ベンズイミダゾール系薬剤耐性ダイズ紫斑病菌の大分県での初確認
要約 ベンズイミダゾール系薬剤に対して耐性を示すダイズ紫斑病菌が大分県内で初めて確認された。耐性菌の発生には地域間差異、圃場間差異が認められる。分離154菌株はチオファネートメチル剤に対し2峰型の感受性...
要約 大豆品種「サチユタカ」は「ニシムスメ」と比べ、収量、品質とも安定して優れ、蛋白質含有率が高く、豆腐加工適性が高い。また、紫斑病、倒伏、莢先熟等の障害に強く、県内全域を対象として奨励品種に採用し...
要約 ダイズに寄生するカメムシ類を、株が入る程度の捕虫網(70cm×35cm、深さ30cm)上に払い落とすことによって、生息密度を簡便に調査できる。 キーワード ダイズ、カメムシ類、払い落とし調査、生息密度 背景・ね...
要約 だいず新品種「青丸くん(東北141号)」は、成熟後も種皮および子葉が濃い緑色をした青豆で、成熟期は既存の青豆よりもかなり早く多収である。倒伏抵抗性が強く難裂莢性なので、機械化栽培も容易である。既...
要約 愛知県西三河洪積台地におけるダイズ低収要因の改善技術を評価したところ、(1)肥効調節型肥料の中耕時施肥、(2)播種時のフタスジヒメハムシ防除、(3)生育期の心土破砕の効果が大きく、これらの導入により省...
要約 ダイズの害虫であるフタスジヒメハムシの根粒摂食による生育抑制は顕著で、エチルチオメトン粒剤を播種溝施用すると高い防除効果が得られる。この結果ダイズの初期生育が確保され、収量が向上する。 キーワ...
要約 産業用無人ヘリコプターによる大豆カメムシ類の防除は、地上防除とほぼ同等の防除効果が得られ、省力的防除技術としての実用性が高い。 キーワード 大豆カメムシ類、産業用無人ヘリコプター、省力的防除 背...
要約 市販トラクタを改造し、DGPSと光ファイバジャイロを搭載した自律走行トラクタは、圃場間無人移動ソフトと測位データが劣化した場合の位置情報補正機能を備え、移動や作業を無人で安定的に行うことができる。...
要約 新技術(浅層暗渠、重粘土耕耘畝立装置、クローラ運搬車汎用利用)に基づく秋どりキャベツ作を大規模水田作経営(50ha規模、転作率約30%、稲・麦・大豆が主部門)に導入した場合には、慣行モデルに比べ所得...
要約 豆腐加工用品種として、高蛋白質、良質多収の中晩生品種「サチユタカ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 島根県の主力品種「タマホマレ」は、品質・収量の安定性をはじめ諸特性に優れた品種であるが、...
要約 〔要約〕チャ種子サポニン類は、チャ炭疽病に対し防除効果を示す。無処理を基にした防除率は約77%である。防除作用機構は発芽胞子の付着器形成阻害によるチャ葉への侵入抑制に起因する。 キーワード チャ種...
炭疽病菌6種のPCR-RFLP法による類別と分子系統学上の位置
要約 形態的に類似する炭疽病菌(Colletotrichum 属)6種は,3種類の制限酵素を用いるrDNA ITS領域のRFLPパターンの違いで識別できた。この領域の塩基配列解析から各菌種の分子系統学上の位置を明らかにし,...
コントロールド・トラフィックシステムによる大豆・小麦の長期連作
要約 ワイドトレッド・トラクタと不耕起施肥播種機を組み合わせたコントロールド・トラフィックシステムにより大豆・小麦の連作を8年間続けても、土壌の膨軟性が維持でき省力的で安定した収量が得られる。 背景・...
要約 市販の殺虫剤・殺菌剤など6種の薬剤と既存の鳥類用忌避剤であるチウラムのキジバト、スズメ、ムクドリに対する忌避効果を飼育下で検定したところ、フェニトロチオンがチウラムに匹敵する高い効果を有してい...
早熟、複合抵抗性のコンバイン収穫向きだいず新品種候補系統「十育233号」
要約 だいず「十育233号」は、既存品種より早熟な中生の早で、低温抵抗性が強く、ダイズシストセンチュウに抵抗性があり、難裂莢性のコンバイン収穫向き系統である。白目中粒で臍周辺着色の発生が少なく良質であ...
大豆におけるジャガイモヒゲナガアブラムシの多発様相と収量及び品質への影響
要約 ジャガイモヒゲナガアブラムシが大豆で多発生すると吸汁被害によって葉が黄化・褐変して落葉する。早期落葉すると子実は小粒化し、収量が減少するとともに、品質は低下する。 背景・ねらい 大豆わい化病の重...
リンゴにおける新害虫ツマグロアオカスミカメの発生とその被害の確認
要約 秋田県鹿角市においてツマグロアオカスミカメによるリンゴへの加害が確認された。被害の症状は、葉では多数のせん孔が生じ、幼果では窪みや奇形、サビの形成が見られた。 背景・ねらい 2000年6月上旬に、秋...
要約 重粘土水田地帯における転作野菜の生産拡大を図るためには、排水改善や栽培管理用機械の作業受託、あるいはリース事業が必要である。また、機械化に適した圃場を野菜作農家に集積するための土地利用調整や、...
高品質あずき優良品種候補系統「十育144号」の選定と栽培特性
要約 あずき「十育144号」は成熟期が早生の晩で、ウイルス病の発生が少なく、種皮色は高温登熟下でも赤味が強く明るく、練りあんなどの加工適性に優れる。また、適正な播種期と栽植密度により品質及び収量が安定...
要約 ダイズべと病による被害(減収)は開花時の発病との相関が高く、要防除水準は開花始の上位葉の病斑面積率2.5%と設定した。開花前~開花始の発病に応じた1~2回の薬剤散布で、本病による被害を防ぐことがで...