要約 放棄された水田放牧草地はイネ科草種が繁茂し、それらを餌資源としてアカヒゲホソミドリカスミカメ等のカメムシ類が多発生する。 キーワード 水田放牧、水田、カメムシ類、虫害、イネ科牧草 背景・ねらい 水...
エンドファイトの人工感染によるイタリアンライグラスの耐虫性の向上
要約 イタリアンライグラスへの有用エンドファイト(Neotyphodium uncinatum)の人工感染により、アカヒゲホソミドリカスミカメ孵化幼虫の選好性および生存率が低下する。この現象は葉および穂で認められる。 キ...
大豆品種「サチユタカ」の高品質安定生産のための播種期、栽植密度
要約 「サチユタカ」の播種適期は平坦部では6月中旬~7月上旬、山間部では6月上~下旬である。適正栽植密度は6月播では15~20本/m2であるが、7月上旬以降の晩播では短茎化し着莢位置が低くなるので、着莢位...
ヒノキ花粉飛散数を利用した果樹カメムシ類のカキ果実の被害予測
要約 ヒノキ花粉の飛散数比(当年/前年)が低いほど、チャバネアオカメムシなど果樹カメムシ類のカキ園への飛来時期が早まり、被害も多い。またヒノキ球果における幼虫数が減少し始めるとカキ園での被害増加の危...
要約 イネクロカメムシの防除にはネオニコチノイド系粒剤の育苗箱施用が有効である。 キーワード イネ、イネクロカメムシ、ネオニコチノイド系、育苗箱施用 背景・ねらい イネクロカメムシは旧来からの水稲害虫で...
ホソヘリカメムシ集合フェロモンに含まれるイチモンジカメムシ誘引成分
要約 ホソヘリカメムシ集合フェロモンの1成分である(E)-2-hexenyl (E)-2-hexenoateはダイズ圃場においてイチモンジカメムシを誘引する。 キーワード 九州沖縄農研・地域基盤研究部・害虫生態制御研究室 背景・ね...
要約 日本本土に生息し、ある条件下で休眠性を示すタイリクヒメハナカメムシ個体群の休眠誘起は,日長だけでなく温度の影響も受け,年間通して休眠誘起を阻止するためには摂氏22度以上の高温が必要である。 キーワ...
ハスモンヨトウ抵抗性ダイズ系統九州143号の圃場における抵抗性
要約 ハスモンヨトウ抵抗性をめざして育成された九州143号は,圃場レベルでも幼虫の発生が少なく十分な抵抗性を示す。抵抗性のメカニズムは,これまで知られていた幼虫に対する抗生性のほかに,成虫の産卵非選好性が...
小粒多莢大豆系統九州143号を遅植栽培してカメムシ類の被害を回避する
要約 小粒多莢大豆系統九州143号は,大粒の標準品種に比べて子実加害性カメムシ類の被害が少ない。また、7月下旬播種の遅植栽培では,普通期栽培に比べてカメムシ類の発生が少ない。このため,小粒系統を遅植するこ...
貯蔵食品害虫の天敵、ホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus) の捕食生態
要約 捕食性カメムシの一種であるホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus)は、コクヌストモドキ等の貯穀害虫の補食量が大きく、貯穀害虫の天敵として有望である。 背景・ねらい 貯蔵食品害虫の防除には、主にくん蒸...
天敵と熱水土壌消毒を核とした秋冬作メロンの総合的病害虫管理体系
要約 秋冬作の施設栽培メロンにおいて、コレマンアブラバチ、タイリクヒメハナカメムシ等の天敵類や熱水土壌消毒と選択的農薬を組み合わせることにより、ワタアブラムシ、アザミウマ類、黒点根腐病、うどんこ病等...
要約 アミノ末端にメチオニン以外のアミノ酸をもつタンパク質の合成開始はこれまで自然界の翻訳反応系では不可能であった。昆虫ウイルス由来のRNA配列の直下にコード配列を連結することにより、任意のアミノ酸か...
要約 水田放牧草地において、斑点米の原因となるカメムシ類など4目24種のイネとの共通害虫が認められるが、放牧草地周辺の水田における害虫の発生個体数は、放牧草地に近接していない水田と比較して、多くの分類...
要約 コバネイナゴ3齢幼虫に対して、航空防除で使用されている薬剤の感受性を局所施用法で調査したところ、中央致死薬量が地域により数倍の違いがみられ、また年次の経過に伴い感受性が上昇している地点もある。...
要約 箱施用殺虫剤による地域一斉防除を行うと、岩手県では水稲初期害虫であるイネドロオイムシ、イネミズゾウムシを2~4年間、要防除水準以下に抑制できる。また、この技術を導入するために、翌年の防除要否の判...
要約 施設ピーマンにおいて発生する主要害虫に対して、紫外線除去フィルムや防虫網と天敵を併用することによって、それぞれ単独で使用するより密度抑制効果が高い。また、慣行防除と比較して農薬散布労力が軽減で...
天敵と熱水土壌消毒を核とした秋冬作メロンの総合的病害虫管理体系
要約 秋冬作の施設栽培メロンにおいて、コレマンアブラバチ、タイリクヒメハナカメムシ等の天敵類や熱水土壌消毒と選択的農薬を組み合わせることにより、ワタアブラムシ、アザミウマ類、黒点根腐病、うどんこ病等...
要約 グラウンドカバープランツ37種を導入して越冬性、被覆の早さなど生育特性を 調査し、畦畔用として「ポテンティラ」、「クリーピングタイム」が有望。現地畦畔にミ ントを植栽したところ、2年目では畦畔全体...
要約 促成ピーマンでは、防虫ネット、黄色蛍光灯の設置と定植時のネオニコチノイド系粒剤処理に加え、天敵タイリクヒメハナカメムシ、コレマンアブラバチを導入し、これらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み...
貯蔵食品害虫の天敵、ホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus)の捕食生態
要約 捕食性カメムシの一種であるホウネンカメムシ(Joppeicus pradoxus)は、コクヌストモドキ等の貯穀害虫の捕食量が大きく、貯穀害虫の天敵として有望である。 背景・ねらい 貯蔵...