要約 「ふくいずみ」は、直播適性を備えた早生の晩の熟期の粳種である。強稈で耐倒伏性が優れ、苗立ち特性も良好である。いもち病、白葉枯病に対して中程度以上の抵抗性を備え、直播での収量が高く、食味、外観品...
要約 水稲「さきひかり」は寒冷地南部では晩生に属する粳系統である。米飯は粘りがあって、「コシヒカリ」と同等かそれ以上の極良食味である。宮崎県で奨励品種に採用される。 キーワード 水稲、さきひかり、粳、...
縞葉枯病抵抗性の低アミロース米水稲新品種「ミルキープリンセス」
要約 水稲「ミルキープリンセス」は温暖地東部で早生の晩に属し、「ミルキークイーン」並に粘りの強い極良食味の低アミロース米系統である。短稈で耐倒伏性に優れ、縞葉枯病抵抗性で肥沃地向けの低アミロース米品...
要約 水稲「ホシアオバ」は、中生、強稈、大粒で茎葉及び子実収量の高い稲発酵粗飼料に向いた品種である。いもち病及び縞葉枯病に抵抗性で、乾田直播栽培にも適する。 キーワード 水稲、ホシアオバ、稲発酵粗飼料...
良質・良食味で病害虫複合抵抗性の水稲新品種「むさしの1号」、「むさしの2号」
要約 水稲「むさしの1号」、「むさしの2号」は「コシヒカリ」並の良食味で縞葉枯病、ツマグロヨコバイ抵抗性をもち、いもち病にも強い病害虫複合抵抗性を兼ね備えた品種である。外観品質も優れ、また、耐倒伏性は...
要約 水稲「クサノホシ」は、晩生・強稈で茎葉及び子実収量の高い稲発酵粗飼料に向いた品種である。いもち病、縞葉枯病及び白葉枯病に対して複合抵抗性を示し、乾田直播栽培にも適する。 キーワード 水稲、クサノ...
要約 「クサホナミ」は温暖地東部での熟期が極晩生で、長稈、極穂重型の粳種である。茎葉と籾を合わせた全重収量が高く、輸入チモシー乾草並の飼料品質を持つ稲発酵粗飼料向き水稲新品種である。 キーワード 水稲...
イネ穂いもち圃場抵抗性遺伝子Pb1の菌系特異性と葉いもち抵抗性
要約 いもち病抵抗性遺伝子Pb1による葉いもち抵抗性発現と穂いもち抵抗性の菌系特異性について、Pb1準同質遺伝子系統を用いて検定した結果、葉いもち抵抗性は11葉期以降高まり、穂いもち抵抗性に菌系特異性はみら...
要約 穂いもち圃場抵抗性遺伝子Pb1の穂いもち防除効果を準同質遺伝子系統を用いて検定した。穂いもち多発条件下でのPb1の発病もみ率低減効果は、防除価で表した場合、93.1と高い。Pb1をもつ系統は、もたない系統...
水稲病害抵抗性付与のための連続戻し交雑育種におけるDNAマーカー選抜の有効性の実証
要約 イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子(Stvb-i)及び穂いもち圃場抵抗性遺伝子(Pb1)の有無を判定できるPCRマーカ-ST10及びB1を連続戻し交雑に適用した結果、両抵抗性を付与したコシヒカリ同質遺伝子系統を効率的に作出...
要約 水稲「南海145号」は、南海113号/山田錦の組合せから育成された醸造用系統で、強稈、多収である。心白の発現、タンパク質含量は「山田錦」に近く、醸造適性が高い。宮崎県総合農業試験場・作物部・育種科 背...
イネ縞葉枯病・穂いもち抵抗性を付与した水稲準同質遺伝子系統「あいちのかおりSBL」
要約 水稲「あいちのかおりSBL」は、縞葉枯病抵抗性、穂いもち抵抗性を付与し、連続戻し交配によって作出した「あいちのかおり」の準同質遺伝子系統である。草姿、熟期、玄米の粒大、食味等の諸形質は「あいちの...
要約 水稲「南海糯140号」は、南海糯112号/関東糯148号(後の「モチミノリ」)の組合せから育成された早生・糯系統で、良質・多収である。宮崎県における中山間地に普及している中生の大粒糯品種「ミヤタマモチ」...
要約 水稲「奥羽344号」は、アミロース含量が9%程度の低アミロース系統で、「トヨニシキ」よりやや早い中生の熟期で、良食味、多収の特徴があり、かつ冷飯の食味も優れる。このため、冷凍米飯等の利用が民間業者...
要約 「祭り晴」は、収量、品質の安定した良食味の早生品種である。耐倒伏性及び縞葉枯病抵抗性、耐いもち病などの耐病性を備えているので、「晴々」の食味改善品種として中山間部から平坦部対象に奨励品種に採用...
「St No.1」由来のイネ穂いもち圃場抵抗性の特性とその遺伝様式
要約 「St No.1」由来の高度な穂いもち圃場抵抗性を有するイネ品種の葉いもち圃場抵抗性はイネの生育が進むにつれ強くなる。また、本穂いもち圃場抵抗性は1個の優性主働遺伝子によって支配される。 背景・ねらい ...
要約 水稲「飛系酒61号」は「ひだみのり」と「ひだほまれ」の交配から育成した系統である。熟期は「ひだみのり」並の晩生で、「ひだほまれ」より心白が小さく高精白に適し、酒造適性が優れる。 背景・ねらい 岐阜...
水稲St No.1由来の穂いもち圃場抵抗性遺伝子Pb-st(t)の染色体上座乗位置の特定
要約 水稲系統St No.1に由来する穂いもち圃場抵抗性は、単一の優性主働遺伝子によって発現する。この抵抗性遺伝子をPb-st(t)と仮称する。Pb-st(t)は第11染色体の上腕部に座乗し、イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stv-bi...
要約 インド型イネModanに由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子(Stv-bi)はイネ第11染色体上腕部に座乗し、分子マーカーであるST10と密接に連鎖している。ST10の塩基配列をもとに設定したST10プライマーによって、PCR...
要約 「モチミノリ」は、早生の偏穂重型品種で、縞葉枯病抵抗性などの耐病性を備えている。「アキシノモチ」に比較して、早熟で倒伏に強く、収量性はやや高く、品質も安定し、食味が優るので、府下全域を対象に奨...