安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種「CR早生-B1」
要約 「CR早生-B1」はハクサイ由来の抵抗性遺伝子座の導入により育成された安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種である。既存の在来品種と同等の収量性および食味を持つ。 キーワード ナバナ、アブラナ...
要約 複数の根頭がんしゅ病菌菌株に対して抵抗性を示すリンゴ属の野生種ミツバカイドウを用いて、リンゴの根頭がんしゅ病抵抗性に関与する3箇所の染色体領域を特定した。根頭がんしゅ病抵抗性のリンゴ台木の育成...
ニホンナシ育種における黒斑病抵抗性実生の選抜を効率化するDNAマーカーセット
要約 黒斑病感受性と連鎖する2種類のDNAマーカーは、ニホンナシ黒斑病感受性品種に特異的なバンドを増幅できる。本マーカーセットにより検出される特異的なバンドを利用することで、幅広いニホンナシ間の交配にお...
リンゴ斑点落葉病の罹病性原因遺伝子Altを識別できるDNAマーカー
要約 リンゴ斑点落葉病の罹病性原因遺伝子Altに特異的な多型を検出できるプライマーを用いたPCRによりAltの有無を判別できる。本手法により、罹病性個体の効率的な淘汰が可能となり、抵抗性品種育成が促進される...
根こぶ病に強い暖地および温暖地向けナタネ品種「CRななしきぶ」
要約 「CRななしきぶ」は暖地および温暖地向けの無エルシン酸品種であり、栽培特性は「ななしきぶ」とほぼ同じである。ハクサイから導入した根こぶ病抵抗性を備えており、根こぶ病発生圃場において強い抵抗性を発...
トマト黄化葉巻病抵抗性遺伝子Ty-2の原因遺伝子TYNBS1
要約 トマトのTYNBS1遺伝子はトマト黄化葉巻病抵抗性遺伝子Ty-2の原因遺伝子である。TYNBS1はcoiled-coil domainをN末端に有するNB-LRRタンパク質をコードする。 キーワード トマト黄...
多様なアジアナシ遺伝資源からみたニホンナシ育成品種の遺伝的多様性と分類
要約 ニホンナシ育成品種の遺伝的多様性は、育成年代とともに減少している。20世紀後半以降のニホンナシ育成品種は、イワテヤマナシやチュウゴクナシ品種...
要約 生物研などが参加した国際コンソーシアムは、イネゲノムの40倍もあるコムギゲノムの塩基配列の概要を明らかにし、コムギの様々な特徴を決定する遺伝子を約12万個見出した。これにより、農業上有用な特性に関...
要約 ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子Crr1aは、TIR-NB-LRRモチーフを有するタンパク質をコードし、根の中心柱および皮層周辺において発現する。Crr1aを導入することで、根こぶ病の病原型グループ...
いもち病抵抗性極強の直播向き良食味水稲新品種候補系統「奥羽407号」
要約 「奥羽407号」は、寒冷地中部では“中生の晩”に属する粳種である。耐倒伏性が強く、直播栽培に適する。いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi39を有し、いもち病圃場抵抗性は“極強”で...
ハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子座CRbの詳細遺伝地図および選抜マーカー
要約 根こぶ病病原型グループ3に抵抗性を付与するCRbは、2つのDNAマーカーKB59N07とB1005との間の約140kbのゲノム領域に座乗する。CRb周辺のDNAマーカーを活用することにより、根こぶ病抵抗性...
遺伝子機能の解明やDNAマーカー開発に有効なカンキツのゲノム情報
要約 カンキツの発現遺伝子情報のうち67.6~81.9%の機能が推定され、86.1%がゲノム配列と対応づけられる。SSR候補はESTでは144,000件、ゲノム配列では382,000件見いだされる。17品種間のSNPの頻度から、品種間の...
Stvb遺伝子座によるイネ縞葉枯病抵抗性を判別する分子マーカー
要約 インド型イネModanに由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iの配列比較により開発されたDNAマーカーST71は、抵抗性遺伝資源の由来にかかわらずStvb遺伝子座(Stvb、Stvb-i
リンゴの根頭がんしゅ病抵抗性遺伝子に強く連鎖するDNAマーカー
要約 ミツバカイドウ「サナシ63」の第2連鎖群に位置する根頭がんしゅ病抵抗性遺伝子に強く連鎖するDNAマーカーを用いることで、リンゴ台木育種において根頭がんしゅ病抵抗性のマーカー選抜が可能である。 キーワ...
「Modan」以外のインド型品種に由来するイネ縞葉枯病抵抗性選抜マーカー
要約 DNAマーカーST48およびST64を用いることで、飼料用稲品種の縞葉枯病抵抗性選抜が可能となり、抵抗性遺伝子Stvb-iの由来を「Modan」と「Modan以外の品種」に判別することができる。 キーワード イネ、...
作物遺伝資源を用いてベイジアンアソシエーション解析によりQTLを検出する方法
要約 在来種などの作物遺伝資源を用いて、その形質値とDNAマーカー多型間の関連から、交配実験を行わずに関与QTLを検出する方法。ベイズモデルにもとづき、全QTLの効果を同時に推定することにより、誤って検出さ...
要約 麦芽品質に関わるリポキシゲナーゼ欠損遺伝子(lox-1)のDNAマーカーを作出するとともに、縞萎縮病抵抗性遺伝子rym5、うどんこ病抵抗性遺伝子mlo、秋播性遺伝子vrn-H1およびVrn-H2に関する既報マーカーの育種...
高度病害抵抗性テンサイ系統「NK-310mm-O」に由来する連鎖地図
要約
要約 染色体断片置換系統群(CSSLs)を用いることで、表現型には現れないインド型品種の有用な量的遺伝子座(QTL)を見出すことができるようになる。さらに、その有用遺伝子のマッピングおよび準同質遺伝子系統(NIL...
要約 日本型イネ品種第8 染色体DNA マーカー,RM149 とXNpb56 背景・ねらい 国際イネ研究所(IRRI)で開発され,次世代の草型を示すNew Plant Type(NPT) 稲は,その低分げつ性と超穂重型に特徴がある。しかし,...