要約 「宿毛小夏」は、他の日向夏品種よりクエン酸含量が低く、糖度も高いため、施設栽培において約1カ月早い出荷が可能で、着果負担を軽減できる。 背景・ねらい
日向夏の一部の産地においては、寒害による...
カンキツ作における園内作業道・小型機械導入の規模拡大・所得増大効果
要約 園内作業道・小型機械化技術のカンキツ作経営への導入は,ハウスミカンがある場合は新技術を導入しない時と比べ面積で100a,所得で8.5%の増加をもたらす。また,ハウスミカンがない場合は,新技術を導入...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
沖縄特産カンキツであるシィクワシャーの血圧・血糖値上昇抑制効果
要約 カンキツ類の中から健康維持・増進効果が優れているものとしてシークワーシャーを選び出した。沖縄で栽培されているこのカンキツの果汁及び果汁に含まれるポリメトキシフラボノイド(PMFs)の一種ノビレチン...
中生カンキツ「天草」の高品質果実生産のための収穫適期および退色防止
要約 カンキツ「天草」は、福岡県内の中晩生カンキツ産地では1月中旬に全糖含量が高まって食味も向上し、収穫適期となる。果皮の退色は、袋かけすることで抑制され、外観良好な赤橙色の果実を生産することができ...
要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因
要約 加温ハウス栽培「不知火」において、酸含量の減少が遅い園はハウス栽培の温州ミカンに高接ぎされた園で、有効土層は比較的浅く、細根重は小さく、ビニル被覆期間中のかん水量が少ない。鹿児島県果樹試験場・...
傾斜地カンキツ園の歩行型防除機とクローラ型運搬車利用による防除、運搬作業の省力化
要約 傾斜地カンキツ園で作業道を整備して、歩行型防除機やクローラ型運搬車を活用すると、防除、運搬作業時間は大幅に短縮され、散布薬液量は手散布に比べ少なくなり、防除効果も問題はない。長崎県果樹試験場・...
要約 園内道の整備及びスピードスプレーヤ(SS)等の省力防除機や運搬車の導入による低コスト、省力・軽作業化を図る指標として、カンキツの省力機械化営農モデルを作成した。モデルは担い手のタイプにより、専業...
要約 カンキツ潮風被害樹における改植基準は、被災直後の落葉率で90%以上である。被災直後の摘果は、樹体の早期回復に有効である。 背景・ねらい 潮風による被害の程度が著しく、回復が望めない樹では改植を...
要約 〔要約〕3列植え密植園(2×3m植え)に対し,中1列の樹を縮伐すると1年目は減収するものの,2年目はかえって増収する。間伐した場合も同様で,1年目の減収は3割と大きいが,2年目には樹冠拡大が優...
傾斜地カンキツ作における園内作業道・小型機械導入の経営経済的効果
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は、慣行体系に比較し46.7時間/10a、35%の省力化を可能にする。また、機械償却費、園内作業道償却費、燃料費などが増加するが、大幅な省...
要約 傾斜地カンキツ園では、園内作業道を整備し、歩行形の小型作業機を導入することによって、高品質果実生産を維持し、かつ管理作業の実作業時間を30%削減できるとともに、作業の軽作業化も図ることができる。...
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は,慣行体系に比較し46.7時間/10a,35%の省力化を可能にする。また,機械償却費,園内作業道償却費,燃料費などが増加するが,大幅な省力化によ...
要約 軽労化視点を加えた新技術の経済効果の評価法として,労働強度別賃金を用いた労働費の変化で評価する方法を開発した。この方法を傾斜地カンキツ園用に開発された新技術に適用すると,省力化のみの評価方法より...
要約 ギンナン生産における調製作業の内、果肉除去作業を連続的に行える装置を開発した。バッチ処理方式に比べて作業者が絶えず監視する必要がなく組み人員の減少につながる。 背景・ねらい 本県南部の東紀州地域...
パワーハンド利用によるカンキツ用コンテナ積み降ろし作業の軽労働化
要約 収穫されたウンシュウミカンの貨物自動車及び倉庫での積み降ろし作業に軽四輪貨物自動車に搭載できるパワーハンド(エアバランサー)を用いることにより、手作業に比べて約3倍の時間を要するが、作業負荷が...
要約 カンキツ新品種「陽香」は,「清見」に「中野3号ポンカン」を交雑して育成したミカンである。糖度が比較的高く,ポンカンに似た芳香の強い食味良好な大果・無核品種である。適熟期が1~2月であることから...
要約 カンキツ新品種「はるみ」は「清見」にポンカン「F-2432」を交雑して育成したミカンである。糖度が比較的高く,食味良好である。易剥皮性でじょうのう薄く,少核性で食べやすい。成熟期は1月で,年明けに販...
要約 カンキツ新品種「はれやか」は、「アンコール」に「ポンカン」を交雑し育成したミカンである。糖度が比較的高く、ポンカンに似た芳香の強い、食味良好な有核品種である。適熟期が2月となることから、秋冬期...