非病原性細菌試作液剤は各種キサントモナス属病害に防除効果を持つ
要約 非病原性細菌11-100-01株試作液剤を1E+08cfu/mLの濃度に希釈して散布することで、モモせん孔細菌病、カンキツかいよう病、ブロッコリー黒腐病に対して、既存の無機銅水和剤や化学農薬と同等の防除効果を示す...
紫外線除去フィルムのトンネル被覆によるレタス菌核病の発生抑制
要約 春どり作型玉レタスのトンネル栽培では、紫外線除去機能を有するフィルムを被覆に用いることで、菌核病の発生を軽減することができる。紫外線除去による玉レタスの生育や品質の低下はほとんどない。 キーワ...
要約 一般的なモモ(普通モモ)では成熟後期にオーキシン量が急増してエチレン生成が起こり軟化するが、硬肉モモではオーキシン量が増加しないため軟化しない。普通モモをオーキシン生合成阻害剤で処理すると、果肉...
オーキシン生合成阻害剤の散布がトマト苗の成長に及ぼす影響とそのモデル化
要約 オーキシン生合成阻害剤をトマト苗に散布すると、葉面積増加等の伸長成長が阻害される。このとき純同化率には違いはなく、伸長阻害や乾物生産をモデル化することにより、異なる環境条件での阻害剤の成長への...
要約 ピーマンに登録のある農薬のうち、殺虫剤13種類と殺ダニ剤1種類がギフアブラバチ成虫に対して急性毒性を示し、ギフアブラバチ成虫の生存に影響を及ぼす。また、殺虫剤4種類は、マミーからのギフアブラバチ成...
要約 水田で成長するニホンアマガエル幼生に対する水稲用農薬の影響について、各農薬有効成分に対する幼生の感受性と田面水中濃度の消長から評価した結果、定められた農薬施用量では幼生の個体数に大きな影響を与...
要約 土壌病害に対する微生物農薬として有望な細菌2菌株を、当研究所の作物生息微生物インベントリーから選抜しました。両細菌株をトマト苗の根部に処理することで、根腐萎凋病が抑制されること、植物体の病害抵...
土着カブリダニ類に対するチャ、イヌマキ花粉の代替餌としての有用性
要約 チャ花粉は多くのカブリダニ種にとって有用な代替餌であり、イヌマキ花粉やトウモロコシ花粉に比べて発育が良好で産卵数も多い。イヌマキ花粉は少数のカブリダニ種にのみ有用であるが、チャ花粉に比べて25&d...
要約 六条大麦(裸麦)に対する薬剤の開花期散布と開花10~20日後頃の追加散布により赤かび病菌によるかび毒蓄積の低減が期待できる。 キーワード 赤かび病、かび毒、六条大麦(裸麦)、デオキシニバレノール、ニバレ...
要約 従来の「カレンダー防除」に代わる土壌病害対策として、病害発生のしやすさの診断と評価および対策を支援するためのマニュアル、「土壌の病害の発生ポテンシャルの評価に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」...
要約 イネ内穎褐変病菌および近縁の細菌を溶菌するバクテリオファージを、本田の開花期のイネに散布すると、イネ内穎褐変病の発病を顕著に抑制する。 キーワード イネ、内穎褐変病、Pantoea ananatis、...
要約 白紋羽病に罹病した樹の周辺土壌の表面に50°C温水を点滴して病原菌を殺菌する温水治療技術マニュアルを実施することにより、ナシ、リンゴおよびブドウの罹病樹を効率的に治療できる。 キーワード 白紋羽...
要約 「あきめき」は3つの根こぶ病抵抗性遺伝子を集積したハクサイF1品種で、根こぶ病菌の4つの病原型に抵抗性を有する。播種後約75日で収穫可能な中早生品種であり、草姿は立性で外葉は濃緑色、球内部は鮮やかな...
要約 水稲種子を60°Cの温湯中に10分間浸す処理は、消毒効果に加え一部の品種を除いて発芽を早める効果を持つ。乾熱処理により発芽率が低下する品種「べこあおば」においては、温湯処理が有効な発芽促進法であ...
要約 わが国の河川生態系の一次生産者として優占する付着藻類の代表種5種を選定し、農薬の毒性試験を効率的に行うための新たな試験法を開発するとともに、詳細をマニュアルにまとめて公開しました。 背景・ねらい...
要約 花粉症をもたらすスギ花粉の飛散を防止するため、雄花を枯死させるスギ黒点病菌を添加した散布液を新たに開発しました。10月~12月に散布することにより80%以上のスギ雄花を枯死させることに成功しました。...
植物を病原菌から保護するバイオコントロール細菌の抗菌性制御因子の同定
要約 バイオコントロール細菌の植物保護能力に関わる抗菌性物質の生産制御因子として、グアノシン3’,5’-ビス二リン酸(ppGpp)とLonプロテアーゼを同定した。ppGppは、抗菌性物質の生産を正に、Lonプ...
要約 いもち病ほ場抵抗性遺伝子Pb1の作用機構を解明した。病害抵抗性に主要な役割を担う転写因子WRKY45にPb1タンパク質が結合するとWRKY45の分解が抑制され、その結果、強い抵抗性が誘導される。Pb1...
カイコ完全長cDNA解読による遺伝子構造決定とデータベースによる公開
要約 カイコの21種類の完全長cDNAライブラリを作製して11,104クローンについて塩基配列を決定した。得られた配列情報を用いた解析により、カイコの多くの遺伝子の正確な構造を明らかにした。完全長cDNAの配列情報...
要約 農薬のリード化合物の候補となる天然の生理活性成分を探索するため、168種の植物を対象にアレロパシー活性(他の植物の生長を抑える働き)を評価し、高い活性をもつ上位20種を明らかにしました。 背景・ねら...