クワシロカイガラムシの寄生蜂チビトビコバチに対する各種農薬の影響
要約 クワシロカイガラムシの天敵寄生蜂であるチビトビコバチ成虫に対する各種農薬の殺虫作用は、有機リン剤、合成ピレスロイド剤では強い。殺菌剤の大部分とIGR剤及びBT剤の影響は弱いが、殺ダニ剤とネオニ...
整せん枝による炭疽病とチャノミドリヒメヨコバイの発生抑制効果
要約 一番茶収穫後に浅刈りを実施し、8月上旬に三番茶芽の上位3葉を整枝すると、越冬前の炭疽病及びチャノミドリヒメヨコバイの発生を抑制することができる。また、二番茶摘採後の8月上旬までに浅刈りを実施す...
アメダスデータを使用したクワシロカイガラムシのふ化最盛期予測
要約 近年明らかになってきている有効積算温度を用いたクワシロカイガラムシ第1世代ふ化最盛期の予測には、近接するアメダス観測地点の温度データを使用すれば2化地帯、3化地帯ともに±3日の精度で推定できる...
要約 新規性フェロモン剤(トートリルア剤)はチャハマキ雄成虫に対し、交信かく乱作用を示し、雌成虫との交尾阻害効果により、チャハマキ幼虫の密度を低下させる。その効果は化学合成農薬による慣行防除と同等以...
要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
ワタアブラムシ抵抗性アールス系メロン新品種「久愛交1号」の育成
要約 ワタアブラムシ、うどんこ病新レース(レース2)及びつる割病(レース0、2)に抵抗性のアールス系メロン新品種「久愛交1号」を育成した。 キーワード ワタアブラムシ、うどんこ病新レース、つる割病、ア...
クワシロカイガラムシ抵抗性遺伝子MSR-1を識別するアレル特異性の高いe-RAPD
要約 開発したe-RAPDにより、クワシロカイガラムシ抵抗性チャ品種‘さやまかおり’に由来する抵抗性遺伝子MSR-1の有無を識別することができる。当DNAマーカーはアレル特異性が極めて高く、‘さやまかおり’後代の集団...
クワシロカイガラムシ抵抗性のDNAマーカー選抜可能な茶中間母本候補2系統
要約 ‘KM8’および‘KM62’は‘さやまかおり’由来のクワシロカイガラムシ抵抗性遺伝子MSR-1を有し、これに連鎖するDNAマーカーにより後代の選抜が可能である。また炭疽病、輪斑病にも抵抗性であり、耐病虫性の交配母...
黄色高圧ナトリウムランプによるチャノコカクモンハマキ、チャハマキ、チャノホソガに対する密度抑制効果
要約 黄色高圧ナトリウムランプを夜間点灯することにより、チャノコカクモンハマキ、チャハマキ、チャノホソガ成虫の発生を抑制することができ、チャノコカクモンハマキ幼虫に対して高い密度抑制効果を示す。 キ...
長崎県の茶園におけるクワシロカイガラムシの天敵類の発生と薬剤感受性
要約 長崎県の茶園におけるクワシロカイガラムシの天敵の優占種はチビトビコバチ、サルメンツヤコバチ(仮称)である。サルメンツヤコバチ(仮称)はDMTP乳剤の感受性が高く、ブプロフェジン水和剤に対する感受性...
要約 クワシロカイガラムシ防除を乗用型防除機により行う場合、枝幹部への高い付着程度を示す10アール当たりの散布量は、ダニ用ノズルを使用した高樹高園では1000リットル、低樹高園では500リットル、中切り園で...
要約 推定生涯産卵数を指標としたチャ主要品種のクワシロカイガラムシ抵抗性の評価において、「はつもみじ、みなみさやか、さやまかおり、うんかい、みねかおり」は、クワシロカイガラムシ抵抗性品種である。 キ...
要約 クワシロカイガラムシの産卵期からふ化期に茶樹の樹冠内に散水することにより、卵およびふ化幼虫に対し高い密度抑制効果が認められる。 キーワード チャ、クワシロカイガラムシ、樹冠内散水、密度抑制効果 ...
要約 考案した送風式捕虫方法は、茶樹へ強制風あるいは水滴を含んだ強制風を吹き付けて害虫を吹き飛ばし、回収袋で捕獲あるいは圧死させる新しい物理的害虫防除法である。乗用形送風式捕虫機は、茶の摘採面に生息...
要約 茶葉の搾汁時にエタノールを添加することでタンニンおよびカフェインの抽出効率が高くなる。また搾汁前に蒸葉重量の60%の水を添加したり、搾汁後の滓葉に蒸葉重量の20%の水を添加し、搾汁を繰り返すことに...
要約 ナガチャコガネの成虫発生期に、ナガチャコガネの天敵微生物クシダネマを、茶園のうね間土壌へ施用すると、翌年秋のナガチャコガネ幼虫密度が低下し、防除効果がある。 キーワード ナガチャコガネ、天敵微生...
要約 ‘さいのみどり’は関東等の冷涼茶産地において‘やぶきた’より摘採期が約2日早い早生の緑茶用品種候補である。従来の主要な早生品種である‘さやまかおり’よりも炭疽病に強く、また、クワシロカイガラムシに対...
要約 「はるもえぎ」は、輪斑病に耐病性の緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より1~2日遅い中生種で、耐寒性も優れる。アミノ酸含有率が高く、製茶品質は、色沢が鮮緑色で、香味は温和でまろやかであ...
要約 二番茶摘採後に毎年せん枝を行う体系では、秋整枝から平均気温積算2,700℃、110日余り前の7月中旬に浅刈(-5cm)更新をし、その30日後、平均気温積算約850℃の8月中旬に初回整枝を浅刈位置で行い、秋整枝を初...
要約 チャの苗に寄生させたクワシロカイガラムシが産卵を開始した時期における産卵数と発育段階第3期以上の卵巣卵数の合計値には品種間差がある。この合計値を対照品種と相対比較することで、クワシロカイガラム...