摘要 タバコ、トマト、イネおよびシロイヌナズナで報告された各種病害抵抗性遺伝子の共通保存領域を基に設計したプライマー6組を用い、モモ4品種・ウメ2品種の全DNAからPCRによる相同配列の増幅を試みた...
摘要 病原体感染による壊死病斑形成に伴って、サリチル酸、ジャスモン酸、エチレンなどのシグナル物質が生産されるが、今回、新たにポリアミンの一種であるスペルミンが細胞間隙に分泌され、PRタンパク質誘導の...
摘要 キチナーゼを恒常的に発現するように形質転換したタバコなどで菌類病抵抗性が高まることが報告されて以来、キチナーゼ遺伝子導入による菌類病抵抗性作物の作出が期待されてきた。本課題では、当研究室でクロ...
摘要 ザルコトキシンは抗細菌性のペプチドとして知られていたが、比較的高濃度では病原糸状菌の増殖も阻害することが示された。このザルコトキシン遺伝子をタバコに導入して植物病原菌に対する抵抗性を獲得させる...
摘要 TMV感染に伴う壊死病斑形成時におけるエチレンのシグナル物質としての重要性を明らかにするための実験を行った。TMV感染タバコ葉の同調的壊死病斑形成系を用いて、エチレン生成は病斑形成のかなり前か...
摘要 イネペルオキシダーゼ遺伝子の傷誘導性プロモーターを病害抵抗性植物作出に利用するための基礎実験を行った。UVに応答するこのプロモーターのコア領域の5’側にエンハンサーを連結し、3’側にGUS遺伝子...
摘要 キチナーゼ遺伝子を導入したタバコ等で菌類病抵抗性が高まることが報告されて以来、キチナーゼ遺伝子導入による菌類病抵抗性作物の作出が期待されてきた。本課題では、当研究室でクローニングされた複数のイ...
摘要 ザルコトキシンは抗細菌性のペプチドとして知られていたが、比較的高濃度では病原糸状菌の増殖も阻害することが始めて示された。このザルコトキシン遺伝子をタバコに導入して植物病原菌に対する抵抗性を獲得...
摘要 TMV感染に伴う壊死病斑形成時におけるエチレンの役割を明らかにするための実験を行った。TMV感染タバコ葉を温度シフトすることにより、同調的に壊死病斑を形成させる系を用いて、病斑形成前後のエチレ...
摘要 昆虫由来の抗菌性ペプチド遺伝子をモデル植物であるタバコに導入して、植物病原細菌に対する抵抗性を獲得させるために、PR-1aプロモーターを用いて抗菌性ペプチドを誘導的に蓄積させることを試みた。P...
摘要 タバコ感染特異的(PR)タンパク質遺伝子の種々のストレスの対する応答を調べると共に、その発現制御機構を明らかにし、これらのプロモーターの育種的利用を目指す。7年度は、酸性PR-1遺伝子の発現が...
摘要 病原体感染によって引き起こされる過敏感反応(病斑形成)に伴って多くのストレス誘導性タンパク質遺伝子が誘導される。植物の自己防御反応に関する情報伝達機構を解析し、これらの遺伝子の発現制御機構を明...
キウイフルーツの病害抵抗性素材の作出-細菌病抵抗性素材の作出(61)
摘要 キウイフルーツかいよう病菌の産生するファゼオロトキシン様毒素に対して耐性のOCTase遺伝子(argK)を、形質転換によってキウイフルーツに導入後にサザンブロット分析を行ったところ、7個体で想...
摘要 昆虫の幼虫から単離された抗菌性ペプチド遺伝子を、モデル植物であるタバコに導入して、抗菌性ペプチドを生産させることにより、植物病原細菌に対する抵抗性を獲得させることを目的として実験を行った。6年...
摘要 植物の病害抵抗性発現に重要な働きをする感染特異的(PR)タンパク質遺伝子の発現制御機構を明らかにするため、真核生物の情報伝達に関与すると考えられている低分子量GTP結合タンパク質を恒常的に生産...
摘要 タバコ感染特異的(PR)タンパク質は、病原体感染に伴ってできる病斑の周辺に特異的に誘導されるとともにサリチル酸処理によっても人為的に誘導可能である。この遺伝子のプロモーターは、この誘導特性から...
農業有用遺伝子(病害抵抗性遺伝子)の解析・クローニング技術の確立
摘要 ウイルスゲノム由来遺伝子の導入によるウイルス抵抗性植物が報告されている。本研究においては、コンニャクモザイクウイルスのコードするRNA合成遺伝子(NIb)等に注目し、ウイルス抵抗性との関連を検...
摘要 形質転換技術の実用化を図るため、導入遺伝子の効率的発現を可能にするCaMV35Sプロモーターを基本とした高発現プロモーターカセットについて検討した。その結果、タバコでは、El2Ωが、またイネで...
摘要 PRタンパク質遺伝子発現に関するシグナル伝達機構を調べるため、イネ由来の低分子量GTP結合タンパク質を過剰発現しているタバコを用意した。この植物は、サイトカイニンバラス異常の形態を示し、しかも...
摘要 組換えDNA技術を用いた病害抵抗性植物の作出の報告は既に数例あるが、その多くはウイルスの外被タンパク質遺伝子の導入による耐ウイルス病抵抗性植物である。一方、現在までにわが国で発生が認められてい...