要約 ウスコカクモンハマキ Adoxophyes dubia とチャノコカクモンハマキ A. honmai は、雄成虫の前翅前縁褶内にある特異な鱗片群の有無で識別が可能である。両種は実験室内で容易に交雑するが、後代の鱗片群の有...
要約 乾式トラップのハリガネムシ成虫捕獲性能を検討した結果、従来の水盤式性フェロモントラップと同等あるいはそれ以上の虫を誘殺した。本市販トラップの適用により、設置および管理の軽減と防除効果の向上が期...
傾斜地ナシ園における合成性フェロモン剤によるナシヒメシンクイの防除
要約 傾斜地ナシ園におけるナシヒメシンクイを対象とした交信攪乱による防除は,合成性フェロモン剤を広域かつ園地の傾斜上方とその周縁に重点的に設置すると十分な効果が得られ,殺虫剤の散布回数が削減できる。大...
要約 モモチョッキリゾウムシに対して強い病原力を示す黒きょう病菌系統FRM119を選抜した。この系統の分生子を土壌に散布すると、安定して生存が可能であり、土壌中で蛹化する本害虫の防除が長期間期待できる。 ...
要約 モモチョッキリゾウムシに対して強い病原力を示す黒きょう病菌系統 FRM119 を選抜した 。本系統の分生子を土壌に散布すると、土壌中で安定して生存し続けることから、本害虫の蛹化期を対象に長期にわたる防...
要約 複数の作物がモザイク状に分散する野菜地帯において、複合性フェロモン剤を用いた交信攪乱法の適用は、多種の野菜類を加害するハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガの防除が可能である...
要約 リンゴなど落葉果樹の害虫であるミダレカクモンハマキ幼虫から2系統の培養細胞系を確立し、NIFTS-Afusco97 並びに NIFTS-Afusco98 と命名した。これらの細胞系を用いることでミダレカクモンハマキに病原性...
視覚刺激を付加したアリモドキゾウムシ合成牲フェロモン剤(BB剤)の再発
要約 雄成虫はフェロモンに誘引され、視覚で交尾相手を認識しすることが示された。そこで視覚刺激を考慮した剤に性フェロモン剤と殺虫剤を含侵させた剤(BB剤)を作成し、検討した結果、効果や散布の容易さで従来...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
要約 3~20haのレタス畑に交信攪乱剤ダイアモルアを7月から9月に設置すると、オオタバコガによる被害を軽減できる。 背景・ねらい オオタバコガは、幼虫が寄主植物体内に食入するため、防除が困難でも被害も大き...
要約 ニカメイガの交信撹乱を目的に性フェロモン剤(ディスペンサー) 250本/ha(少発生時 125本)を水稲移植期(早植:5月中旬、普通植6月中下旬)から約3ヶ月間、5~13ha(周囲が防除されていれば1ha)の水田に...
要約 果樹のハマキガ類の防除を目的とした交信攪乱剤に対し,リンゴコカクモンハマキの感受性低下が一部地域で懸念されている。そこで,これに代わるものとして性フェロモン関連化合物6成分からなる新しい交信...
要約 チャノコカクモンハマキとチャハマキの防除を目的とする従来の交信攪乱剤は,10年以上連続して使用されてきた地域の一部の茶園で効果が低下している。そこで,これに代わるものとして両種の性フェロモン関...
要約 オオタバコガの性成熟に関連した飛翔特性を明らかにした。本種は羽化3日後に卵巣が発育して交尾する。雌雄ともこの時期に最も活発に飛翔するが,既交尾雌は飛翔活性が低くなり,その日周性が変化する。 背...
要約 アブラナ科野菜のハイマダラノメイガの防除は生育初期が重要である。誘致植物としてハクサイの幼苗や、クレオメ(フウチョウソウ科)を用い、その新芽の被害推移を調査することにより発生モニタリングが可能...
コブノメイガ性フェロモンの誘引性とそれを用いた発生消長の把握
要約 コブノメイガの性フェロモンを構成する成分の中で誘引活性が高い組み合わせはアルデヒド2成分にアルコールを加えたものである。また、この組み合わせによる性フェロモントラップを用いてコブノメイガの発生...
要約 カンシャクシコメツキ類成虫の乾式性フェロモントラップは、これまで使用されてきた水盤式性フェロモントラップに比べて1.6-2.9倍の虫を誘殺できる。本トラップの適用により、トラップ管理作業の軽減と防除...
シロイチモジヨトウの新潟県における発生の特徴と発生時期の予測
要約 性フェロモントラップでシロイチモジヨトウ成虫の消長を調査すると、誘殺盛期と日平均気温から次世代成虫の発生時期を予測できる。 背景・ねらい シロイチモジヨトウは発生量および発生時期の年次変動が大き...
イモゾウムシ雌成虫の体表面に存在する接触刺激性の性フェロモン
要約 イモゾウムシの雄成虫は雌成虫体表面に存在する接触刺激性物質に反応して配偶行動を開始し交尾に至る。沖縄県農業試験場・病虫部・害虫研究室 背景・ねらい 現在、イモゾウムシの発生密度を推定するためには...
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残毒性が短い農薬により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要である。そのため,合成性フェロモントラップによりクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに,発育...