要約 「なんめい」は、クワシロカイガラムシと輪斑病には「強」の、炭疽病には「中」の抵抗性を示す。摘採期は「さえみどり」と同等の早生で、収量は「やぶきた」、「さえみどり」より優れ、製茶品質は「さえみど...
岩手県における5~6月の薬剤選択によるリンゴ病害の総合防除体系
要約 斑点落葉病と褐斑病は、5~6月の定期散布剤を選択することで、7~8月の防除間隔を15日に広げても防除できる。輪紋病は、7~8月を15日間隔としても実害がない。よって、7~8月を15日間隔とし年間12回で主要8...
茶園用送風式農薬散布機による減量散布とチャのハマキガ類、炭疽病、輪斑病の防除効果
要約 送風式農薬散布機を利用して散布薬液を減量しても、チャのハマキガ類や炭疽病、輪斑病に対して、動力噴霧機等を用いた通常の農薬散布とほぼ同等の防除効果が得られる。病害虫や薬剤の種類によっては、散布...
クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性の緑茶用新品種候補「宮崎23号」
要約 「宮崎23号」は、クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性を有する緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より3~4日早い早生系統で、耐寒性が強く、製茶品質は「さやまかおり」より優れる。 キ...
要約 四季成り性イチゴ品種「栃木18号」は夏秋どり栽培に適し、高品質で収量性が高い。 キーワード イチゴ、夏秋どり栽培、四季成り性、果実品質
背景・ねらい イチゴは、端境期の7月から10月にかけて業務用...
要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
整せん枝による炭疽病とチャノミドリヒメヨコバイの発生抑制効果
要約 一番茶収穫後に浅刈りを実施し、8月上旬に三番茶芽の上位3葉を整枝すると、越冬前の炭疽病及びチャノミドリヒメヨコバイの発生を抑制することができる。また、二番茶摘採後の8月上旬までに浅刈りを実施す...
クワシロカイガラムシ抵抗性のDNAマーカー選抜可能な茶中間母本候補2系統
要約 ‘KM8’および‘KM62’は‘さやまかおり’由来のクワシロカイガラムシ抵抗性遺伝子MSR-1を有し、これに連鎖するDNAマーカーにより後代の選抜が可能である。また炭疽病、輪斑病にも抵抗性であり、耐病虫性の交配母...
要約 ‘さいのみどり’は関東等の冷涼茶産地において‘やぶきた’より摘採期が約2日早い早生の緑茶用品種候補である。従来の主要な早生品種である‘さやまかおり’よりも炭疽病に強く、また、クワシロカイガラムシに対...
要約 残効期間の長い殺菌剤と固着性展着剤の利用により、年間の散布回数を8回とした防除体系で、リンゴの主要病害が防除できる。 キーワード リンゴ病害、散布回数削減、展着剤 背景・ねらい 秋田県のリンゴ病害...
要約 青森県の「りんご病害虫防除暦」では、夏期(7~8月)、約10日間隔で6回の薬剤散布を行っているが、薬剤の効果的な使用により散布間隔を15日とし、防除回数を1回削減できる。 キーワード リンゴ、病害虫、防...
要約 「はるもえぎ」は、輪斑病に耐病性の緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より1~2日遅い中生種で、耐寒性も優れる。アミノ酸含有率が高く、製茶品質は、色沢が鮮緑色で、香味は温和でまろやかであ...
マンゴーハフクレタマバエ(新称)Procontarinia sp.加害様式と生息分布
要約 マンゴーの新害虫、マンゴーハフクレタマバエ(新称)の被害痕は、直径約2~3mmのほぼ円形で揃っていることから他の類似病斑と判別できる。本種は、県内にすでに広く分布することが確認された。 背景・ねらい ...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
Colletotrichum capsiciによるスターチス炭疽病の発生
要約 鹿児島県徳之島におけるスターチス(品種:「サザンピンク」)苗の枯れ上がりの原因はColletotrichum capsiciによるもので、本菌をスターチス炭疽病の病原菌として追加する。鹿児島県農業試験場大島支場・病...
要約 佐賀県のホウズキに発生した宿存がく及び茎葉に輪紋斑を生じる被害はColletotric-hum cocodes (Wallr.) S.Hughesによるものであり、国内外ともに未記録の新病害であることが明らかとなったため、ホウズキ炭...
要約 二番茶製茶時の炭疽病の被害芽重率(製茶する生葉重に対する被害芽重の割合)が3%以下では品質の低下は認められず、5%以上では品質が低下する。 背景・ねらい 省農薬を目的とした要防除水準設定のための基礎資...