豪雨リスクを考慮した老朽ため池のライフサイクルコスト評価手法
要約 流出解析と飽和不飽和浸透流解析、すべり安定解析法を組み合わせた安全性評価手法により、豪雨リスクを考慮したため池の決壊確率およびライフサイクルコストを算出できる。これより、老朽ため池の最適な改修...
カフェインレスチャ品種育成のための育種素材とカフェインレス形質の遺伝様式
要約 チャ近縁種「タリエンシス赤芽」に見出されたカフェインレス形質は、チャとの種間雑種後代にも遺伝し、1遺伝子座に支配される劣性形質と推察される。カフェインレス遺伝子をホモまたはヘテロに有する系統は...
要約 晩生専用品種を用いて多肥栽培を行い細断型機で収穫を行うと、稲発酵粗飼料の生産コストは慣行体系より約41%低減するが、収益向上には専用品種や細断型機の導入が効果的であり、多肥多収による収益向上には...
ホタテガイ加工残さを原料とする速効性有機液肥・培土の製造法および使用法
要約 微生物複合発酵により、ホタテガイ加工残さから速効性有機液肥および育苗用培土を製造できる。有機液肥は、低分子のペプチドを含有し、速やかな肥効を示す。液肥は、水稲育苗やトマト本圃用追肥として、培土...
自脱コンバインとクローラ型ロールベーラを用いた稲WCS予乾収穫体系
要約 自脱コンバインは簡単な部品の付加によって稲をウィンドロー状に刈倒すことができる。ウィンドローをセミクローラトラクタで牽引するクローラ型ロールベーラで拾上げ・梱包することで低コストな稲WCS予乾収...
要約 アルカリ前処理と酵素糖化を組み合わせた手法で、樹皮が付いたままの端材や接着剤を含む合板を、スギ材と同様にバイオエタノール製造のための原料として利用できるようになりました。 背景・ねらい バイオマ...
要約 脱臭槽にコーヒーかすを利用してアンモニアを通気させると、吸着されたアンモニアの一部がコーヒーかすの分解に伴ってバイオマス窒素等に変換される。アンモニアの脱臭効果はオガクズに比べて高く、使用済み...
無触媒メチルエステル化法実証プラントによるバイオディーゼル燃料製造
要約 常圧の条件で過熱メタノール蒸気を油脂と接触させることにより、アルカリ触媒を用いることなく動植物油脂から脂肪酸メチルエステル(バイオディーゼル燃料)を製造する。アルカリ触媒を除去するための精製工...
自給飼料や食品製造副産物多給TMRは、泌乳牛用飼料として有用である
要約 飼料価格の高騰対策として、泌乳中期の乳牛にトウモロコシサイレージと食品製造副産物の給与割合を高めたTMRを給与しても、乳生産に影響を及ぼさず、かつ飼料コストの低減が可能である。 キーワード トウ...
様々な営農形態に柔軟に対応できるGIS機能を備えた営農情報管理システム「FARMS」
要約 開発した営農情報管理システムは、個別の経営体からJA単位での地域的管理まで幅広く対応可能で、ほ場毎の基本情報と作付け・作業状況を随時管理する機能、合筆や分筆、二毛作等の作付けの変化に柔軟に対応...
ため池の水質浄化を目的としたホテイアオイの植栽・回収方法および利用方法
要約 ため池の水質浄化を目的としてホテイアオイを植栽する場合、フラワーネットを利用することにより、系外への流出を防止し、回収作業を容易に行うことができる。ホテイアオイの水中窒素固定能力は、103kgN/ha...
カーネーションの2年切り栽培における適正な切戻しの高さとかん水管理
要約 カーネーションの2年切り栽培における切戻しの高さは、切戻し後の芽整理の本数が少なく、株の生存率が高い10㎝が適している。切戻し前後のかん水管理は、切戻し前までかん水を継続することで、m2当り200本...
要約 家畜ふん堆肥を主原料として、地域で入手できるバイオマス資源を所定の割合で混合して、窒素2.5~3.6%、リン酸2.5~6.0%、加里2.2~3.6%に調整した成分調整ペレット堆肥の窒素肥効率は30~50%程度であり...
閉鎖循環飼育システムに用いる高性能な泡沫分離装置の開発とその有効性
背景・ねらい
我が国では海面小割網魚類養殖場からの排出物による周辺海域への環境負荷の問題が近年取りざたされ、環境保全の立場から養殖から出る廃水を処理可能な陸上での閉鎖循環飼育が注目されている。...
水土里情報の個別情報端末利用に対応した3次元GIS(VIMS)
要約 施設・農地の管理、環境計画等において、土地改良区、市町村・県等の職員が誰でもすぐに使えるクライアント&サーバ型の高速3次元農地基盤地理情報システムである。水土里情報の個別端末として必要な...
地下ピットに対応できる電動ホイストを活用したクレーン式堆肥切り返し装置
要約 堆肥化施設に敷設した天井レールを懸垂走行する堆肥切り返し装置。4基のホイストクレーンで懸垂される堆肥把持部は6mまで昇降可能で、地下ピットから原料を直接取り出すことができる。既往の堆肥クレーン...
要約 奄美、熊毛地域における簡易平張施設内の平均気温は露地と同程度かやや高く、盛夏期の最高気温は35~40℃に達する。また、減風率は21~59%で、減風効果は高い。一方、積算日射量は露地に比べ14~30%低く、湿...
要約 トマトの1段密植栽培では、実生苗が適応性が高い。腋芽の挿し芽苗や摘心による2本仕立て苗の利用は、収穫時期の長期化や不揃い、果実品質が低下(果実の)する場合が多くなり、収量が安定しないので適応性が...
要約 2畦用畦立マルチャを基軸にトラクタバッテリ電源を利用した作業機を組み合わせることにより、焼酎原料用サツマイモの植付前作業の作業可能面積は約2倍に拡大できる。加えて、燃料費、労賃削減と、資材の畦内...
要約 600㎏/10aの収量を達成するには籾数35,000粒/㎡、窒素吸収量12㎏/10aが必要で、それには穂数750本/㎡以上、苗立ち数150本/㎡以上が必要となる。酸素供給剤コーティングの省略や雑草の発生予測による除草剤選...