養分競合がもたらす非病原性および病原性フザリウム菌の密度変動
要約 非病原性フザリウム菌を土壌に前処理すると後に接種したホウレンソウ萎凋病菌の増殖は抑制されるが、グルコース等の養分供給により病原菌の密度増加が始まる。このことから、非病原菌による発病抑制には病原...
促成栽培イチゴにおけるハダニ類の天敵チリカブリダニの利用方法
要約 促成栽培イチゴにおいて、捕食性天敵のチリカブリダニを10月下旬~11月上旬、11月下旬~12月上旬および1月下旬~2月上旬の3回、1回につき10a当たり2,000頭を放飼することで、ハダニ類の発生を4月まで低く抑...
かんしょ連作圃場におけるPasteuria penetransの線虫感染性の変化
要約 サツマイモネコブセンチュウを防除するために,かんしょ圃場に施用したPasteuria penetransは,連作後の圃場内において,そこで生き残っている線虫に対応した線虫感染性(2期幼虫体表への付着)を獲得する。...
トマトのシルバーリーフコナジラミに対する病原糸状菌製剤による防除効果
要約 Verticillium lecaniiおよびPaecilomyces humosoroseasはシルバーリーフコナジラミに対して寄生性を有し、密度抑制効果がある。長崎県総合農林試験場・環境部・病害虫科 背景・ねらい 施設トマトにおいては...
ハウストマトにおけるシルバーリーフコナジラミのサバクツヤコバチによる防除効果
要約 ハウス栽培トマトにおけるシルバーリーフコナジラミの防除には、サバクツヤコバチを株当たり2~4頭の割合で、7日おきの4回放飼放飼により密度を低減できる。 背景・ねらい 施設トマトにおいては難防除害虫と...
ハウス栽培トマトにおける各種殺虫剤のサバクツヤコバチに対する影響
要約 シルバーリーフコナジラミの防除にサバクツヤコバチを利用するハウス栽培トマトでは、ピメトロジン水和剤、ルフェヌロン乳剤およびケルセン乳剤は他の併発害虫防除に使用できる。長崎県総合農林試験場・環境...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
施設トマトのシルバーリーフコナジラミに対するBeauveria
要約 施設トマトの重要害虫であるシルバーリーフコナジラミに対して、発生初期にBeauveria bassiana製剤(BotaniGardES)を1週間間隔で合計3回散布すると、高い防除効果が得られる。オンシツツヤコバチに対して、...
近紫外線除去フイルム被覆ハウスにおける天敵放飼によるトマトハモグリバエの防除
要約 害虫の侵入防止効果が高い近紫外線除去フィルムを被覆した施設栽培ミニトマトに寄生蜂イサエアヒメコバチを放飼すると、トマトハモグリバエに寄生して発生及び被害を抑制する。 背景・ねらい 施設栽培トマ...
内生細菌Pseudomonas sp. FPH9601によるトマト根腐萎凋病防除
要約 内生細菌 Pseudomonas sp. FPH9601を培土に混和し、育苗したトマト苗は、トマト根腐萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. radicis-lycopersici )に対して発病抑制効果が認められる。 背景・ねらい トマト栽...
施設トマトのシルバーリーフコナジラミに対するサバクツヤコバチの有効性
要約 施設トマトの重要害虫であるシルバーリーフコナジラミに対して、発生初期にサバクツヤコバチを1週間間隔で合計4回放飼すると、抑制栽培、夏秋栽培のいずれにおいても安定した高い防除効果が得られる。 背景...
要約 県内各地のシバ植物体等より分離・選抜した微生物が,日本シバの重要病害である葉腐病(ラージパッチ)に対して,圃場試験で高い発病抑制効果を示した。 背景・ねらい ゴルフ場やシバ生産ほ場等芝地の日本シバ...
背景・ねらい 土壌や環境への負荷低減のため化学農薬の使用をできる限り抑えた、天敵昆虫などを利用した生物的防除が注目されている。鱗翅目害虫の防除素材としての利用が期待できるハリクチブトカメムシは冷凍ハ...
受粉昆虫の訪花性を利用した拮抗微生物媒介によるトマト灰色かび病の防除技術
要約 受粉昆虫のマルハナバチに、灰色かび病菌の拮抗微生物を訪花時に花へ媒介させる方法(媒介法)は、トマト灰色かび病に対して防除効果を認め、生物的防除技術として利用できる。鹿児島県農業試験場・病虫部 ...
昆虫寄生性線虫スタイナーネマ・カーポカプサエ剤によるレタスのネキリムシ類防除
要約 定植後のレタスを株元から切断して加害するネキリムシ類に対して、スタイナーネマ・カーポカプサエ剤を畝上にm2あたり100万頭潅注施用して直ちにフィルムマルチし、3日目以降に定植することによって被...
内生細菌(Pseudomonas sp. HAI00377株)を用いたハクサイ根こぶ病の防除
要約 内生細菌 Pseudomonas sp. HAI00377株を培土に混和し、ハクサイ苗を育苗すると、ハクサイ根内に侵入し定着する。本苗は、ハクサイ根こぶ病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 ...
要約 ジャガイモシストセンチュウの異常シストから分離した糸状菌(菌株名BCF)は、ジャガイモシストセンチュウの雌成虫に寄生し、次世代の卵密度を低下させる。本菌を土壌混和することにより、ジャガイモシスト...
非病原性Fusarium oxysporumによるトマト根腐萎凋病の生物的防除
要約 トマトとラッキョウに非病原性F.oxysporum AR4312菌を前接種し、混植すると、トマト根腐萎凋病の発病が抑制される。 背景・ねらい 現在、土壌伝染性病害の防除は化学的防除法に依存しているが、効果が不安定...
要約 ナナホシテントウ及びナミテントウの若齢幼虫は、殺虫剤のほか数種の殺ダニ剤、殺菌剤に対して薬剤感受性が高い。特にフェンピロキシメート水和剤はナミテントウ若齢幼虫に対して高い殺虫性を示す。 背景・...
要約 小型除草ロボットの除草には,円形ブラシを回転させ,条間の表土を1~2cm程度撹拌し,さらに機体重で押されたブラシにより株列に土寄せを行い株間の除草を行うのが有効である。除草する間隔は毎日あるいは1日お...