要約 害虫の飛翔位置を予測できる方法である。ステレオカメラの画像から飛翔害虫の3次元位置を検出し、その動きをリアルタイムで予測する。予測された位置に高出力レーザーを照射するなど、害虫を駆除する新しい...
ニホンナシ育種における黒斑病抵抗性実生の選抜を効率化するDNAマーカーセット
要約 黒斑病感受性と連鎖する2種類のDNAマーカーは、ニホンナシ黒斑病感受性品種に特異的なバンドを増幅できる。本マーカーセットにより検出される特異的なバンドを利用することで、幅広いニホンナシ間の交配にお...
要約 セルロースナノファイバー(CNF)は、木質資源から造られ、様々な用途に利用できる新素材の一つです。塗料、繊維、地盤改良材など幅広い用途開発を進めていますが、実用化のためにはコスト削減が絶対条件と...
創薬に有用な「高い経内皮電気抵抗値を有するヒト微小血管内皮培養モデル」の開発
要約 ヒト血管内皮細胞をコラーゲンビトリゲル膜上で培養して、高い経内皮電気抵抗値を有するヒト微小血管内皮培養モデルを開発した。この培養モデルは、「生理活性物質が引き起こす内皮バリア機能の変動の定量的...
イミダクロプリドで選抜したトビイロウンカにおける寿命の短命化および産卵数の減少
要約 同一のトビイロウンカ個体群からイミダクロプリドで選抜した系統では、アセトンで選抜した系統に比べて、イミダクロプリドに対する感受性が低下し、短命、少卵となる。トビイロウンカではイミダクロプリド抵...
要約 クワの乳液から発見されたMLX56様タンパク質は、昆虫の消化管内の囲食膜という薄膜を異常に肥厚させて消化を抑制するという、これまでに報告がない全く新たなしくみで昆虫の成長を阻害するタンパク質である...
要約 イネ縞葉枯ウイルスに感染したイネ組織中のウイルス濃度は、リアルタイムPCRのCt値を用いた比較Ct法により推定できる。発病株のウイルス濃度と病徴との関係に基づき新たに考案された発病指数を用いて従来法...
ヒト疾患の研究に応用可能なミトコンドリア機能低下モデルカイコの開発
要約 ミトコンドリアの機能を司る遺伝子を遺伝子組換えカイコで強く発現することにより、細胞障害を引き起こすことが可能になる。このカイコは、ミトコンドリア機能低下によって引き起こされるヒトの疾患モデルと...
非天然型アミノ酸を効率的にフィブロインに導入できる遺伝子組換えカイコの開発
要約 非天然型アミノ酸を効率良く認識するフェニルアラニル-tRNA合成酵素変異体を発現する遺伝子組換えカイコ系統を作出。従来よりも約30倍の効率でフィブロイン中に非天然型アミノ酸が導入でき、生産コストの低...
乳房内注入する免疫調整因子の種類によって乳房炎症状の軽減機序は異なる
要約 黄色ブドウ球菌性乳房炎の乳房内に注入した組換え牛顆粒球マクロファージ・コロニー刺激因子及びインターロイキン8は、異なる機序で乳房炎症状を軽減させる。 キーワード 黄色ブドウ球菌性乳房炎、GM-CSF、I...
要約 ムギ類に深刻な被害を与える黒節病では、採種圃場での種子の病原細菌汚染が次年度の多発生に影響する最大の要因である。圃場での発病推移はコロニー拡大モデルに適合し、播種後に生育した感染茎から病原が隣...
既存のトラクタを最新の共通通信技術に対応させるための後付キット
要約 既存のトラクタに追加することで、ISO 11783規格に対応した最新のISOBUS作業機や日農工AG-PORT対応作業機と接続利用できるようにするための後付キットである。トラクタを更新せずに、ISOBUS・AG-PORT機器を...
殺線虫剤削減にむけた砂質土壌におけるサツマイモネコブセンチュウ被害予測
要約 徳島県内砂質土壌のサツマイモ栽培圃場において、植付準備前圃場の土壌を対象として分子生物学的手法を用いることにより、サツマイモのネコブセンチュウ被害を予測できる。その結果、殺線虫剤処理の要否が判...
植物生長調節剤散布による早生及び中生ウンシュウミカンの浮皮軽減技術
要約 早生及び中生ウンシュウミカンに対して8月中旬~9月上旬に1~3.3ppmのジベレリンと25~50ppmのプロヒドロジャスモンの混合散布を行うと浮皮を軽減できる。また、浮皮をより強く軽減し収穫時期を1~2週間計画...
PCRのためのイネいもち病菌DNAの簡易調整法(Paper-Disc法)
要約 乾燥菌体培養ろ紙片を用い、PCRに利用可能な簡便なイネいもち病菌のDNA調整法を開発した。本法に使用する試薬はTEバッファーのみであり、DNA調整液は、本菌ゲノムにコードされる約1.5kbまでの断片が増幅可能...
要約 木材の約3割を占める未利用成分であるリグニンから炭素繊維等の高付加価値製品の原料を製造するために、画期的な低コストのリグニン改質方法を開発しました。 背景・ねらい 私たちは、燃料以外に有効利用さ...
要約 施設野菜において、飛翔能力を欠くナミテントウ2齢幼虫を畝ごとに1m2あたり10~13頭、1週間間隔で2回以上放飼することでアブラムシ類を効果的に防除できる。アブラムシ類が既に多発生している場...
要約 耐火集成材のコストダウンを目指し、より簡易な製造方法として、難燃処理木材を後付けする方法を開発しました。この技術は、製造工程を簡略化し、現場施工や既存建物の改修などへの応用を可能にします。 背...
放牧牛に対する排卵同期化処理と早期妊娠診断を組み合わせた繁殖プログラム
要約 排卵同期化処理と早期妊娠診断を組み合わせた繁殖プログラムを用いた放牧牛の繁殖管理は、集畜など放牧牛の繁殖管理に関わる労力を軽減させ、一定期間内に牛群の妊娠率を高く確保できる。 キーワード 放牧、...
地球温暖化が野菜の栽培に与える影響を生産費に基づいて予測する
要約 野菜は品目と品種が多様であり、植物生理の側面から温暖化の影響を予測することが難しい。そこで経済的な側面から影響予測を行う目的で、生産費と気温の関係を統計的に分析する。その結果、生産費と気温の関...