マメハモグリバエ天敵(ハモグリミドリヒメコバチ)の大量増殖システム
要約 マメハモグリバエの土着天敵の寄生蜂のなかで最も優占度が高く、増殖効率の高いハモグリミドリヒメコバチの大量増殖システムを確立した。沖縄県農業試験場病虫部害虫研究室 背景・ねらい マメハモグリバエは...
マメハモグリバエの土着寄生蜂Neochrysocharisokazakiiの大量増殖法
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂の一種であるNeochrysocharis okazakiiの発育零点は雄摂氏11.5度、雌摂氏11.3度、有効積算温度は雄157.2日度、雌169.2日度である。この結果を基に、既に確立しているマメハモグ...
要約 コナガの発生初期に夏穫りキャベツ、ブロッコリーに、セイヨウコナガチビアメバチ雌成虫を2~3回、合計で株当たり1頭放飼することにより、発生ピーク時における幼虫・蛹密度を無放飼区の3分の1以下に抑える...
要約 高温対策として遮光栽培するミニトマトにおいては、50%遮光中の葉温は気温より低く、盛夏時においても寄生蜂を利用したコナジラミ類、マメハモグリバエの防除が可能である。宮崎県総合農業試験場・環境部・...
愛媛県におけるマメハモグリバエとナモグリバエの寄生蜂の種構成の比較 愛媛農試
要約 愛媛県下でマメハモグリバエの寄生蜂として3科13種、ナモグルバエの寄生蜂として3科11種を確認した。両種の寄生蜂種構成はほぼ一致する。愛媛県農業試験場・生産環境室 背景・ねらい 愛媛県におけるマメハモ...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
イサエアヒメコバチのマメハモグリバエ幼虫に対する反応に及ぼす要因
要約 天敵寄生蜂イサエアヒメコバチのマメハモグリバエ幼虫に対する攻撃数は、寄主密度や温度に依存する。攻撃数に対する寄主体液摂取の割合は、寄主の齢や大きさに依存するが、寄主密度と温度には影響されない。...
要約 鹿児島県本土におけるマメハモグリバエの寄生性天敵相として、コマユバチ科1種、コガネコバチ科2種、ヒメコバチ科8種の計11種が確認され、その中で優占種はヒメコバチ科のChrysocharis pentheus (Walker)、H...
要約 茶の主要害虫であるカンザワハダニ、チャノコカクモンハマキを天敵(ケナガカブリダニ、顆粒病ウイルス)利用により防除を行うことで、化学合成農薬の散布農薬数を50%、散布回数を30%削減しても慣行防除と...
要約 昆虫病原糸状菌 Beauveria bassiana は,イネドロオイムシ成虫,卵,幼虫に対して殺虫力を示し,生物的防除の有効な素材となる。 背景・ねらい 水稲害虫の防除は化学農薬への依存度が極めて高いが,薬剤抵抗...
要約 マメハモグリバエの天敵寄生蜂であるDiglyphusisaea(イサエアヒメコバチとDacnusasibirica(ハモグリコマユバチ)に対する各種農薬の影響は、有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤及びネライス...
線虫寄生性細菌Pasteuria penetransによるカンショのネコブセンチュウの生物的防除
要約 線虫寄生性細菌Pasteuria penetransを土壌に施用し,カンショを連作すると,5作目においてサツマイモネコブセンチュウによる塊根の収量および品質の低下を,D-D剤処理と同等に抑制することができる。 背景・ね...
Endophytic Pseudomonads(相利共生シュードモナス)を用いたトマト青枯病抵抗性苗の育成法
要約 トマト苗をendophytic pseudomonads 2菌株を含む培土で育成することにより、菌株はトマト根内に侵入し定着する。本苗は、トマト青枯病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 背...
要約 分離細菌をハクサイ種子にコーティングして発芽させ、根こぶ病菌の根毛感染率を1.0%以下に抑える拮抗細菌は、根こぶ形成も抑制する効果が高く、根こぶ形成を待たずに拮抗細菌を選抜できる。 背景・ねらい ...
コマツナ萎黄病のリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を用いた防除
要約 コマツナ萎黄病に対して、クロルピクリンテープ剤は十分効果が認められ、また抵抗性品種としてあゆみ、楽天の発病が少なく、土壌へリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を添加すると発病抑制効果が...
2種の天敵の同時放飼によるイチゴ・ナスのワタアブラムシの防除効果
要約 施設栽培イチゴおよび半促成栽培ナスのワタアブラムシに対してアブラバチとショクガ タマバエを放飼するとイチゴでは放飼2週間後から60日間、ナスでは放飼1週間後から35日 間ワタアブラムシを低密度に抑制...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
有機物連年施用がダイズシストセンチュウ密度及び菌寄生卵率に及ぼす影響
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低い。また、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高い。 背景・ねらい ダイズシストセンチュウは...
Pseudomonas 属細菌を用いたスターチス萎凋細菌病の生物的防除
要約 スターチス萎凋細菌病の生物的防除法として、スターチス根面より分離・選抜したPseudomonas 属2種の細菌を苗浸漬処理する。ダゾメット剤との併用で高い防除効果が得られる。現地農家ハウスにおいて効果が確...
線虫の生物的防除の要因解析のための土壌環境データベースシステム
要約 各種土壌環境要因と線虫、線虫寄生性糸状菌に関する数値データ、画像データを総合的に管理し、解析するデータベースシステムを設計した。 背景・ねらい 植物寄生性線虫の防除には殺線虫剤の利用だけでは...