夏期湛水によるリン酸供給能の向上と湛水後のニンジン栽培におけるリン酸減肥
要約 中・南九州の畑地かんがい整備地域において夏期湛水を行うことで土壌の保水性が高まり、ニンジンの初期生育が確保され、リン酸供給能も高まる。リン酸3割減肥でも減肥しない場合と同等以上の収量が得られる...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
要約 採草地において、1番草は2~4番草や冬季と比べて年間の純生態系生産量に対する寄与が大きく、炭素蓄積にも重要な役割を果たす。牛糞堆肥の適切な連用により、生産量を確保しつつ採草地の炭素収支が改善でき...
不耕起播種機を用いて生産コストを40%削減する水稲-麦類-大豆水田輪作体系
要約 不耕起播種機を用いた経営規模60ha程度の大規模営農において、水稲乾田直播、麦類および大豆の組み合わせによる輪作体系では、気象条件による収量の変動はあるものの慣行体系に比べて労働時間を最大で70%短...
高品質なウンシュウミカンを連年安定生産するための土壌と樹体の一体管理技術体系
要約 ウンシュウミカンの隔年結果を軽減し高品質果実を安定的に生産するための、マルドリ方式および弱せん定・後期重点摘果を中心とした土壌と樹体を一体的に管理する技術体系である。併せて利用できる樹体診断技...
土壌改良資材の局所投入による極早生ウンシュウミカンの新梢と根の発育促進
要約 極早生ウンシュウミカン「ゆら早生」に対する樹冠直下の深耕と、土壌改良資材(パーライト:ピートモス=8:2)の土壌への投入は、活性の高い細根発生と地上部各器官の栄養成長を促し、樹勢向上対策として有...
要約 プランターを用いた少量土壌培地耕でカーネーションを採花始めから4月まで短茎で収穫する場合、施肥量を減らしたEC0.5dS/m養液でも24cm幅プランターでは高い収量を得られる。この栽培方法は隔離ベンチを持...
要約 ウンシュウミカン作農家は従来からの隔年結果対策に加えて、隔年結果是正と高品質生産を両立する技術に期待するとともに、費用の節減、マルチ栽培等の高品質化、直売等の販売対応の工夫、品種更新や品目の転...
不耕起栽培を取り入れた水稲・麦・大豆5年一巡輪作体系の経済性
要約 作業省力化効果がある不耕起栽培を取り入れた「移植水稲-移植(または不耕起)水稲-移植(または不耕起)水稲-不耕起大豆-不耕起麦-不耕起大豆」の5年一巡輪作体系(想定する経営耕地面積規模20~30ha...
要約 造成された諫早湾干拓地では、緑肥のすき込みと牛ふん堆肥2t/10aを2年連用すると、全炭素、可給態窒素が露地野菜畑の改善目標値まで改善し、冬キャベツでは目標収量5,600kg/10a程度の収量が得られる。またバ...
要約 土壌伝染性病害に対して安全で省力性に優れたイチゴのベンチ無仮植育苗法を開発した。培地素材にはおがくず・もみがら・ピートモス等が使用可能で、追肥として固形肥料を月1回ランナー伸長範囲に表層施用す...
要約 ハウス加温栽培の砂質ブドウ園において、肥効調節型肥料とかん水タイマーを組み合わせた安価なかん水施肥装置を用いることで、施肥量やかん水量を1/2以下に減らしても慣行栽培と同等の収量、品質が得られ、...
要約 千葉県内の野菜農家へのアンケート調査結果によると、家畜ふん堆肥等の利用促進上の課題として、牛ふん系・豚ぷん系では、施用効果の明確化、施用による障害の原因除去、鶏ふん系では、価格設定や表示の明確...
要約 アスパラガスの立茎栽培において年間 100 万円以上の所得を得るためには、ハウス栽培で 1200kg/10a以上の収量を確保し、栽培面積 400 坪が必要となる。また、露地栽 培では、620kg/10a以上の収量を確保し、...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機による大豆不耕起狭畦栽培技術
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機を用い、畦幅30cm間隔で大豆を播種する不耕起狭畦栽培を実施することで、播種期の作業の効率化、降雨による播種遅延の緩和、狭畦化による抑草と中耕培土の省略が可能となり...
要約 温州ミカンの有機栽培を実施するうえで、完全無農薬栽培は不可能であるが、JASの有機栽培基準で定められたボルドー液、水和硫黄剤、マシン油乳剤を適期に使用することで経営的に持続可能な栽培を行うことが...
要約 再生循環資源である木炭を利用した脱臭システムを開発するため、脱臭剤の性能及び実証機を製作し試験を行った結果、木炭(無処理木炭)は、酸性ガスに高い吸着力を示し、酸添着木炭(木炭を酸性溶液で処理)...
要約 日本ナシ「新高」のみつ症は、8~9月の適度な潅水、9月の1か月間の遮光処理、交配後20日目の早期の小袋かけ、満開後10日目及び満開後100日目からの10日間隔、各5回のカルシウム剤散布、早期収穫と低温貯蔵の...
要約 生産力が低下した茶園のせん枝方法は、一番茶摘採後中切りし、処理3年目に再せん枝を行うことで回復効果が高くなる。大分県農業技術センター・茶業特産部 背景・ねらい 大分県の専用茶園の多くは昭和40年代...
要約 急傾斜や石礫の為、耕起更新が難しい荒廃草地について、草地更新法の一つとして簡易牧草追播機が利用できる。更新に要する費用も安価である。 背景・ねらい 低位利用となっている草地(低収及び雑草による草...