イチゴの連続うね利用栽培におけるδ15N値を用いた土壌窒素依存率の推定
要約 基肥量の少ないイチゴの連続うね利用栽培では、果実の全窒素δ15N値は土壌の全窒素δ15N値を反映している。土壌窒素依存率は72~85%と推定され、慣行の53%に比べて高い。6作連続うね利用しても収量は低下しな...
鉱質土草地の更新時から維持管理までの家畜ふん尿主体施肥管理法の実証
要約
要約
金時類の茎折れリスク低減と土壌・作物栄養診断による高品質安定生産技術
要約 金時類の茎折れには品種間差があるが、標植、適正施肥でそのリスクを低減でき、開花期の追肥が効果的である。土壌無機態窒素量(0-40cm)と熱水抽出性窒素量(10cm土層相当量)から必要窒素施肥量を決定でき...
要約
要約 たまねぎ直播栽培には「北もみじ2000」等中生品種が適し、4月中の播種、移植栽培と同等の窒素施肥量、移植栽培よりやや密植の35000株/10a程度の栽植密度設定で、移植栽培の基準収量である5500kg/10aの収量...
土壌のリン脂質脂肪酸組成は有機栽培と慣行栽培で差が認められない
要約 ミニトマト栽培農家圃場において、土壌微生物性の指標であるリン脂質脂肪酸の含量、組成に基づく多様性指数(シンプソン指数)および組成は、有機栽培と堆肥等の有機物を施用している慣行栽培との間で差は...
土壌診断のための簡易分析法 -pH、N、P2O5、SiO2、Cu、Zn、B、Fe2O3-
要約
うね内部分施用法を用いた夏秋キャベツ作の窒素収支に基づく施肥削減量
要約 夏秋キャベツ作の窒素収支によれば、慣行施肥量では窒素施肥量は過剰となる。うね内部分施用法を用いると、結球部搬出では慣行量の50%削減、全量または地上部搬出では30%削減が窒素収支から見て適正であるが...
施設スイートピーに発生した可給態リン酸過剰による葉身白化症状
要約 施設栽培スイートピーで、開花が始まる12月以降に下位葉から葉身が白化し、やがて上位葉にまで進展する症状が見られている。この原因は土壌の可給態リン酸過剰である。リン酸過剰畑では可給態リン酸を指標と...
ダイズちりめんじわ発生条件の解明と石灰または微量要素施肥によるしわ粒発生率の軽減
要約 ダイズ「エンレイ」のちりめんじわ発生率は、子実肥大盛期の切葉処理で増加する。また、石灰、三要素肥料を無施用で連作栽培すると成熟期の早期化と収量低下に伴い高まるが、石灰施用により軽減される。また...
牛ふん堆肥を用いたアールスメロン栽培において土壌養分を集積させない養分管理のための圃場カルテ
要約 作付前土壌および牛ふん堆肥の加里含量から土壌診断基準値以下になるように堆肥施用量を決定し、堆肥、土壌の可給態窒素および無機態窒素から施肥窒素量を求める圃場カルテを用いる施肥は、同一圃場で牛ふん...
要約 飽水土壌の調製と土壌溶液の採取により供試土壌の水分を考慮せずに土壌硝酸態窒素を分析できる。本法の値は精密分析(KCl抽出法)で得られる値と高い相関関係があり、現場に対応した簡易な分析法として利...
半促成トマトの接ぎ木栽培における土壌診断と栄養診断に基づく窒素減肥
要約 半促成トマトの接ぎ木栽培において土壌診断と葉柄汁液の栄養診断に基づいた施肥法における総施肥窒素量は、上物収量を低下させることなく、大幅に減少できる。 キーワード 半促成トマト、汁液栄養診断、接ぎ...
土壌診断に基づく被覆肥料施肥によるハウス栽培コマツナの減肥高品質化
要約 ハウス栽培コマツナにおいて、土壌中窒素基準量から作付け前土壌中無機態窒素量を差し引いた診断施肥量に対して、25%減肥したリニア40日タイプ被覆肥料を施用すると、可食部中の硝酸イオン濃度が低下し、グ...
要約 家畜ふん堆肥の連用でリン酸とカリが蓄積した圃場における秋冬ブロッコリー栽培では、リン酸、カリをほとんど含まないセル内肥効調節型肥料により、窒素成分を50%削減できるとともに、リン酸、カリ蓄積圃場...
環境保全型稲作技術の面的な取り組みによる流出負荷低減効果の定量的評価
要約 化学肥料・化学合成農薬の使用削減と適正な水管理を組み合わせた環境保全型稲作技術の面的な取り組みにより、慣行栽培と同程度の収量・品質を確保しつつ、水稲作付期に安定した流出負荷低減効果が得られ、年...
要約 ニホンナシ「幸水」のトンネル栽培において、肥効調節型肥料による県基準8割量の年1回施用は、一樹あたりの収量、果実品質で年4回施肥と同等である。肥効調節型肥料は、施肥労力の省力化が図られるとともに...
要約 病原菌を特定できない原因不明のイチゴ芽枯れ症状の発症は、ポット育苗した苗を利用し、定植直後からビニール等で屋根を被覆して雨除けを行うことで軽減できる。 キーワード イチゴ、芽枯れ症状、ポット育苗...
要約 カリの増施により、ブロッコリー各部位の無機成分、特にカルシウム、マグネシウム含有率が減少する。カリ増施はべと病の発生を助長することが示唆された。 キーワード ブロッコリー、花蕾黒変症、べと病菌、...