要約 モモせん孔細菌病の春型枝病斑を予測するため、階層ベイズモデルに基づく発生予測モデルを構築した。このモデルは、平均正解率84.7%の精度で発生予測ができるため、今後、迅速な防除計画策定に活用が期待さ...
要約 チョウ目昆虫7種から新たに樹立した培養細胞は、遺伝子機能解析、薬剤開発等に利用することができる。本細胞は、農業生物資源ジーンバンクに登録されているため、配布申請によって国内の試験研究機関で利用...
微生物殺虫剤ボーベリア・バシアーナ乳剤の野菜類うどんこ病防除効果
要約 微生物殺虫剤であるボーベリア・バシアーナ乳剤は、キュウリ、トマト、ナス、イチゴ、メロンのうどんこ病に対して高い防除効果を示す。本剤は、野菜類うどんこ病への適用拡大が認可され、野菜類において同病...
要約 太陽熱土壌消毒、防虫ネット、バンカー法、天敵製剤、栽培用器具等の温湯消毒、有機JAS規格に適合する殺虫・殺菌剤などを活用した施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を実践することにより、10aあ...
熟性遺伝子E2とE3が温暖地におけるダイズ品種「エンレイ」の収量形成に及ぼす影響
要約 熟性遺伝子E2およびE3の導入により、温暖地(福山)におけるダイズ品種「エンレイ」の生育期間は延長するが、生殖生長期間への作用性は両遺伝子間で異なる。6月中旬播種では収量差は認めら...
化学合成殺虫剤を半減する新たなトマト地上部病害虫防除体系マニュアル
要約 トマト地上部の難防除害虫の防除に有効な天敵資材やその効果を増強する天敵温存植物と天敵誘引装置、さらに害虫忌避剤、侵入防止資材について、特徴と利用法を解説するマニュアルである。これらの技術の組み...
要約 発生予察によって推計される病虫害の発生頻度と品種の違い等によって生じる被害強度の強さをマトリックスに組んだリスクマップ上で、被害額と防除コストについての費用便益分析を行うことで、費用対効果に基...
要約 殺虫剤ピメトロジンに対する感受性は、微量局所施用法による次世代幼虫数抑制効果を指標として検定できる。この検定法によってイネウンカ類の半数効果薬量(ED50値)が算出可能になり、イネウンカ類の本殺虫剤...
要約 ピーマンに登録のある農薬のうち、殺虫剤13種類と殺ダニ剤1種類がギフアブラバチ成虫に対して急性毒性を示し、ギフアブラバチ成虫の生存に影響を及ぼす。また、殺虫剤4種類は、マミーからのギフアブラバチ成...
要約 飽和水蒸気を熱媒体とする蒸熱処理装置を用いて、イチゴ苗に寄生するうどんこ病、アブラムシ類、ナミハダニを、50°C10分間あるいは52°C5分間の処理で、苗に重大な障害を生じさせずに、病害虫を同時...
要約 施設野菜において、飛翔能力を欠くナミテントウ2齢幼虫を畝ごとに1m2あたり10~13頭、1週間間隔で2回以上放飼することでアブラムシ類を効果的に防除できる。アブラムシ類が既に多発生している場...
要約 複合交信かく乱剤など成分カウントのない農薬の活用、地域重要病害の特定に基づく薬剤選択で、落花10日期以降の殺菌剤散布を15日間隔に広げることなどにより、リンゴの主要病害虫の被害を実用的な水準に抑制...
要約 施設栽培メロンの主要病害虫(ナスハモグリバエ、ハダニ類、ワタアブラムシ、うどんこ病)に対し、生物農薬の効率的な使用や化学農薬との併用などにより、化学農薬使用回数を50%以上削減した減農薬栽培が可...
茨城県の特別栽培農産物認証制度に適合するカンショ病害虫防除体系
要約 カンショの土壌害虫に対するD-D剤(全面処理)と殺虫剤(作条処理)による防除は、カズサホスマイクロカプセル剤(全面土壌混和)による防除に替えることができる。さらに、食葉性ガ類の防除を省略するこ...
ドリフト低減ノズル及び遮へい作物による農薬飛散低減と大豆病害虫防除効果
要約 ブームスプレーヤを用いた大豆の薬剤散布において、ドリフト低減ノズルを用い、「ゴールドソルゴー」を遮へい作物として栽培すると、防除効果はほぼ同等で薬剤の飛散量を慣行ノズル(遮へい作物なし)の10分...
樹種複合地域における農協果樹部会役員の省力共通防除技術に対する意識
要約 農協果樹部会役員には、果樹薬剤散布のドリフト対策として隣接作物にも登録のある薬剤を使用する技術が評価され、体系として重要視されるのはまず「現在より高くならない薬剤費」、次に「現在より少ない薬剤...
要約 北海道におけるチンゲンサイの適正な総窒素施用量はハウス・露地栽培とも15kg/10aである。化学合成農薬の使用回数は、生物農薬等を利用して、ハウス栽培では現行基準どおりでよく、露地栽培では殺菌剤が4回...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
セルリーのチューブかん水栽培における減化学農薬・減化学肥料栽培技術
要約 チューブかん水の導入および適切な薬剤選択と適期防除により、斑点病と軟腐病を慣行よりも少ない薬剤使用回数で防除できる。また、土壌診断に基づく窒素施肥対応により総窒素施用量の適正化が図られ、化学肥...
ナシ病害虫防除に使用するスピード・スプレーヤの農薬飛散低減法
要約 ナシ病害虫防除にスピード・スプレーヤ(以下S・Sとする)を使用して農薬散布を実施する場合、「S・Sの送風量の半減」、「飛散低減ノズルの装着」、「ネットの展張」を単独もしくは組み合わせることによ...