摘要 有害線虫が作物を加害する時に重要な働きをする酵素遺伝子を複数単離した。そのうち、植物細胞壁の構成成分を分解するセルラーゼ遺伝子とペクチナーゼ遺伝子を解析した結果、植物病原細菌や糸状菌の分泌する...
摘要 (1) 寒地・寒冷地向け高品質、耐冷性、病虫害抵抗性、機械化適性品種育成試験 寒地・寒冷地向け高品質、耐冷性、病虫害抵抗性、機械化適性品種を育成する(2) 育成系統生産力検定予備試験 育成系統のうち固...
寒地ハウスにおける花き・野菜の栄養診断に基づく養液土耕栽培の確立
摘要 養液土耕は慣行栽培と比べ約25%の窒素減肥ができ、さらに跡地土壌のpH低下とEC上昇を回避できた。養液土耕では慣行栽培と比べ果実収量が増え所得が高くなることや、灌水・施肥の労力が軽減されることから経...
摘要 パン用小麦「キタノカオリ」は窒素施用量22kg/10aのうち、6kg分を幼穂形成期に追肥すると収量が高まり、穂揃期に追肥するとタンパク質含有率が高まること、また、収量は若干低下してもタンパク質含有率を高...
摘要 登熟が遅くなりやすい直播栽培では、ケイ酸資材の施用による低タンパク米生産の可能性は移植栽培よりも低いことを解明した。また、精米タンパク質含量と水稲の窒素吸収量、窒素吸収量と収量は密接に関係して...
アルストロメリアのウイルス病の発生実態と遺伝子診断技術の確立
摘要 アルストロメリアのウイルス病の発生実態を調査した結果、alstroemeria mosaic virusについては外被タンパク質遺伝子の塩基配列が決定され、他のPotyvirusとの類縁関係が明確となり、アルストロメリアに感染...
摘要 i)撹乱と未撹乱土壌からの窒素供給量を、界面活性剤抽出法と円柱状採取・培養法によって、多少精度は劣るが推定可能となった。ii)土壌の培養窒素量が多いほど精米のタンパク質含量は高くなった。復元田で...
摘要 14年度の好気象条件により、「キタノカオリ(北海257号)」は932 kg/10a と高い収量が得られたが、タンパク質含有率は11.3%であった。13年の結果と合わせて、「キタノカオリ」は止葉期までに施用した窒素の...
摘要 i)「北海257号」は、春先雨が少なく好気象条件で経過した平成13年においては窒素施用量4~22 gN m-2 の範囲で倒伏が見られなかった。窒素施用量4-6-6 gN m-2(基肥-起生期-幼穂形成期の各窒素量)で740g m...
摘要 i)下層土培養窒素量と精米タンパク質含量は相関し、下層土の窒素供給が多いほどタンパク質含量は高くなる傾向にあることから、復元田での低タンパク米生産には下層土からの窒素供給が重要であり、下層土の土...
汎用水田における土壌養分供給能の簡易診断・予測手法の開発(264)
摘要 汎用水田の土壌養分供給能を簡易診断し、効率的な肥培管理に生かしていくことを目的に、転換畑土壌の窒素供給量を診断する方法を検討した。転換畑土壌を採取し界面活性剤であるSDS(ドデシル硫酸ナトリウ...
寒地向け穂発芽耐性・赤かび病抵抗性良質小麦品種の育成(102)
摘要 3種類の赤かび病抵抗性検定法を行った結果、切り穂検定法と灌水ビニールハウス法が赤かび病抵抗性検定に有効であることが示唆された。切り穂検定法は省力的に多数の品種を検定する目的に向いており、灌水ビ...
摘要 直播適性に関与する要因で重要な低温発芽性及び苗立枯病抵抗性の検定法を検討した。低温発芽性に関しては、簡易発芽試験の結果、低温条件下の発芽日数や発芽率は明らかな遺伝形質であることが確認され、有望...
摘要 北海道に適応する優良品種の選定に資するため、諸外国および国内の民間会社により育成された品種・系統の主要特性を明らかにする。11年度は、23品種・系統の生産力検定試験を行うとともに、病害抵抗性に...
摘要 バレイショ汁液診断において、汁液採取には一株中の第2茎のすべての葉柄をサンプルとする、または、一株中のすべての茎で10cmに達した上から3~5葉位の葉柄をサンプルとするのがよい。汁液の無機リン...
イチゴに発生するアブラムシ伝搬性ウイルスの同定と簡易診断法の開発(287)
摘要 イチゴに発生するアブラムシ伝搬性のイチゴモットルウイルスについて、北海道で発生した株の同定を行うとともに、血清診断法を開発するためにウイルス純化と抗血清の作製を試みた。2年に亀田郡大野町で採集...
摘要 汎用水田において環境保全的でしかも効率的な土壌管理を行っていくためには、土壌養分供給能の簡易診断と年次変動の予測手法を開発し、肥培管理に生かしていくことが重要である。このため、具体的には水田土...
摘要 収量の安定化、品質の向上、環境負荷の軽減を目的として、各種作物で汁液を用いた栄養診断情報を蓄積する。11年度は、ばれいしょの汁液診断のために、診断部位、リンの簡易分析法および窒素、リンの診断基...
摘要 6年度からの日ロ国際貢献国際共同研究により、ロシアの遺伝資源の中に、越冬性に非常に優れるものがあり、オーチャードグラスではそれらから選抜して数系統を育成し、メドウフェスクでは育種素材として有効...
摘要 褐斑病抵抗性検定に用いる病原ほ場接種機を開発し、接種作業の効率化と検定精度の向上を果たした。根腐病では、分離世代の遺伝分散から内部腐敗を含む抵抗性に関する遺伝率を推定し、量的遺伝子効果を明らか...