に居接ぎしたクリには黒根立枯病が多 発するが、樹齢差の大きい高樹齢の台木に居接ぎし...
拮抗細菌をコーティングしたペレット種子によるテンサイ苗立枯病の抑制効果
要約 拮抗細菌の種子コーティングは、PythiumとRhizoctonia菌いずれのテンサイ苗立枯病も慣行農薬並に抑制できる。この拮抗細菌はXanthomonas属で、播種後には根圏に定着する。菌数は既存のペレット種子の造粒...
拮抗細菌をコーティングしたペレット種子によるテンサイ苗立枯病の抑制効果
要約 Xanthomonas属の拮抗細菌の種子コーティングは、PythiumとRhizoctonia菌によるテンサイ苗立枯病を慣行農薬並に抑制でき、播種後は根圏に定着する。菌数はペレット種子の造粒工程で減少するが、造粒後は2カ月...
拮抗性シュードモナスの効率的検出法の開発と抗菌物質生産菌株の選抜
要約 拮抗性シュードモナスを効率的に収集するために、選択培地とELISAを利用した直接的特異検出法を開発した。この方法により分離した菌株から、抗菌物質を産生し、発病抑制作用あるいは生育促進効果を示す...
育苗箱播種を組み込んだ水稲葉いもち圃場抵抗性検定法の改善および発病促進
要約 検定する系統を育苗箱に播種し、それを圃場に設置する方法で、天候に左右されずに作業ができ、作業改善にもなった。防風・遮光ネットの設置、スプリンクラーによる散水、罹病葉の散布により気象条件に左右さ...