園周囲設置の着脱式防風ネットへの殺虫剤散布による果樹カメムシ類の被害抑制
要約 樹カメムシ類の大量飛来時に殺虫剤を散布した防風ネットを園周囲に設置すると、園内への侵入数と果実の吸汁被害を無設置園の半分以下に抑制できる。また、直管パイプを土台としさらに細い直管パイプを挿入し...
要約 キイチゴの「ボイソンベリー」「インディアンサマー」は早生で品質良好であるが、収量が少ない。「マートン」「バイオチーフ」は多収であるが、収穫後半が梅雨期に入るので完熟前に収穫した方が良い。いずれ...
要約 近年、水田作大豆で発生する青立ちの発生要因は、登熟期間の高温や土壌水分ストレスによる着莢の減少である。青立ちと着莢は負の相関があり、1節莢数が1以下となると青立ちが発生しやすい。登熟期の高温、乾...
要約 早熟で耐倒伏性などの栽培特性に優れた大粒の黒大豆「山口1号」を育成した。焙煎茶や納豆などへの商品開発が進められ、特に焙煎茶は加工業者から「風味がよく、味がまろやか」と評価は高い。 キーワード ダ...
ライトトラップによるカンキツ園へのツヤアオカメムシ飛来の早期検出
要約 三重県南部では、近年、果樹カメムシ類におけるツヤアオカメムシの誘殺比率が高まっている。ライトトラップでは、ツヤアオカメムシのカンキツ園地でのたたき落とし調査に先行して誘殺が確認されるため、園地...
要約 広食性土着天敵であるオオメカメムシの幼虫齢期は頭幅長を指標にして推定することができる。野外採集個体の発育段階別構成比の推移調査結果から、本種は成虫越冬で、千葉県ならびに茨城県では主に年1化し、...
要約 雑草発生予測法、2回代かき法、温湯種子消毒法、病虫害発生モニタリング法、水面施用剤の導入により農薬成分の延べ使用回数5回(慣行栽培の25%)以内、総窒素施肥量の30%を有機質肥料で代替する栽培が可能...
クサギカメムシのセイヨウナシ「ラ・フランス」に対する加害時期の特定
要約 クサギカメムシによるセイヨウナシ「ラ・フランス」の果実被害は、早期に加害されたものは、奇形や円形のくぼみになり、加害から30日程度で症状が現れる。8月中旬以降の加害では収穫までは症状が現れないが...
要約 クサギカメムシによるオウトウ「佐藤錦」の果実被害は、満開3週間後までの加害では落果、4週間後では落果する果実と落果せずに被害部がくぼんだ状態で肥大する果実が混在する。満開5週間から6週間後まで...
ホソヘリカメムシ合成集合フェロモン(3成分)は成分を1つ減らしても誘引力は同等
要約 ホソヘリカメムシ合成集合フェロモン(3成分)の主成分に他の2成分をそれぞれ混合すると誘引力が著しく高まる。2成分の誘引力は現行3成分と同等であることから、モニタリングには2成分で十分である。 キーワ...
大豆カメムシ類の密度調査法としての叩き落とし法と見取り法との関係
要約 叩き落とし法と見取り法による大豆上のカメムシ類の推定密度は,正の相関関係にある。 キーワード 大豆、カメムシ類、叩き落とし法、見取り法、相関関係 背景・ねらい 大豆株上に生息するカメムシ類の発生量...
要約 カキ平棚栽培において多目的ネットを6月下旬~7月上旬から収穫期の11月下旬まで被覆すると、カメムシの被害が顕著に軽減され、殺虫剤の散布回数を約40%削減できる。また、被覆による果実品質や次年度の着花...
促成ピーマンにおける天敵農薬タイリクヒメハナカメムシとコレマンアブラバチを利用した害虫防除体系
要約 促成ピーマンにおいて、アザミウマ類に対してはタイリクヒメハナカメムシ0.5頭/m2の秋季2週連続放飼により、アブラムシ類に対してはコレマンアブラバチ500頭/15aをバンカープラントと併用して秋季に1回放飼...
要約 カキで使用する主な農薬の内、殺菌剤、BT剤、IGR系殺虫剤はフジコナカイガラクロバチ成虫にほとんど悪影響をおよぼさないが、有機リン系、合成ピレスロイド系およびネオニコチノイド系殺虫剤は常用濃度で強...
要約 野外に設置した網室内で、ホソヘリカメムシ成虫は越冬場所として想定される4基質を、スギ落葉>枯れたイネ科雑草>広葉樹落葉>小石の順に選好する。 キーワード ダイズ、子実害虫、ホソヘリカメムシ、越冬...
要約 ツマグロアオカスミカメの幼虫は展葉直後から新梢先端付近の柔らかい幼葉や幼花穂を吸汁加害する。加害部位は葉では生育に伴って大小の穴があき、幼花穂では花蕾が消滅する。展葉直後にフルバリネート水和剤...
要約 リンゴ果実はクサギカメムシ成虫の栄養源として、他の餌植物よりも不十分であるが、卵巣発育の餌としては有効である。これによって、クサギカメムシ成虫は好適な餌が少ない春期に、リンゴ果実を繁殖のための...
要約 ナシ栽培園において、複合交信かく乱剤を広域に連年処理することにより、処理しない園に比べ、殺虫剤使用回数を削減することができる。 キーワード ナシ、殺虫剤削減、複合交信かく乱剤、ナシヒメシンクイ、...
斑点米カメムシ類は特定の発育段階の籾を好み種特有の加害部位がある
要約 イネカメムシ、クモヘリカメムシ、アカスジカスミカメは、胚乳が縦伸長途中から幅伸長途中の籾を主に加害し、ホソハリカメムシはより登熟が進んだ籾も加害する。籾の加害部位は、カメムシの種による特異性が...
斑点米カメムシ類は特定の発育段階の籾を好み種特有の加害部位がある
要約 イネカメムシ、クモヘリカメムシ、アカスジカスミカメは、胚乳が縦伸長途中から幅伸長途中の籾を主に加害し、ホソハリカメムシはより登熟が進んだ籾も加害する。籾の加害部位は、カメムシの種による特異性が...