施設野菜類の主要アブラムシを防除するための2種アブラバチ混合製剤
要約 ナケルクロアブラバチとコレマンアブラバチの1:1混合マミー製剤あるいはバンカー型製剤により、施設野菜類の主要アブラムシであるワタアブラムシ、モモアカアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ、ジ...
要約 アミノ酸の一種であるL-ヒスチジンをトマトの根部に処理することにより、難防除病害である青枯病の発病が抑えられる。L-ヒスチジンは青枯病菌に対す...
ピーマンでのジャガイモヒゲナガアブラムシ防除のためのギフアブラバチ利用技術
要約 ギフアブラバチは、施設栽培ピーマン等で発生するジャガイモヒゲナガアブラムシ防除のための生物農薬として利用できる。ギフアブラバチの利用法には成虫放飼法とバンカー法があり、バンカー法はジャガイモヒ...
バレイショの畝間リビングマルチ栽培は一部のゴミムシ類の生息数を増やす
要約 バレイショの畝間にエン麦野生種をリビングマルチとして栽培すると、慣行栽培と比較して広食性の天敵として期待されるキンナガゴミムシなど一部のゴミムシ類の生息数が増加する。 キーワード バレイショ、リ...
要約 ピーマンに登録のある農薬のうち、殺虫剤13種類と殺ダニ剤1種類がギフアブラバチ成虫に対して急性毒性を示し、ギフアブラバチ成虫の生存に影響を及ぼす。また、殺虫剤4種類は、マミーからのギフアブラバチ成...
ジャガイモシストセンチュウふ化促進物質の全合成ならびにそのふ化活性
要約 ジャガイモの根由来のふ化促進物質ソラノエクレピンの全合成に成功し、精製物3.8mgを得た。この合成品は1ppb(10-9g/ml)レベルの低濃度でジャガイモシストセンチュウの卵から幼虫を60%程度ふ化さ...
要約 チョウジ(Syzygium aromaticum)の50%エタノール抽出液は供試したイネ・野菜類の10種全ての植物病原糸状菌に高い抗菌活性を示す。また、植物病原細菌ではイネ褐条病菌に抗菌活性を示す。抗菌活性はエタノール...
ムギヒゲナガアブラムシは天敵寄生蜂ギフアブラバチの代替寄主として利用できる
要約 ギフアブラバチはムギヒゲナガアブラムシに寄生して正常に発育し、羽化した成虫は野菜害虫のジャガイモヒゲナガアブラムシやモモアカアブラムシに寄生する。ムギヒゲナガアブラムシはギフアブラバチのバンカ...
農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
ジャガイモの黒あざ病に対する生物防除資材Pythium oligandrumの効果と処理方法
要約 Pythium oligandrumの卵胞子懸濁液への種いも浸漬処理によるジャガイモ黒あざ病の種いも伝染と土壌伝染の両方に防除効果があることを明らかにし、その最適処理方法を示した。 キーワード ジャガイモ、黒あざ...
要約 十勝地域の一般的な栽培体系では、化石燃料や資材の消費に伴うエネルギー投入量は1年あたり20.7~33.0 GJ/haであるのに対し、収穫部のバイオマス生産に伴うエネルギー産出量は25.6~252.3GJ/haである。収穫...
要約 Krasneufimsk、シレトコ、V-2の3品種・系統は、島原半島のバレイショから分離したメタラキシル耐性のジャガイモ疫病菌に対し、茎葉、塊茎とも抵抗性を示す。 キーワード ジャガイモ、疫病、抵抗性、メタラキ...
要約 バレイショの有機栽培では、疫病抵抗性品種を用い、窒素無機化の速い有機質肥料を施肥標準量で施用することが収量、品質の安定化に最も適している。 キーワード バレイショ、有機栽培、疫病、抵抗性品種、有...
シソ科ハーブ類栽培で発生する害虫種と防除薬剤の登録データの取得
要約 シソ科ハーブ類に19種の害虫の発生を確認した。このうち、ワタアブラムシ、クロゲハナアザミウマ、ナミハダニ(赤色型)など7種は激しい被害を起こす。また、アセタミプリド水溶剤はシソ科ハーブ類のアブラ...
要約 2月下旬にジャガイモを植え付け、畝肩∼畝間にヘアリーベッチを播種し、双方の草丈が同じになる4月下旬頃に中耕することにより、堆肥約1.5t/10a、あるいは化成肥料窒素2∼8kg/10aの肥料効果が得られ、雑草量...
疫病圃場抵抗性が“強”で無農薬栽培等に向く生食用ばれいしょ新品種候補「北育8号」
要約 ばれいしょ「北育8号」は、中生の生食用系統である。疫病圃場抵抗性は“強”で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ。収量性は「男爵薯」「花標津」よりも高い。上いも平均一個重は「男爵薯」並で「花標...
アメリカにおける遺伝子組換え作物をめぐる政策動向と規制スタイル
背景・ねらい 本研究では,世界で最も遺伝子組換え作物(GMO)の商業化が進展しているアメリカを取り上げ,規制における特徴を把握すると共に,その見直し動向について明らかにする。またアメリカが行っているGMO...
疫病に圃場抵抗性を有する生食用ばれいしょ新品種「さやあかね」
要約 ばれいしょ「さやあかね」は、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、疫病圃場抵抗性であることから無農薬栽培が可能な中生の生食用品種である。「花標津」に比べ収量性は高く、上いも平均一個重も大きく...
非有機リン系アブラムシ防除用殺虫剤の利用による茎葉処理除草剤ベンタゾン薬害の軽減
要約 播種時に施用するアブラムシ殺虫剤をエチルチオメトン剤からチアメトキサム剤に替えると、北海道の主要ダイズ品種でもベンタゾン散布による薬害は低下し、かつ高温・強日射等の薬害発生を助長する条件下にお...