玄米の白濁が少なく、良食味の低アミロース米水稲新品種候補「山形84号」の育成
要約 「山形84号」は、葯培養突然変異由来の低アミロース系統で、早生、短稈中間型、耐倒伏性“強”、葉いもち“やや強”、穂いもち“弱”、耐冷性“極強”で、炊飯米の粘りが強く良食味である。また、精米のアミロース含...
要約 水稲「紅染めもち」は暖地における熟期が中生で、偏穂数型の赤糯系統である。玄米は均一な赤褐色を呈して着色が良く、抗酸化性物質のプロアントシアニジンを有する。餅、おこわ、菓子等への加工利用が期待さ...
要約 水稲「もちむすめ」は寒冷地中部では晩生の早に属し、耐冷性、いもち病抵抗性、耐倒伏性、耐穂発芽性が「こがねもち」に優り、つき餅の食味が「こがねもち」並みに優れる良質糯米系統である。宮城県で奨励品...
要約 水稲「鹿児島糯9号」は、暖地における熟期が晩生で、鹿児島県の在来品種「溝下糯」の栽培特性を改良した良質な糯米系統である。玄米の白度が高く、餅のきめが細かく食味も優れる。餅の他、赤飯、おこわ、ち...
要約 アメリカ品種Jackの未熟子葉から高い増殖能を有する不定胚を誘導する。ハイグロマシン抵抗性遺伝子と目的遺伝子を接続し、遺伝子銃法により不定胚へ導入する。ハイグロマイシンによる選抜により、安定的に形...
良質・良食味で病害虫複合抵抗性の水稲新品種「むさしの1号」、「むさしの2号」
要約 水稲「むさしの1号」、「むさしの2号」は「コシヒカリ」並の良食味で縞葉枯病、ツマグロヨコバイ抵抗性をもち、いもち病にも強い病害虫複合抵抗性を兼ね備えた品種である。外観品質も優れ、また、耐倒伏性は...
要約 水稲「めばえもち」は寒冷地南部では中生の早に属する糯種で、短稈で、偏穂数型の系統である。玄米の胚芽部分が一般品種の約3倍あり、水に浸漬した胚芽に含まれる機能性成分(ギャバ)量が多いことから発芽...
加工適性の高い低アミロース水稲新品種候補系統「北陸180号」
要約 「北陸180号」は寒冷地南部における熟期が晩生の晩で、やや短稈、偏穂数型、多収の低アミロース系統である。玄米は白濁し、炊飯米は柔らかく、粘りが強い。粘りの弱い米との混米、無菌包装米飯、団子・米菓...
糯臭の弱い短稈の低アミロース米水稲新品種候補系統「奥羽354号」の育成
要約 中生、短稈、低アミロース米の水稲系統「奥羽354号」を育成した。飯米は粘りが強く、糯臭が少なく、冷飯の食味が優れ、食味改善のための混米用や、低温で流通する加工用原料等の利用が予定される。 背景・ね...
耐冷・耐病・極良食味・低アミロース水稲新品種候補系統「東北172号」の育成
要約 「東北172号」は寒冷地中部では中生の晩に属し、耐冷性が強、いもち病抵抗性・耐倒伏性がやや強の良質で極良食味の低アミロース米系統である。米飯の粘りが強く冷飯の食味も優れる。宮城県で採用され、新た...
要約 水稲「ふ系糯178号」は福島県では早生に属し、いもち病抵抗性が強、耐冷性が極強であり、製餅の硬化速度が速く、加工に適した系統である。福島県で山間高冷地を対象に奨励品種に採用する。 背景・ねらい 福...
要約 水稲「ふ系糯178号」は寒冷地北部で中生の中に属する糯種である。耐冷性、いもち病抵抗性及び耐倒伏性が強く、平成12年度より福島県の山間地域で良質糯米の安定生産を図るために奨励品種に採用される予定で...
要約 水稲新品種「柔小町」はアミロース含量が13%前後の半糯品種で、飯米の粘りが強く良食味であり、他品種とのブレンド適性も良好である。「ニシホマレ」と同程度の中生の熟期で、暖地の普通期作に適する。九州...
要約 水稲「佐賀18号」はキヌヒカリ/東北143号(後の「ひとめぼれ」)の組合せから育成されたもので、「日本晴」に比べ、出穂、成熟期が3~4日早い早生種である。稈長はやや長く、穂数は同等の中間型品種である。収...
要約 「こしいぶき」は、新潟県では早生の中間型に属する粳種である。品質・食味はコシヒカリ並に優れ、地域・年次による変動が少なく安定している。高温条件下でも登熟は良好である。 背景・ねらい 新潟県におけ...
要約 イネ品種・系統のいもち病真性抵抗性遺伝子型推定や抵抗性の遺伝解析等の高精度化、効率化のため、イネいもち病菌各レース菌株で病原性が安定し、胞子形成量の多い25レース29菌株を選抜した。これら29菌株を...
要約 「中部糯91号」は「ハクトモチ」に比べて成熟期が7日から9日早い早生種である。短稈で、穂数は多く、耐倒伏性に優れ、穂いもちに強い。収量性はやや優れる。もちの食味は同程度に優れ、特にもち加工適性に優...
要約 水稲新品種「信交糯144号」は長野県で「コシヒカリ」よりやや晩い“中生の晩"の紫黒糯で脱粒性“難"の、良質な品種である。平成10年度から長野県の特産的品種として普及に移した。 背景・ねらい 本県では、特...
要約 水稲「奥羽344号」は、アミロース含量が9%程度の低アミロース系統で、「トヨニシキ」よりやや早い中生の熟期で、良食味、多収の特徴があり、かつ冷飯の食味も優れる。このため、冷凍米飯等の利用が民間業者...
要約 水稲「関東糯182号」は、中国の紫黒糯の2次選抜によって育成された、インド型の紫黒糯系統である。「ホシユタカ」並みの晩生に属し、糠層にアントシアン色素が集積して、玄米は黒色を呈する。赤飯、赤餅、...