ナタデココとβ-グルカンを混合した「ナタピューレ」で農産物粉末の適用範囲を拡大
要約 ナタデココとオオムギに含まれる(1-3),(1-4)-β-グルカンとを混合・破砕した新食品素材(ナタピューレ)は、農産物由来の粉末に新たな物性や加工特性を付与し、ペースト状食品の結着性や分散性を向上させること...
国産早生樹の利用可能性を探る―樹種の特徴を知り、使い方を工夫する―
要約 木質資源への多様なニーズに対応し、林業の収益性改善につながる新たな植栽樹種として、成長のはやい早生樹が注目されています。ただし、国産早生樹についてはこれまで利用例が少なく、生産・利用の取組が手...
LC-MS/MSを用いた大豆タンパク質β-コングリシニンα、α ?およびβサブユニットの定量法
要約 液体クロマトグラフタンデム質量分析装置(LC-MS/MS)と安定同位体標識内部標準ペプチドを用いることで、大豆の機能性タンパク質β-コングリシニンを構成するα、α ?およびβサブユニット...
臭わず黄変しないダイコン品種「悠白」、「サラホワイト」の栽培と利用の手引き
要約 臭いや黄変の元となる成分を含まないダイコンF1品種「悠白」と「サラホワイト」について、幅広い利用者向けに品種特性や栽培管理、その加工適性や利用法をわかりやすく解説した手引き書である。 キーワード ...
要約 日本海で漁獲量が急増しているサワラの有効利用技術開発に向けた基礎的な知見とするため、日本海沿岸で漁獲されたサワラの地域、季節、大きさ毎の成分を明らかにし、これらの成分データを取りまとめて日本海...
要約 バジル等の野菜・薬草等の熱水抽出物を用いて炊飯することにより、米飯に抗酸化性や風味・色などを付与することができる。抗酸化性を付与した加工米飯をレトルト包装した製品や、様々な風味の米飯フライ加工...
広帯域顕微分光イメージングによる農産物の内部構造・成分分布の可視化
要約 対象物の内部構造を立体的に可視化する新規の計測システムを開発した。人間の目には見えない農産物・食品の内部構造や成分分布を可視化でき、食品素材の特性把握や、栽培、育種分野等における品質モニタリ...
背景・ねらい
青森県のホタテガイ生産量は8~9万トンで、陸奥湾を中心として漁家経営の柱となっているが、魚価は低迷しており、新規需要の開拓による消費拡大が急務となっている。また、加工はボイルが主...
県育成品種ブルーベリー「おおつぶ星」・「あまつぶ星」の成分と加工特性
要約 「おおつぶ星」は、果実糖度がやや低く、酸度が高い。「あまつぶ星」は果実糖度・酸度とも中程度である。両品種ともジャム加工品における官能評価は、果実と同様の傾向である。ジャム加工では、加熱条件を抑...
要約 「さつま白もち」は、糊化開始温度が低く柔らかい特性を持つ品種である。また「クスタマモチ」に比べ、糯米粉及び求肥生地の色は白い。蒸し米加工品及び求肥等餅菓子に用いると柔らかく、かつ伸びの良い特性...
要約 クリ新品種「杉光」は、黄味の濃い色調が良好な品質の高いクリ・ペーストやクリ・キントンが製造できるが、長期に貯蔵すると原料ロスが増加するとともに、加工後の色調が低下しその特色が失われるので、収穫...
水稲「ヒヨクモチ」の餅生地硬化度に及ぼす栽培環境要因とその安定化策
要約 水稲「ヒヨクモチ」の餅生地硬化度は、登熟気温が高いほど大きい。餅生地硬化度を1.9kgf未満にするためには、移植時期を6月20日以降とする。また、過度の実肥の窒素施用は餅生地硬化度が大きくなるため、佐...
背景・ねらい 漁獲量日本一を誇る兵庫県のホタルイカは但馬の沖合底曳き網漁業で漁獲され、刺身で食べるほか、沖漬け、茹で製品、佃煮など多くの加工品にもなっている。しかし、生鮮・加工品とも食べたときに目玉...
要約 「長・野交34号」は一代交配種で、漬物加工したとき在来野沢菜に比べて軟らかく、歯切れ等の食感が良く、食味に優れる。また、草姿が立性で収穫し易く、アントシアニンの発現が少なく、栽培・加工特性にも優...
背景・ねらい
要約 「伊勢錦」は既存のしめ縄加工用主力品種である「実取らず」に比べ、草丈が長く、葉色が濃く、葉先の揃いが良く、1週間以上早く収穫できる。「伊勢錦」の導入により、「実取らず」との作期分散が可能となり...
要約 ラズベリーの「インディアンサマー」で製造した清澄果汁の色調は赤味が強く、香りも強い。ブラックベリーで製造した清澄果汁はラズベリーより色調が暗く香りは弱いが、「ボイソンベリー」で製造した清澄果汁...
要約 「いぶりたくあん漬」への加工適性が高い加工用ダイコン新品種「秋試交2号」を育成した。このF1品種は、根肌が美しく肉質が緻密で、商品率が高く揃いが良い。また、加工後の歩留りが高く、食感も良好である...
樹勢が強く、一次加工特性の高い中玉のウメ早生新品種「2M3−41」
要約 「新平太夫」と「織姫」を交配し、中玉のウメの新品種「福太夫」を育成した。樹勢が強く側枝の維持が容易で、成熟期は6月中旬で「紅サシ」より10日、「新平太夫」より約2週間早い。果肉歩合が高く、樹脂障害...
要約 無染土畳表には「いそなみ」より部分変色茎が少なく色調で優る「筑後みどり」が適する。無染土いぐさの退色は染土を拭き取った泥染めいぐさと差がない。無染土いぐさはかし後製織できるまでの時間が長く、製...