地域特産鶏(名古屋種)への乾燥酵母細胞壁飼料添加による免疫増強効果
要約 名古屋種の鶏に乾燥酵母細胞壁を0.5%の割合で飼料添加(酵母区)すると、飼料要求率では対照区より良い。免疫反応では、抗体産生能で最も高い抗体価は対照区より酵母区は高い傾向が見られ、遅延型過敏反応で...
産卵後期の採卵鶏における粒度の大きなカルシウム源の夕方給与による破卵発生の低減化技術
要約 産卵後期(60週齢以降)では鶏の銘柄、カルシウム源の違いを問わず夕方に大粒(4ミリ程度)のカキ殻や卵殻粉を重量比で1.5%添加給与すれば、破卵率の低減や産卵率、産卵日量の向上が期待できる。 キーワード...
要約 早期水稲「コシヒカリ」において、総窒素施用量の60%程度を鶏ふんたい肥、残りの40%程度を緩効性肥料を基肥で施用すると、初年目から化学肥料単用以上の収量を確保でき、玄米タンパク質有率は化学肥料単用と...
バイオインフォマティックスにより開発された鳥型結核菌の分子疫学的手法
要約 抗酸菌のゲノムデータベースの生物情報学的比較解析等により、鳥型結核菌のゲノム上に散在する多型縦列反復配列領域を特定した。対応する多種類の多型縦列反復配列領域の反復数の並びは、鳥型結核菌系統樹...
鶏ふんの吸引通気式堆肥化とリン酸スクラバ・もみ殻脱臭槽による簡易脱臭技術
要約 吸引通気式堆肥化処理に、溶液洗浄方式アンモニア回収装置(スクラバ)ともみ殻脱臭槽を組み合わせることで、鶏ふんの堆肥化時に発生する高濃度の臭気を有効に脱臭できる。脱臭使用後のもみ殻は、堆肥化時の副...
温州みかん果皮飼料添加によるβ-クリプトキサンチンを多く含む鶏肉の生産
要約 肉用鶏に温州みかん果皮乾燥粉末を2~4%飼料添加して給与することにより、生産性を維持しながら、β-クリプトキサンチンを2~5倍(約8.8~55.4μg/鶏肉100g)含む鶏肉を生産することができる。 キーワード 肉...
鶏糞たい肥の適正施用による普通期水稲「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 普通期水稲「ヒノヒカリ」において、化学肥料の代替として全窒素量の75%を鶏糞たい肥にすると、化学肥料単用と同等の収量を確保でき、かつ玄米タンパク含量は化学肥料単用と同程度である。 キーワード イネ...
要約 バイオマス利用計画策定に利用するため、既存の統計情報等を用いて処理・利用経路別の家畜ふん尿とそのNPK成分の発生量を推定する手法を開発した。発生量は統計値やパラメータのデータベースと表計算ソ...
要約 北海地鶏の基礎鶏であるシャモの中型系統を大型系統に置き換えた改良型高品質肉用鶏「北海地鶏Ⅱ」は、肉質を維持したまま発育が向上し、飼育期間の短縮が可能である。 キーワード 肉用鶏、地鶏、発育向上、...
要約 初期育成に、改良型電気ブルーダーとヒーターマットによる保温が有効である。グリット給与により体重の増加および育成率が改善する。成鶏用配合飼料を給与してもダチョウ用配合飼料と同等に発育する。30日齢...
要約 鹿児島県における農業生産由来の潜在的窒素発生量は家畜ふん尿由来が62,905t/年、化学肥料由来が18,864t/年、単位耕地面積当たりはそれぞれ476kg/ha、143kg/haの合計619kg/haと推定される。また、本県の農地...
要約 アミノ酸要求量を満たした低蛋白質飼料(粗蛋白質含量13%)を産卵後期(53週齢以降)に採卵鶏に給与しても、産卵成績に負の影響を及ぼすことなく、排泄される窒素量は約12%低減できる。 キーワード 環境負荷...
背景・ねらい 養殖用餌料としてのマイワシ漁獲量は,昭和63年以降大幅な減少傾向にあり,近年も低水準で推移しているため,それに代わる配合飼料への期待が高まってきている。魚類養殖経営にとって餌料代は,支出...
要約 根域を制限してミニトマトを栽培することにより、有機質肥料調製法の影響を判定できる。有機質肥料の連用、特に有機質肥料を好気発酵させて施用した場合には、化学肥料施用の場合と比較して、収量が高まる。...
要約 秋田比内地鶏の初生ひなへの盲腸内容物培養飼料の給与及び大すう期以降の高エネルギー飼料給与により、雄の飼育期間を短縮できる。 キーワード 秋田比内地鶏、雄、飼育期間 背景・ねらい 県畜試で飼育してい...
家畜ふん尿の堆積堆肥化処理に伴うアンモニア、メタンおよび亜酸化窒素の発生
要約 広範に採用されている堆積型堆肥化処理からの環境負荷ガス発生を、ふん尿堆積物中の窒素および有機物(VS、強熱減量)をベースに算出した。アンモニア発生は肥育豚と採卵鶏から顕著(236 - 366 gNH3-N/kgN)で...
要約 本県で多く飼養されている採卵鶏について産卵性、卵質、収益性等の調査を行った。白色卵殻鶏では銘柄Cが産卵性で、銘柄Dが卵質で優れていた。褐色卵殻鶏では銘柄Eが産卵性で、銘柄F、G、Hが卵質で優れていた...
要約 肉用鶏を45分間隔の小刻みな間欠照明下で肥育することで、点灯の度に活発な飼料摂取が繰り返され、採食にメリハリがつき、生産性や飼料の利用性が向上する。 キーワード 家禽、ニワトリ、肉用鶏、無窓鶏舎、...
完熟堆肥を連年施用した飼料畑下層における硝酸態窒素濃度の推移
要約 4年間、飼料畑に毎年完熟堆肥を原物重量で8t/10a施用し続け、硝酸態窒素の地下浸透状況を継続調査したところ、80cm深の土壌溶液は比較的低濃度で推移するが、硝酸態窒素は作土層下方まで浸透する。 キーワ...
LCA手法による休耕地を活用した濃厚飼料供給システムの環境評価
要約 ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用い、国内畜産業への濃厚飼料供給システムを変更した場合の環境影響を評価した。米国産とうもろこしの一部を休耕地に作付けした大麦に代替えすれば、CO2換算量7.8...