DNAマーカーによるネギネクロバネキノコバエの近縁他種からの識別法
要約 種特異的プライマーを用いたPCRにより、国内で新規発生したネギネクロバネキノコバエを国内既知害虫種から迅速に識別する手法である。 キーワード クロバネキノコバエ、種特異的プライマー、分子系統解析 背...
検疫有害植物Candidatus Liberibacter solanacearumを検出できる新規プライマーセット
要約 新規に開発したPCRプライマーにより検疫有害植物Candidatus Liberibacter solanacearum(Lso)を特異的かつ高感度に検出できる。本プライマーは、コンベンショナルPCRおよびリアルタイムPCRのいずれ...
夏期湛水によるリン酸供給能の向上と湛水後のニンジン栽培におけるリン酸減肥
要約 中・南九州の畑地かんがい整備地域において夏期湛水を行うことで土壌の保水性が高まり、ニンジンの初期生育が確保され、リン酸供給能も高まる。リン酸3割減肥でも減肥しない場合と同等以上の収量が得られる...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
要約 ヒョウタンゾウムシ類成虫がラッカセイほ場に侵入した場合、プロチオホス粉粒剤の株元散布により防除できる。前年に被害が発生したほ場では、ラッカセイの播種を遅らせて6月上旬まで無作付けで管理すると、...
要約 ホルモン型の除草剤であるクロピラリドが牛ふん堆肥中に残留している場合、トマト栽培における生育障害の原因となることがある。トマト以外でもナス科、マメ科、キク科、セリ科に属する作物はクロピラリドに...
要約 性フェロモントラップへのウワバ類の誘殺数は、イラクサギンウワバがタマナギンウワバに比べて多く、イラクサギンウワバの誘殺ピークは年間5~6回認められる。 キーワード イラクサギンウワバ、タマナギンウ...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 紫紋羽病菌および白紋羽病菌のいくつかの菌株は,菌類ウイルスに由来する病原力低下因子(dsRNA)を保有している。病原力低下因子を含む菌株は病原力の低下を招くので,果樹類紋羽病生物防除への利用が可能...
デルフィニウムに発生したPythium aphanidermatumによる苗立枯病(新称)
要約 定植直後のデルフィニウム幼苗に発生した立ち枯れ症状はPythium aphanidermatumによるものであり、病名をデルフィニウム苗立枯病と提案したい。 キーワード デルフィニウム、デルフィニウム苗立枯病、Pythiu...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
要約 ニンジン連作畑やダイコンとニンジンの輪作畑にサトイモを作付けすると、キタネグサレセンチュウ数を減らすことができ、連作による減収を回避することが可能である。 キーワード ニンジン、ダイコン、サトイ...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...
対抗植物(ギニアグラス)を導入した輪作体系によるネコブセンチュウ被害回避技術
要約 秋冬ニンジン-春ダイコンの作付け体系の中で、ギニアグラス、秋冬ホウレンソウを導入した輪作体系を組むことで、秋冬ニンジンのサツマイモネコブセンチュウ被害を土壌くん蒸剤を使用した場合とほぼ同等に回...
にんじんの乾腐病(Fusarium solani)の発生状況と発病要因
要約 にんじんの乾腐病は北海道道南地方で多発し、主な病原菌はFusarium solaniである。本病の発生は、にんじんの生育ステージと温度、土壌水分が関わっており、播種後60~83日の間に土壌水分が高く維持さ...
要約 トンネルニンジンの窒素施肥量を10a当たり16kgに減肥しても農家慣行施肥量(30kg)や県施肥基準量(20kg)を施用した場合と同程度の収量,品質が得られる。さらに未利用窒素量も大幅に低下する。 背景・ねらい <...
要約 11種の検定作物におけるキタネグサレセンチュウの18個体群の増殖程度は各検定作物で異なっていることから、その寄主親和性には明らかに種内変異が存在する。寄主親和性が類似する個体群は必ずしも地理的に接...
畑地の太陽熱処理及び土壌の加温処理による有害線虫密度及び雑草発生の抑制効果
要約 夏期に圃場を太陽熱処理すると、地表から10cmまでの線虫数及び処理後1ヵ月の雑草発生が顕著に抑制される。また、土壌の加温試験では、有害線虫密度は40℃で72時間以上、雑草発生数は45℃で7日以上の処理で明ら...
要約 乗用管理機の後部にシードテープ埋設機、シードテープリール、作溝機等を、前部にマーカを取付けたニンジン用テープシーダである。作業幅約2.4mで、テープ埋設と同時に畦立てができ、作業能率は約 20min/10a...