造林地のシカ密度に応じた防除資材の選択基準を明らかにしました
要約 シカによる林業被害の防除資材として忌避剤や柵が用いられていますが、その効果はシカ密度によって異なります。本研究では、シカ密度に応じた防除資材の選択基準を明らかにするために、全国の水源林造成事業...
要約 豚NLRP3遺伝子の2906番目の一塩基多型(A2906G)は、細菌感染症に対するワクチン接種後の有効性と関連しており、この多型を種豚選抜時のDNAマーカーとすることで、ワクチン応答能を指標とした豚の抗病性改良が...
要約 播種から収穫まで耕起しない狭畦不耕起栽培は、慣行の耕起播種・中耕培土栽培と比較して、ダイズ白絹病の発生を減少させる。狭畦不耕起栽培による白絹病の抑制は中耕培土前の段階でも認められる。 キーワー...
要約 開発した畜舎排水高度処理システムは、活性汚泥処理後の養豚排水に、非晶質ケイ酸カルシウム水和物を添加することで脱色、リン除去、消毒を行うものである。リンは普通肥料と同等の肥効資材として回収できる...
地球温暖化が野菜の栽培に与える影響を生産費に基づいて予測する
要約 野菜は品目と品種が多様であり、植物生理の側面から温暖化の影響を予測することが難しい。そこで経済的な側面から影響予測を行う目的で、生産費と気温の関係を統計的に分析する。その結果、生産費と気温の関...
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
地域資源、畦連続使用栽培、緑肥間作を活用した南九州地域の有機畑輪作体系
要約 ダイコン作付前焼酎廃液濃縮液施用、ダイコン作付後無施肥サツマイモ畦連続使用栽培、畦間エンバク間作の組み合わせによる有機栽培体系でダイコン、サツマイモともに慣行栽培とほぼ同等の生産性を複数年得る...
網を利用したMAP結晶化法による豚舎汚水中リンの除去回収技術
要約 豚舎汚水中にリン酸マグネシムアンモニム(MAP)の結晶が付着する網を入れて曝気することで、汚水中の水質汚濁物質であるリンを除去回収することができる。この方法により、1m3の豚舎汚水から32~1...
近年北海道で分離される牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝学的特徴
要約 北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimuriumはパルスフィールドゲル電気泳動で型別するとⅠからⅨ型に分類され、Ⅶ型菌は2000年から出現して近年最も多く分離される。Ⅶ型菌の多くが多剤耐性を示...
要約 ヒラメは主要な養殖魚であるが、魚病被害が多く、健康状態の把握による感染症監視技術の確立が求められている。そこで、「抗体・プロテインチップ」を応用した診断ツールの開発を試みた。感染で量的変動を示...
グリーニング病多発生環境下でキングマンダリンの高収益栽培を可能とする総合管理技術
要約 無病苗とネオニコチノイド系殺虫剤施用を軸とする生育初期防除の徹底と初期生育量確保のための適切な肥培管理によるグリーニング病の総合管理技術(IPM)により、ベトナムメコンデルタのグリーニング病多発...
潜在性乳房炎罹患牛への組換えウシサイトカイン乳房内投与の治療効果
要約 黄色ブドウ球菌性乳房炎の罹患乳房内に、ウシGM-CSFおよびIL-8の単独または併用投与を行う場合、細胞性免疫の亢進がみられるウシGM-CSF単独投与が炎症症状の改善効果は高い。 キーワード 潜在性乳房炎、サイ...
網を利用したMAP結晶化法による豚舎汚水中リンの除去回収技術
要約 豚舎汚水中にリン酸マグネシムアンモニム(MAP)の結晶が付着する網を入れて曝気することで、汚水中の水質汚濁物質であるリンを除去回収することができる。この方法により、1m3の豚舎汚水から32~171gのMAP...
背景・ねらい
広島県では地付き魚を漁獲対象とする漁業(小型底びき網漁業,刺し網漁業など)の経営体が県全体の70%を占めている。これら漁船漁業の振興のためにオニオコゼ・カサゴ等の地付き魚の種苗放...
樹種複合地域における農協果樹部会役員の省力共通防除技術に対する意識
要約 農協果樹部会役員には、果樹薬剤散布のドリフト対策として隣接作物にも登録のある薬剤を使用する技術が評価され、体系として重要視されるのはまず「現在より高くならない薬剤費」、次に「現在より少ない薬剤...
要約 リンゴ作規模1ha以上層では、マルバ普通栽培体系のもとで労働集約的な管理を実現している。1ha未満層では、基本技術の手抜き化がみられるが、有袋栽培を維持していることから、4月以降の貯蔵リンゴ生産の担...
地域在来の天敵昆虫を利用した養鶏場におけるイエバエ防除システム
要約 地域在来の天敵昆虫(ガイマイゴミムシダマシ、クロチビエンマムシ)と薬剤(プロチオホス製剤、シロマジン製剤)を組み合わせることで、養鶏場のイエバエを安定的に防除でき、かつ薬剤使用量を低減できる。...
ビブリオ病・せっそう病・連鎖球菌症不活化ワクチンの有効性と問題点
背景・ねらい
せっそう病,ビブリオ病および連鎖球菌症の発生はサケ科魚類養殖に多大な被害を与えている。これらの疾病対策として,現状では抗菌剤の投与による治療が一般的に行われているが,投薬コストが...
リンゴとセイヨウナシの共通防除体系構築のための輪紋病防除薬剤の選抜
要約 山形県のリンゴとセイヨウナシの樹種複合栽培で防除の共通化を図るには、セイヨウナシ輪紋病対策を最優先にすることが必要なため、重要な防除時期の6 月中旬~8 月上中旬は、セイヨウナシ輪紋病に十分な防除...
要約 たまねぎの有機農業に要した費用は、生産費調査の水準の約1.3倍である。一方、販売価格は通常の1.3倍である。たまねぎの有機農業に取り組む際には、最低でも4,400kg/10a以上(価格81.0円/kg)を実現する必...