家畜の代謝調節におけるアミノ基転移酵素の分子内糖鎖の機能解明(66)
摘要 家禽・家畜の各種臓器に存在するアミノ基転移酵素は構成単位として糖鎖を持つと考えられているが、分子内糖鎖の作用機序については不明な点が多い。それゆえ、産卵鶏の腎臓および牛の肝臓から細胞質およびミ...
摘要 花粉培養における胚・植物体の分化機構の解明を目的とした。33℃の温度処理は小胞子からの胚分化に不可欠である。33℃処理を行った小胞子のmRNAをもとにcDNAライブラリーを作出し、無処理の小胞子...
摘要 魚類において、クローンを作出するためには雌性発生、雄性発生を誘起した後、染色体を倍化し2倍体としなければならない。そのために温度処理、水圧処理が現在広く用いられている。しかし、これらの方法は受...
摘要 チャバネアオカメムシの休眠成虫を短日条件下で温度を変えて長期保存したところ、10、15、20℃ではいずれの温度区でも生存率が同じようにゆるやかに減少し、40週目に20-30%が生存した。5℃では...
摘要 ヒノキでは枯死当年の加害数(孵化幼虫数)は3~40頭/木と少なかったが、どの木でも成虫がみられ、幼虫の多くは樹脂によって死亡したものと推測された。丸太飼育した成虫の卵巣発育は13℃の温度処理で...
摘要 〔母材試験〕最終発芽率は処理温度に拘らず赤玉土≧苗畑土>ピートモスとなり、ピートモスでは赤玉土の1/2前後で過湿の悪影響が推察された。木灰では20/25℃区で高い発芽率を示したが、根や初生葉の発...
摘要 自発休眠期の覚醒は外見的な情報では判断できないので、休眠期の生理的な変化を捕らえることは重要である。そこで細胞膜の生理的な活性と関係の深いカリウムの休眠芽からの溶出速度を測定した。液胞膜を通し...
摘要 果実の生育と温度の関係を実験により示した。果実の生育初期に10℃~30℃の温度範囲で温度処理すると、温度が高いほど温度処理期間の果実の生長速度が大きくなり、また収穫期も早まった。これに対して果実...
摘要 地球温暖化による夏季の高温条件が果樹の生理機能に及ぼす影響を明らかにするため、夏季の温度と光合成速度及び呼吸速度との関係について検討した。モモ、ナシ、カキ、ブドウ、キウイフルーツ、およびウンシ...
摘要 花き類には多種のウイルス病が発生し、安定生産の隘路となっている。そこで、栽培の多い施設栽培花き類に発生するウイルスの種類、性状、発生生態、診断方法を明かにし、ウイルス病の防除対策の確立に資する...
摘要 開花期からの温度処理に伴う裂皮粒発生状況に差異のあったオクシロメ(易裂皮性)、タチユタカ(難)について、恒常的に裂皮を発生させる条件を見い出すために、開花期から10週間を2、2、3、3、週間の...
摘要 切り花としての裸麦は、早春できるだけ早く出荷できることが望ましいが、現在のところ、温度処理や日長処理をしなくても1月頃に出穂する、切り花として適した品種はないので、そのような品種の育成が求めら...
摘要 トノサマバッタの卵期における胚休眠の環境条件に対する反応を解析するため,産下後の卵塊を25℃に30日間置き,休眠卵であることを確かめたのち,様々な温度下に30~60日間保護し,その後25℃に移し...
摘要 リンゴを食する際にはナイフなどが必要であり手軽に食べることができないため、カットリンゴ(皮を剥き心を取り除いた果肉部)の流通・販売ができるよう果肉の褐変を防止するとともにその品質を保持する技術...
カンキツで越冬するアブラムシ類の越冬卵のふ化機構の解明(278)
摘要 カンキツタイプの越冬卵を4℃の低温に0~80日おいた後10.1~15.5℃に昇温した。カンキツタイプの卵のふ化率は、全般にユキヤナギタイプより低く、特に低温期間なしで12℃以上に昇温した場合と、...
木本性作物における幼若性(juvenility)の解明とその制御技術の開発(174)
摘要 日本ナシについて、幼若性打破の指標である花芽形成が、植物ホルモンの動態とタンパク質組成に及ぼす影響について検討を加えた。花芽形成前後に芽のオーキシン含量は急激に低下し、二次元電気泳動の結果、花...
コムギ立枯病の発病抑止要因の探索と有効利用法の開発(288)
摘要 コムギ立枯病の発病抑止要因を探索するとともに、抑止作用のメカニズムを明らかにし、抑止要因の施用や土壌環境の改変等による抑止作用の増強によって有効利用法を開発するために、コムギ栽培土壌の抑止作用...