ワラビー萎縮症発生地域における飼料用夏播きトウモロコシの播種適期
要約 飼料用夏播きトウモロコシのワラビー萎縮症は、植物が若い時期に加害を受けるほど激しく発症する。減収を防ぐためには、感受性品種では播種適期のなるべく早い時期に、抵抗性品種でも8月第1半旬までに播種す...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
要約 複合病害抵抗性を有する2つの葯培養固定系統から育成されたピーマンF1台木(台木4号)は、青枯病、疫病及びPMMoV抵抗性(L3)を有している。特に青枯病菌に対しては、強い抵抗性を有している。 キーワード ...
要約 促成栽培に適するトマト黄化葉巻病抵抗性品種として、収量性および食味に優れる「TY桃太郎さくら」、「秀麗」を選定した。 キーワード トマト、トマト黄化葉巻病、抵抗性、品種、食味 背景・ねらい
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
クルマエビのホワイトスポット病(WSD:white spot disease) 経口ワクチンの開発の取り組み
背景・ねらい
クルマエビにおいてWSSV感染耐過エビが再感染に対し抵抗性を獲得することが明らかにされたことから、このような免疫様現象を利用したWSDの防除技術の開発が可能であると考えられる。これまで...
要約 「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。 キーワード イチゴ、極大果、日持...
要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
要約
二条大麦の赤かび病防除適期は穂揃い10日後頃の葯殻抽出期である
要約 国内の二条大麦は閉花受粉性で、開花期(ほぼ穂揃い期)に葯が抽出しないが、開花10日後頃に葯殻が穎花の先端から押し出されてくる。この時期が赤かび病およびかび毒蓄積に対し急激に感受性が高まる時期であ...
要約 サツマイモ新品種「べにはるか」は、主要病害虫であるつる割病に“強”、立枯病及びネコブセンチュウに“やや強”を示す複合的な抵抗性を持つ。また、貯蔵中の腐敗が少ない。 キーワード サツマイモ、べにはるか...
光反射資材を織り込んだ防虫網展張による微小害虫の施設内侵入抑制効果
要約 イチゴ四季成り栽培施設において、光反射資材を織り込んだ防虫網を施設開口部に展張することで、アザミウマ類やアブラムシ類の侵入を抑制できる。 キーワード アザミウマ類、アブラムシ類、イチゴ四季成り栽...
わが国の牛群におけるSalmonella Dublin 薬剤感受性の変化
要約 30年間にわたって収集したS. Dublin株の薬剤感受性動向は、1980年代半ばのナリジクス酸(NAL)製剤の動物薬市場導入が、わが国の牛群におけるNAL耐性株の増加につながったことを示唆する。 キーワード Sal...
イネの誘導抵抗性に関わる転写因子WRKY45の発見とその利用
要約 イネにおいて抵抗性誘導剤ベンゾチアジアゾールの作用に必須の役割を担う転写因子WRKY45を見出し、この転写因子を過剰発現させたイネが、いもち病および白葉枯病に極めて強い抵抗性を示すことを明らかにした...
要約 イチゴの夏秋期施設栽培において、ハダニ類防除に天敵ミヤコカブリダニを放飼し、アザミウマ類の侵入抑制に近紫外線除去フィルムおよび防虫ネットを用いることを核とした防除体系により、化学合成殺虫剤の投...
Aphanomyces cochlioides遊走子接種によるテンサイ苗立枯病抵抗性検定手法
要約
タバココナジラミバイオタイプB、QによるTYLCVの感染拡大能力の比較
要約 施設トマト栽培におけるタバココナジラミバイオタイプBおよびQの短距離移動分散能力はほぼ同等であり、それらが媒介するトマト黄化葉巻病(TYLCV)の空間的感染拡大能力もほぼ同等である。 背景・ねらい タ...
要約 極細糸を使用した0.4mm目合い防虫ネットはタバココナジラミバイオタイプQの侵入抑制効果が高く、夏秋トマト施設側窓に設置した場合(循環扇あり)のトマト草冠内気温およびトマト生育・収量は1mm目合い防虫...
初期生育が旺盛で葉腐病抵抗性を持つシバ品種「J18-1」の育成
要約 県内各地から収集したシバ系統を自然交配し、固定度の高い系統からさらに葉腐病抵抗性の強い品種「J18-1」を選抜した。「J18-1」は、在来系統「坂本ノシバ」(現地選抜葉腐病抵抗性系統)より穂数が少なく紅葉が遅い...
病害虫複合抵抗性を有し、良質・良食味の水稲新品種「むさしの14号」
要約 水稲「むさしの14号」は、埼玉県では中生の晩に属する粳種である。縞葉枯病抵抗性、穂いもち圃場抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性を有し、6月下旬の麦あと栽培では「朝の光」並の多収である。また、千粒重は...