多収性品種「オオナリ」の疎植栽培による飼料用米の省力多収生産体系
要約 牛ふん堆肥を施用した水田で、多収性品種「オオナリ」を用いて肥効調節型肥料を活用した50株/坪(約15株/m2)の疎植栽培を行うことにより、リン酸・カリの化学肥料施用量を大幅に削減しながらトコトリエノール...
Fusarium solaniによるトルコギキョウ立枯病抵抗性の水耕装置を用いた検定法
要約 Fusarium solaniによるトルコギキョウ立枯病に対する抵抗性は、水温を26°C前後の発病適温域に維持できる水耕装置に定植した苗に針刺し付傷処理による菌接種を行い、接種後1週間毎に発病程度を5段階に評価し...
植物検疫におけるファイトプラズマとキシレラの効率的診断マニュアル
要約 世界的に重要な植物病原細菌であるファイトプラズマおよびキシレラを、多様な植物から簡易に同時検出するマニュアルである。偽陽性や偽陰性のリスクが低く、種の推定も可能であり、植物検疫業務を効率よく進...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
トマトの養液土耕栽培におけるリン酸無施肥がリン酸収支に及ぼす影響
要約 トルオーグリン酸60.5mg/100g乾土の灰色低地土を用いた養液土耕栽培では、リン酸無施肥の影響は茎葉のリン酸含量低下だけで、収量に影響はなく、土壌からのリン酸供給量で十分生育する。一方、慣行施肥での...
要約 土壌試料を薄層にすることにより、振とうを行わなくても畑土壌中の水溶性リン酸を抽出することができる。その抽出液は、リン酸簡易測定キット並びに簡易吸光度計を用いて、一定の精度を保ちつつ、安全、簡便...
マルチプレックスPCR法によるアユ細菌性疾病の同時検出技術の開発
要約 冷水病、細菌性出血性腹水病およびビブリオ病は養殖場および天然河川のアユに大きな被害を与える疾病である。今回、マルチプレックスPCR法によるこれら3大疾病の同時診断技術を開発した。本法は高感度で特異...
雪中貯蔵キャベツの結球内部黒変症状対策と雪中貯蔵による品質保持
要約 黒変症状発生履歴がある圃場での「冬駒」栽培では土壌pH矯正と硫酸カルシウム施肥が、著しい発生履歴がある圃場では「大学寒玉」の導入が有効である。雪中貯蔵により、収穫時の外観・内部品質ともに長期間維持...
要約 たまねぎ直播栽培には「北もみじ2000」等中生品種が適し、4月中の播種、移植栽培と同等の窒素施肥量、移植栽培よりやや密植の35000株/10a程度の栽植密度設定で、移植栽培の基準収量である5500kg/10aの収量...
要約
土壌診断のための簡易分析法 -pH、N、P2O5、SiO2、Cu、Zn、B、Fe2O3-
要約
要約 ジャーガル土壌における年3作のレタス栽培では、被覆尿素入り窒素肥料を用いた一括全量基肥施用(40N-22.5P2O5kg/10a)、マルチ内15mm点滴かん水、株間30cm、畦幅45cmの1条植で大玉が得られ、且つ環境負荷が少...
要約 ニガウリの養分吸収特性を考慮した液肥組成による養液土耕栽培は、クリンカアッシュや草炭を幅0.5m深さ0.2mの土層に容積比1/3混和の局所管理で平畦にすると、慣行栽培以上の収量が得られ、かつ塩類集積の少...
要約 草地雑草である既存の地下茎型イネ科草割合等を指標に、簡易な播種床造成と除草剤散布を組合せた各種簡易更新技術を選択することによって、採草地へチモシーやペレニアルライグラス、放牧地へペレニアルライ...
要約 畑地における牛ふん堆肥の窒素利用率は、堆肥の全炭素(C)を1/15Mリン酸緩衝液抽出法による窒素(N’)または0.5M硫酸カリウム溶液抽出法による窒素(N’)で除したC/N’と高い負の相関がある。また、リ...
要約 良食味米生産困難な南空知地域における水田土地利用確立のための営農再編方向 は、集落における栽培技術向上に向けた作物別部会の組織化と作業の効率化・低コスト化 を進める作業受委託体制整備、さらに生産...
要約 暖地では5月中旬に移植、7月上旬に紋枯病菌を接種し、8月下旬に発病度調査をすれば、省力的に紋枯病抵抗性がほ場検定できる。また、紋枯病抵抗性の指標品種としてWSS3等を利用して、抵抗性が判定できる。 キ...
要約 使用済み養液を系外に排出せず低コストで簡易な養液栽培法‘毛管ポット耕’を開発した。毛管ポット耕は防根透水性の不織布ポットに培土を詰め底面給液方式で作物を栽培するものである。夏秋トマトでは土壌溶液...
圃場のモニタリングと無線LAN機能を持つ計測ロボット:フィールドサーバ
要約 モデル開発や生産管理・省力化・作業安全確保等に不可欠な微気象及び画像などの圃場情報を,無線インターネットを介してリアルタイムにモニタリングする小型・低コストの計測ロボットを開発した。フィールド...
要約 農作物の生産安定や品質向上対策に役立てるため、水田土壌の実態調査を実施した。その結果、乾田率が高まるなど汎用化が進む一方で、浅耕化や石灰減少に伴う低pH、燐酸富化などの問題点が明らかになり、今後...