要約 早期水稲「コシヒカリ」において、総窒素施用量の60%程度を鶏ふんたい肥、残りの40%程度を緩効性肥料を基肥で施用すると、初年目から化学肥料単用以上の収量を確保でき、玄米タンパク質有率は化学肥料単用と...
要約 オウトウの平棚栽培は、初期収量が少ないが7~8年生になると慣行栽培と同等の収量が得られ、商品性も向上する。さらに、収穫作業の省力化が図られるとともに、低い雨除け施設の利用が可能であることから、...
早熟でモザイク病に強い納豆用極小粒だいず新品種「すずほのか」(東北146号)
要約 だいず「すずほのか」は「コスズ」よりも早熟、短茎で耐倒伏性が優り栽培しやすい。ダイズモザイクウイルスに強く、収量と品質は「コスズ」並みである。子実は極小粒で納豆加工適性も良好である。 キーワー...
要約 家族経営の円滑な継承には、農業経営者のライフサイクルに合わせて、後継者の就農対策、能力養成対策、世代交代対策、後継者がいない場合の対策を実施する必要がある。そこでの具体的な経営管理の内容と留...
要約 大量の貸し手と大規模水田作経営に分化している地域では公的機関が大規模経営の団地化を推進し、居住地区以外の第2の拠点等も考慮しつつ、複数経営を対象に利用権再設定を行うとともに、小作料助成を行うこ...
要約 現地圃場における栽培事例から、播種時期の天候不良による播種精度の低下が問題り、その改善策として、播種に浸種籾が使えること、雑草防除方法として一発処理剤を用いた体系処理の効果が高いこと、新品種「...
要約 水田放牧の導入により、飼養管理時間の省力化が図られ、舎内労働時間は66%に削減され、労働の平準化が図られるとともに飼料費も節減することができる。削減された労働時間を活用して増頭することで、労働生...
要約 ウンシュウミカン作農家は従来からの隔年結果対策に加えて、隔年結果是正と高品質生産を両立する技術に期待するとともに、費用の節減、マルチ栽培等の高品質化、直売等の販売対応の工夫、品種更新や品目の転...
要約 飼料イネ栽培において、家畜排せつ物処理施設等から排出される牛糞尿由来の曝気液を、2回の追肥あるいは穂肥に用いると慣行栽培と同等の収量が得られる。 キーワード 飼料イネ、はまさり、家畜糞尿、液肥、...
食味の良い東北地域向け直播用水稲新品種「萌えみのり(奥羽382号)」
要約 水稲「萌えみのり」は東北地域中南部での熟期が中生の晩に属する粳種である。良食味で、耐倒伏性が強く、規模拡大や複合経営に有利な省力的栽培法である直播栽培、特に表面播種において多収である。 キーワ...
要約 法人化を目指す集落営農組織では、リーダーが経営管理に必要な数値を把握し、経済合理的に考える傾向にある。法人化するには、収益部門の確立による販売金額の拡大が必要であり、転作作物生産の拡大、水稲部...
タイ東北部におけるサトウキビサイレージの肉牛用飼料としての利用
要約 タイ東北部においてサトウキビ(株出し6ヵ月)サイレージの可消化養分総量は49.6%(乾物あたり)であり、本サイレージと本地域の飼料資源を用いることにより、肉牛生産ができる。一般的な暖地型牧草に比べ生産...
要約 酪農経営に農家チーズ工房を付加価値部門として導入することで所得向上を図ることができる。農家チーズ工房の発展方向は、第一次産業の酪農を軸に、第二次産業の農家チーズの加工、第三次産業の農家チーズの...
要約 道東畑作地帯における畑作農家の規模階層構成の2010年の動向として、規模の増減分岐点、モードが上位階層へシフトしながらの規模拡大が見込まれる。特に、十勝の中央周辺地域では50~60ha層の増加が特徴的で...
要約 水稲の乾田直播、小麦、大豆の播種作業に適用できる汎用ロータリシーダは砕土、施肥、播種を1工程で行い、作業幅の拡大と工程の省略により作業時間を短縮できる。開発機の導入により慣行体系に比べて限界規...
要約 パンジーの鉢上げ適期に達したセル成型苗は5~10度C、暗黒条件下で2週間の貯蔵が可能で、苗質を落とすことなく鉢上げ期間を拡大することができる。 キーワード 花壇苗、セル成型苗、低温貯蔵 背景・ねらい ...
ダイズ「タチナガハ」および「納豆小粒」の晩播栽培における狭畦密植栽培技術
要約 7月中旬以降に「タチナガハ」および「納豆小粒」を播種する場合は畦間30cm(狭畦)にすることで収量の低下を軽減できる。その際の株間は7月中旬播種では15cmとし、7月下旬の播種では10~15cmのやや密植とす...
イチゴパッケージセンター利用による個別経営と農協販売への効果
要約 イチゴパッケージセンターを利用した場合の個別経営の規模拡大効果を試算すると、現行の19.8aから31.5aへ約12aの規模拡大が可能になる。所得は3,808千円で702千円程度増加する。また、パッケージセンターは...
イタリアンライグラスサイレージを用いた混合飼料給与による黒毛和種子牛育成
要約 黒毛和種子牛育成において、イタリアンライグラスサイレージを約4割含む混合飼料を育成期間(120~240日齢)給与すると分離給与と同等の栄養摂取量および発育が望める。 キーワード 混合飼料、黒毛和種、子牛...
鶏糞たい肥の適正施用による普通期水稲「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 普通期水稲「ヒノヒカリ」において、化学肥料の代替として全窒素量の75%を鶏糞たい肥にすると、化学肥料単用と同等の収量を確保でき、かつ玄米タンパク含量は化学肥料単用と同程度である。 キーワード イネ...