要約 残効期間の長い殺菌剤と固着性展着剤の利用により、年間の散布回数を8回とした防除体系で、リンゴの主要病害が防除できる。 キーワード リンゴ病害、散布回数削減、展着剤 背景・ねらい 秋田県のリンゴ病害...
要約 ナシ‘愛宕’の心腐れは胴枯病菌以外に、フザリウム菌、アルタナリア菌、炭疽病菌などによっても生じる。 キーワード ナシ、心腐れ、胴枯病菌、フザリウム菌、アルタナリア菌、炭疽病菌 背景・ねらい ナシ‘愛...
要約 花きの新たな菌類病であるカランコエ斑点病、ネメシア炭疽病、ラナンキュラス株枯病、チェリーペパー疫病およびベルゲランツス腐敗病を命名・記録したことにより、各病害がその病徴と病原菌の情報に基づいて...
要約 ‘そうふう’は花香を有し、新香味緑茶および半発酵茶に適する新品種である。早生であるため晩霜害の少ない温暖地・暖地が適地である。夏茶はやや渋みが強いため、一番茶を緑茶、夏茶を半発酵茶とするのが望ま...
炭疽病に強く、粘りも強く、おいしいジネンジョ新品種「夢とろろ」
要約 ジネンジョ新品種「夢とろろ」は炭疽病に強く、いもの肥大性に優れ、分岐等の奇形いもの発生が少ない晩生品種である。また,粘りが強く、香り、食味に優れる普及性の高い有望品種である。 キーワード ジネン...
DIBA法、ラテックス凝集反応法によるスイカ果実汚斑細菌病の迅速診断法
要約 DIBA(Dot Immuno-Blotting assay)法とその変法であるTBI(Tissue Blot Immuno-assay)法、ラテックスおよび黄色ブドウ球菌の死菌体を利用した凝集反応法による病原細菌の検出は、スイカ果実汚斑細菌病の迅...
要約 浮羽郡内のカキ「伊豆」に発生したウイルス病類似症状のうち、新梢の炭疽病様症状及び冬枝基部の粗皮症状は、接ぎ木伝染性の病害である。粗皮症状は、接ぎ木接種により栽培品種である「西村早生」以外の「伊...
マンゴーハフクレタマバエ(新称)Procontarinia sp.加害様式と生息分布
要約 マンゴーの新害虫、マンゴーハフクレタマバエ(新称)の被害痕は、直径約2~3mmのほぼ円形で揃っていることから他の類似病斑と判別できる。本種は、県内にすでに広く分布することが確認された。 背景・ねらい ...
要約 イチゴ「さがほのか」は、一次根の発生が少ないため、定植後の活着促進と生産力維持には若苗が適する。9月上旬定植の促成栽培では、7月下旬の採苗とし、さらに遅い8月下旬の採苗では、9月末に定植する。佐賀...
埼玉県を中心とする温暖地北部・山間冷涼地における緑茶用品種の適応性
要約 近年育成された緑茶用品種の実用形質について摘採期別では、早生では`めいりょく'、中生では`ふくみどり'、晩生では`ほくめい'が製茶品質や収量が優れていた。中でも`ほくめい'は赤枯れ及び青枯れ抵抗性や炭...
要約 炭疽病は、平均気温22℃以上、結露計の茶葉湿潤時間10時間以上の条件が揃った日を感染好適日と判定でき、初期病斑はその15日~17日後に発生する。防除は、感染好適日発生から7日以内に、治療剤を散布すること...
炭疽病菌6種のPCR-RFLP法による類別と分子系統学上の位置
要約 形態的に類似する炭疽病菌(Colletotrichum 属)6種は,3種類の制限酵素を用いるrDNA ITS領域のRFLPパターンの違いで識別できた。この領域の塩基配列解析から各菌種の分子系統学上の位置を明らかにし,...
要約 〔要約〕チャ輪斑病の茶園での潜在菌密度が秋から春にかけて高くなり、夏に低下する年間消長を明らかにした。茶園の防除経歴によりその消長パターンは異なる。春先の潜在菌密度が高くなると輪斑病が発生する...
キュウリ葉における炭疽病菌の感染により胚軸と根に誘導される病害抵抗性
要約 〔要約〕キュウリの子葉や第1葉に炭疽病菌を処理することにより、胚軸や根において複数の土壌病原菌種に対する抵抗性を誘導できる。 キーワード 炭疽病菌、胚軸、根、抵抗性野菜・茶業試験場 環境部 病害...
要約 〔要約〕チャ種子サポニン類は、チャ炭疽病に対し防除効果を示す。無処理を基にした防除率は約77%である。防除作用機構は発芽胞子の付着器形成阻害によるチャ葉への侵入抑制に起因する。 キーワード チャ種...
「幸水」に異常落葉を引き起こすCalletotrichum acutatumによるナシの炭疽病の発生
要約 ナシ炭疽病は、既知の病原菌Colletotrichum gloeosporioidesとは異なるC.a-cutatumによっても発病し、特に「幸水」に早期落葉を引き起こす。 背景・ねらい 1998年8月下旬に秋田県男鹿市のナシ「幸水」に葉枯...
要約 〔要約〕チャにおける炭疽病の抵抗性は,成葉に炭疽病菌分生胞子を付傷接種する検定法により安定的に簡易検定できる。供試する成葉は,個葉,挿し穂の双方の状態で検定に適するが,接種方法はプラス型ドライ...
要約 イチゴ品種‘とよのか,の葯培養系よりソマクローナル変異を誘発し、イチゴ萎黄病に対して強い「FR‐135」、「FR-136」及び「FR‐145」を圃場検定により選抜した。これらの3系統はイチゴ炭疽病にも耐病性を有...
要約 エンドファイト感染株からトリホリン剤を用いて非感染株を作出する方法を開発した。ペレニアルライグラスはエンドファイト感染により数種の病原菌に抵抗性が強くなり、耐病性の向上が認められた。 背景・ね...
要約 真菌門に属する数種の植物病原糸状菌において,完全合成液体培地での培養菌体から抽出した全DNAのRLGSを行うことにより,再現性のある菌株特異的な2次元スポットプロファイルが得られ,スポットの違いに基...