紫外線LEDを用いた微小吸血昆虫(ヌカカ類)の採集装置の開発
要約 家畜の疾病を媒介するヌカカ類は、紫外光に強く誘引されることから、消費電力の少ない紫外線LEDと、軽量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせて新規に開発した携帯型採集装置により、疾病防除のための効...
Culicoides属ヌカカ幼虫の分子生物学的手法による種同定
要約 家畜のアルボウイルスを媒介するCulicoides属ヌカカの幼虫から抽出したDNAより、ミトコンドリア遺伝子の一部配列をPCRによって増幅、ダイレクトシーケンス法で決定することで、Culicoides...
要約 次世代シークエンサーを用いてEimeria tenella の胞子形成期に発現する遺伝子を網羅的に解析し、代謝関連酵素など多くの新規遺伝子が同定された。この遺伝子群には、原虫の生存基盤を支える重...
高病原性鳥インフルエンザウイルスの病原性発現に関する宿主・病原体相互関係
要約 高病原性鳥インフルエンザウイルスの内部遺伝子分節の組み合わせの違いは、ウイルスの増殖能、感染鶏の生存率、生存時間、症状の発現、遺伝子応答に影響を与える。感染鶏の遺伝子発現解析によって、その生存...
超微細高密度オゾン水はCampylobacter jejuniに対して殺菌効果を示す
要約 近年、開発された超微細高密度オゾン水は、食中毒起因菌であるCampylobacterjejuniに対して強い殺菌効果を示す。本オゾン水は、養鶏場や食鳥処理場を汚染するC.jejuniを防除するための有効な...
地域在来の天敵昆虫を利用した養鶏場におけるイエバエ防除システム
要約 地域在来の天敵昆虫(ガイマイゴミムシダマシ、クロチビエンマムシ)と薬剤(プロチオホス製剤、シロマジン製剤)を組み合わせることで、養鶏場のイエバエを安定的に防除でき、かつ薬剤使用量を低減できる。...
有機栽培のためのイチゴ「サンチーゴ」に適した育苗時の施肥技術
要約 「サンチーゴ」の有機栽培では、樹皮廃棄物を発酵させたバークとパーライトの混合培地を用い、育苗時に有機質肥料(6-6-4)を慣行の1/4に減肥することにより、12月上旬から頂果房を収穫でき、5t/10a以上の可販...
要約 小麦共生細菌由来の低分子糖脂質を配合した抗菌剤無添加飼料で飼育することにより、肉用鶏の育成成績及び抗病性が向上する。 背景・ねらい 近年、消費者ニーズに対応するため肉用鶏生産は、抗菌剤無添加飼料...
要約 アスパラガスハウス内に卵用讃岐コーチンの放飼により、ハウス内の雑草は除去され、新芽の損害も軽度なものであり、アスパラガス生育中の除草剤使用を全廃できた。これにより人手による除草作業から開放され...
岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育における発育向上技術
要約 岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育において、酒精酢(食酢)あるいはサトウキビ抽出物(SCE)を飲水投与させると、発育成績が向上する。肉質評価においても、肉の赤色度および破断応力が高くなる。 ...
要約 アイガモ農法で利用するアイガモに対して、ニューカッスル病ワクチンの効果を水田放飼が終了する時期まで持続させるためには、ヒナがふ化してから28日までに4回点鼻接種することが必要である。 キーワード ...
アビジン遺伝子を導入したイネの玄米は貯穀害虫の成育を阻害する
要約 鶏卵の糖タンパク質であるアビジンの遺伝子を導入した形質転換イネの玄米は、貯穀害虫であるヒラタコクヌストモドキに対して虫害抵抗性を示す。 キーワード アビジン、米、貯穀害虫防除、遺伝子組み換え 背...
無投薬飼育の奥美濃古地鶏への酒精酢飲水投与による育成成績向上技術
要約 岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育において、酒精酢(食酢)を酢酸濃度0.075%で飲水投与し、飲水器中の有害細菌の増殖を抑制することにより、発育成績を向上できる。 キーワード 家禽、肉用鶏、無...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 肉用鶏の初生時に競合排除製品を投与後、0.5~2%フマル酸添加飼料を給与することにより、盲腸内でのSalmonella Enteritidis(SE)の増殖を抑制し、SEを排出する個体数及びSE排菌量を減少させることができる。 ...
要約 肉用鶏をポリプロピレン製スラット床で飼育することで、平床に比べ落下細菌数及びアンモニア濃度を低減させることができる。また次亜塩素酸ナトリウム・塩酸希釈混合水を噴霧することで、さらに落下細菌数を...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
要約 肉用鶏のサルモネラ汚染敷料処理の有効な消毒は、消石灰を敷料に1%添加することで6日後に3%添加では3日後にサルモネラの菌数は、検出限界以下(100cfu/g)になり、サルモネラ汚染の拡大を防ぐことが...
鶏卵の卵白変性を指標としたトマト根腐萎凋病太陽熱消毒効果の判断
要約 太陽熱消毒における温度・期間とトマト根腐萎凋病菌数の推移をみると、菌密度が検出限界以下となる時期と、地表面に埋め込んだ鶏卵の卵白が白く変性する時期が一致し、鶏卵が処理終了時期判断のセンサーとし...
中山間地域におけるホウレンソウおよびコマツナの夏秋どり栽培技術
要約 この栽培体系は、ホウレンソウでは雨よけ資材に近紫外線カットフィルムを被覆し、シードテープによる溝底播種を行うことにより、収量の向上、省力化が図れる。コマツナでは簡易太陽熱消毒7日間処理と0.8mm...