要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
リナロールを高含有化した遺伝子導入オレンジはカンキツかいよう病菌の生育を抑制する
要約 カンキツかいよう病に罹病性の'ハムリン'オレンジにリナロール合成酵素遺伝子を導入した遺伝子組換え体の葉では、カキツかいよう病菌を接種しても生育が著しく抑制される。 キーワード 香気成分、抵抗性、遺...
要約 過去の伐採によって劣化した北方天然林を再生するために、天然更新を促進する作業法として「小面積樹冠下地がき」と「人工根返し」が有効であることを実証しました。 背景・ねらい 北海道の天然林では林床の...
ウンシュウミカン加工副産物からβ−クリプトキサンチンを簡便に製造する方法
要約 ウンシュウミカン加工副産物のパルプから溶媒分画のみで濃度15%のβ–クリプトキサンチン高濃度含有物と高純度の遊離型β−クリプトキサンチンを、果皮からは溶媒分画と簡易なクロマトグラフ分離により高純度遊...
要約 カキ「富有」の中間台木として「Ac-1」および「Y」を用いると、果実収量や果実品質に影響することなく樹高または総新梢長が減少し、わい化効果が認められる。 キーワード カキ、わい化栽培、中間台木、果...
要約 加温条件下で播種しポット育苗した台木に子葉等を残して切接ぎを行う方法で、台木の播種から1年以内の苗生産ができる。 キーワード カキ、接ぎ木方法、ポット育苗、台木、穂木 背景・ねらい カキ苗の生産は...
要約 カキ「刀根早生」の早期加温栽培において、開花期から加温停止時まで約3ヶ月間、CO2を灯油燃焼式で終日施用するか液化CO2で日の出前1時間より5時間施用(早朝施用)すると、当年の果実重と翌年の着花数...
カキ「伊豆」のへたすき及び果実軟化軽減のための早期摘蕾と適正結果量
要約 カキ「伊豆」は開花2週間前に摘蕾を行うとへたの発育が促進され、へたすきの発生が減少し、果実軟化率も低下する。結果量を葉果比で15~12にすると果重はやや小さくなるが、同じ重量階級の果実ではへたすき...
要約 蒸煮爆砕処理した木材は、繊維質の熱分解と物理的繊維化を受け、微生物担体として有望なハニカム構造を有する処理物となる。同処理物においてバチルス属菌の増殖は、爆砕処理時に生成される酢酸の影響を受け...
要約 カキ「刀根早生」の早期加温栽培において、葉果比8の着果調整および炭酸ガス施用により、果重や翌年の着花が増加する。 背景・ねらい 収益性の向上や労力分散をねらいとして、全国で約37haのカキのハウス栽...
カキ「新秋」のボックス栽培における用土の種類、量および施肥量
要約 カキ「新秋」のボックス栽培では、用土の量は果実品質、収量のバラツキが小さく、運搬の利便性を考慮して25L、用土は粒状培土か真砂土とし、肥料は肥効調節肥料の1回施用、1樹当たり窒素成分7~14gで栽培で...
かき「前川次郎」のビニルハウス利用または不織布被覆による成熟抑制
要約 かき「前川次郎」の着色開始期からビニルハウスまたは不織布で樹体を被覆し、保温することにより、成熟が抑制され、出荷期を遅らせることができる。 背景・ねらい かき生産においては、収穫最盛期に出荷が集...
要約 1月上中旬からの被覆加温で「新秋」は7月収穫、「前川次郎」は8月収穫が可能である。かき促成栽培用品種としては「前川次郎」が結実性がよく安定している。 背景・ねらい 静岡県における甘がき栽培の品種は...
要約 かき「平核無」では側枝の更新を側枝齢6年生までに行い、側枝長を150cm以内に抑えることによって果実肥大が期待できる。結果母枝については長さ40cm程度までの枝を用いることにより果実肥大がよくなる。 背...
要約 カキ‘西条’の施設栽培で、電照(蛍光灯を125灯/10a)と保温(最低気温12℃)を行うことによって、葉色の低下や落葉時期を遅くし、さらに、着色の進行を緩やかにして果実品質を維持しながら収穫時期を遅くで...
要約 間伐材及び背板等を利用したイチゴの高設ベッドを構築し、オガクズバッグを座布団として利用するとピートバッグ培地の保温効果が見込める。 背景・ねらい イチゴの土耕栽培においては、芽かき、葉かき作業...
要約 米の生産コスト低減には、農地集積や作業受委託を進めることが重要である。関係する地域の農業者がこれについての理解を深めるために利用できるシミュレーションシステムを開発した。当該地域の戸数や面積、...
「伊豆」中間台を利用したかき「平核無」のわい化栽培における樹体生育と作業の軽労化
要約 かき「平核無」に「伊豆」を中間台として挿入することで安定的なわい化効果が得られる。さらに初期収量が高く生理落果の減少により収量が安定する。また、収穫作業での脚立の使用時間が2割程度削減できる。...
要約 かきのコンテナ栽培の用土は、安価、再現性及び管理性から川砂100%で、用土量40Lが適当である。 背景・ねらい かき栽培の収益性を向上させるには、栽培管理の省力化によるコストの低減と10a当たり収量を増加...
要約 かき「前川次郎」の施設栽培において、被覆から開花までの最低気温を20℃に保つことが、作期前進に有効である。果実発育期においては、最低気温を高めることによる発育促進効果は小さいことから、15℃を越える...