要約 1994年の猛暑による牛乳生産への影響として、個体のFCM乳量が平均で約3~5%低下した。被害は、乳量水準の高い牛、気温の高い地域で大きかった。また、農家は繁殖面での被害を最も深刻にとらえていた。 背...
要約 夏季のトウモロコシ主体の配合飼料の給与は大麦主体の配合飼料の給与に比べて牛乳中への窒素及びエネルギーの移行割合を増加させる。また、トウモロコシと魚粉を組み合わせることによってさらに窒素の利用効...
リノベータを利用したバヒアグラス草地へのイタリアンライグラスの追播による周年採草体系
要約 草地更新用に開発されたリノベータを用いて、秋にイタリアンライグラス種子をバヒアグラス草地に追播し、春にイタリアンライグラスを採草利用し、夏にはバヒアグラスを採草利用する周年採草技術を開発した。...
要約 イタリアンライグラスを通常量の2倍で厚播きすることにより、カラクサナズナの生長と着花を抑制できる。また、この場合のイタリアンライグラス中への本雑草混入量は微小であり、それを採食した牛の牛乳にも...
要約 暖地で、8月下旬または9月上旬に播種し、年内出穂させて収穫する夏播き栽培に適したサイレージ用えん麦の新品種を育成した。本品種は、秋の出穂日が「アキワセ」よりも約3日早い極早生で、収量は10%程度...
リポキシゲナーゼアイソザイム全欠のだいず新品種候補系統「九州111号」
要約 だいず「九州111号」は青臭みに関与する3種のリポキシゲナーゼアイソザイムの全てを欠失した系統である。風味・食味が良好な新規大豆加工食品素材として利用できる。 背景・ねらい ガット・ウルグアイラ...
肉用牛の肥育過程における血中インスリン濃度と屠体形質との関係
要約 肥育牛の血中インスリン濃度は体重の増加に伴って上昇し、黒毛和種では褐毛和種やホルスタイン種より高い。また、血中インスリン濃度は枝肉体組織構成と相関があり、屠体形質の推定指標となる可能性がある。...
要約 サイレージ用とうもろこしの簡易なTDN含量の推定法を作成した。とうもろこしの黄熟期における雌穂割合から次の推定式によってTDN含量(Y)を推定でき、暖地に適用できる。Y=雌穂割合×0.885+(100-雌穂割合)×0....
要約 高温条件下におけるスーダングラス品種間の耐湿性は、品種「トルーダン」が最も強い。また、夏播栽培は8月以降の圃場の休閑期を利用し、短期間に比較的高い収量が得られる効率的な栽培法である。 背景・ねら...
要約 労働平準化のためのソルゴー型ソルガムの栽培法を策定した。品種と播種期と収穫期を組み合わせることにより、4~8月播種、7月末~12月収穫が可能である。 背景・ねらい 十分な労力や機械施設等を持たない畜...
トールフェスクの季節生産性にみられる遺伝変異と生育環境の交互作用
要約 トールフェスクの栄養系及び品種・系統の季節生産性関連形質において、育種の場(熊本県西合志町)と利用の場(熊本県阿蘇町)で遺伝変異と生育環境との交互作用が認められた。また、交互作用が発現しやすい栄養...
要約 カンショ生澱粉の酵素分解性は、粒径が小さいものほど、生育初期のものほど、また、組織部位別では形成層部にあるものほど、高い。澱粉分解性は糊化熱との間に負の相関を持つ。 背景・ねらい 澱粉の特性は由...
要約 青果用貯蔵甘しょの日別出荷予定数量に基づく農家への出荷割当の実施に日程計画モデルを利用することにより、出荷計画の策定が容易になり、産地の実態に即した出荷方式を検討することができる。 背景・ねら...
要約 ホソヘリカメムシの卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチ、ヘリカメクロタマゴバチ、ホソヘリクロタマゴバチの種間競争は寄生間隔による影響を受け、長い寄生間隔ではカメムシタマゴトビコバチが、短い寄生間...
要約 日本に飛来するトビイロウンカは産卵前期間が長く、絶食耐性が強く、熱帯個体群に比べて明らかに移動に適応している。このような移動に適応した個体群がインドシナの亜熱帯から中国に分布していることがわ...
コムギ葉面から分離された揮発性抑制物質生産糸状菌による植物病原菌の生育抑制
要約 コムギ葉面から分離された糸状菌(菌株名Kyu-W63)が発生する揮発性物質によってコムギうどんこ病菌、コムギ赤かび病菌、イネいもち病菌、イネ紋枯病菌及びメロンつる割病菌の生育が顕著に抑制された。 背景...
要約 初霜が10月下旬以降になる暖地では、ヒマワリは8月中旬に播種する晩期栽培で子実収量、油脂含量ともに高い。またわい性品種(SUN WHEAT 101)は耐倒伏性が強く、晩期栽培下では密植による増収効果が高い。 ...
要約 電気泳動法に替わる、大豆リポキシゲナーゼアイソザイムの簡便な検出法を開発した。検体(大豆粉末試料)に反応助長液と各アイソザイム検出溶液を加えると退色の有無によって、L-1、L-2、L-3の存否が3~5分...
要約 青果用貯蔵甘しょの日別出荷予定数量に基づく農家への出荷割当の実施に日程計画モデルを利用することにより、出荷計画の策定が容易になり、産地の実態に即した出荷方式を検討することができる。 背景・ねら...
トビイロウンカの抵抗性品種加害性の遺伝率およびバイオタイプの変化
要約 トビイロウンカの抵抗性品種加害性の遺伝率は、西海190号(Bph1保有)に対して0.41、ASD7(bph2保有)に対して0.55であった。抵抗性品種上で加害性バイオタイプの割合は、4~5世代目に50%を越えると予測された。...