廃棄物から生まれた空気浄化塗料 ─スギ合板乾燥廃液の価値を高めるには?─
要約 これまでスギ合板の製造過程で発生するタール状の乾燥廃液には、積極的な利用法がありませんでし た。ところが、この廃液には有害な二酸化窒素を除去する機能があることが分かったので、塗料に配 合して我々...
割れの発生の原因となる木材内部の力を測ることで より良い乾燥方法を探る
要約 大径材の利用拡大に向けて、大径材から得られる大断面材の適切な乾燥方法を確立することが求めら れます。乾燥中の木材は外側と内側で水分の抜ける速度が異なるため、木材に割れの原因となる力が 発生します...
要約 鶏ふんに含まれる肥料成分の濃度は炭化時の温度により濃度変化を示し、特に植物へ供給可能な形態は成分によって異なる特徴を有している。目的成分によって炭化温度を設定することで炭化物内の肥料成分の濃度...
要約 既存の大豆用コンバインを部品付け替えや設定変更して用いることにより、蒴(さく)褐変初期のゴマを蒴ごと収穫する。加えて、収穫した蒴の乾燥・脱粒・調製作業までの機械化により労働コストを慣行比で60%削...
ナタデココとβ-グルカンを混合した「ナタピューレ」で農産物粉末の適用範囲を拡大
要約 ナタデココとオオムギに含まれる(1-3),(1-4)-β-グルカンとを混合・破砕した新食品素材(ナタピューレ)は、農産物由来の粉末に新たな物性や加工特性を付与し、ペースト状食品の結着性や分散性を向上させること...
国産早生樹の利用可能性を探る―樹種の特徴を知り、使い方を工夫する―
要約 木質資源への多様なニーズに対応し、林業の収益性改善につながる新たな植栽樹種として、成長のはやい早生樹が注目されています。ただし、国産早生樹についてはこれまで利用例が少なく、生産・利用の取組が手...
エリアンサス品種「JES1」から製造した草本系バイオマス燃料利用
要約 エリアンサス品種「JES1」を利用して高品質の草本系バイオマスペレット燃料を作成できる。耕作放棄地で栽培した「JES1」からバイオマス燃料を加工し、温泉給湯などのバイオマス燃料給湯ボイラーに利用するこ...
木材の繊維に直交する(横)方向の変形や破壊現象へ影響する因子を探る
要約 木材の乾燥や変形加工の制御に不可欠な情報となる繊維に直交する(横)方向の力学的性質への影響因子を評価する手法を確立し、木材中の破壊されやすい部位や変形しやすい条件を組織構造の観点から明らかにし...
スギ材から製造した新素材「改質リグニン」を用いた自動車の開発
要約 スギ材から製造した新素材「改質リグニン」を用いて優れた性能を持つ繊維強化材を開発し、それをボンネット等の自動車用部材として利用した世界初の自動車の試作に成功しました。 背景・ねらい スギ材の約3...
要約 静岡県伊豆半島の南岸及び西岸の原藻の鉄含有量や加工方法と製品の鉄含有量の関係について調べた。その結果、原藻の鉄含有量は、3.8~8.8mg/100gの範囲であり、蒸煮及びア...
要約 家具・内装材用の広葉樹原材料の約8割を海外産が占めています。それを国産に置き換えることを目指して、国産広葉樹の資源蓄積状況、流通・加工の現状を把握し、国産広葉樹の利用を進めるための課題と対応策...
要約 春季に三陸沖で漁獲されるツノナシオキアミは、自己消化作用が強く、食品への利用が限られている。そこで、東南アジア地域におけるエビペースト製造法を利用し、ツノナシ...
ロータリーキルン式バーナーによる肉牛ふん堆肥の燃焼技術マニュアル
要約 肉牛ふん堆肥の熱エネルギー化において、肉牛ふん堆肥、オガクズ、炭酸カルシウムを乾物重量比5:5:1の割合で固形燃料化し、ロータリーキルン式バーナーの1次空気:2次空気の通気配分2.9:1で燃焼することで、C...
要約 宮城県産ちぢみ雪菜をアクアガスによりブランチングし、温度および湿度を調整した環境下で乾燥することにより、従来にない独特かつ良好な食味および食感を持った乾燥野菜の製造が可能である。 キーワード ち...
要約 キサンタンガムを粉の重量に対して2.0%添加すると米粉パンに含まれる澱粉の消化が抑制される。その抑制効果はキサンタンガム自体の抑制作用に加えて、キサンタンガム添加によるパンのテクスチャーの変化が関...
要約 わかめの産地判別技術開発のため、加工度の異なる原藻わかめ、湯通し塩蔵わかめ、乾わかめについて、加工工程の影響を受けにくい微量元素を選定する。3種の微量元素(Ba、AsおよびCd)が、鳴門産・三陸産・中...
要約 木材乾燥装置の内部気圧を下げることによって、木造建築物の構造用部材を、今までの半分の時間で乾燥処理できる技術を開発しました。時間の短縮によって乾燥コストの削減も期待できます。 背景・ねらい 平成...
ルチンを多く含むダッタンソバ「満天きらり」加工品の体脂肪率上昇抑制効果
要約 ダッタンソバ品種「満天きらり」は子実に多量のルチンを含み、本品をそば粉として使用した乾麺でもルチンが保持され、苦味はほとんど生じない。実施したヒト介入試験においては、「満天きらり」配合麺の摂取...
要約 「満天きらり」は微量のルチン分解酵素活性を持つため、粉へ加水後ルチンが徐々に分解するが、従来品種よりルチンが多い食品を製造できる。分解速度は粉への加水率に影響される。粉のルチン含量、ルチン分解...
香川県産飼料用オリーブ葉のポリフェノール含量に及ぼす保存方法の影響
要約 剪定したオリーブ葉のポリフェノール(PP)含量の品種間での違いと、剪定後のオリーブ葉のPP含量に及ぼす保存方法の影響を調べた。その結果、品種間...