摘要 "これまで、野菜の摂取は嗜好性に加え、ビタミン等の供給という栄養学的な観点から考慮されてきた。しかし、近年になって、食文化の豊かさが一因と考えられる成人病の増加等を背景に、野菜の健康維持機能に...
マメ科作物における窒素固定の宿主による制御機構の解明(81)
摘要 (1)大豆の根粒着生自己調節機構における制御物質の生物検定法を確立するため、この制御物質が含まれていると考えられる品種「エンレイ」の茎葉抽出液を、水耕栽培した根粒超多量着生系統の大豆「En65...
摘要 抗蟻性という用語は、シロアリに対する致死性、忌避性、摂食阻害性といった異なる作用性の総称である。7年度は、抗蟻性の中でも摂食阻害性について主として検討した。既知の抗蟻性成分であるサポニン・キノ...
摘要 バチルス菌の殺虫活性の有無と強弱に関連する内毒素の性状を究明し生化学的性状に基づく殺虫性評価法を開発する目的でBacillus thuringiensis(Bt) serovar sottoに...
摘要 水田で用いられる除草剤の土壌及び田面水中の残留量は、機器分析により分析され半減期の形で表される。一方、除草剤の効果の持続性を表す残効性については、圃場レベルで個々の薬剤について作物・雑草を利用...
摘要 捕食性のハリクチブトカメムシが餌であるハスモンヨトウ幼虫に誘引される化学的因子はすでに明らかにしている。それに引き続き、ハスモンヨトウ幼虫に対して口吻を伸長する行動の化学的解発因を解明するため...
摘要 リンゴのゆず果病、さび果病、高接ぎ病等は接ぎ木によって伝染し、果実の商品価値を著しく低下させたり、樹を衰弱枯死させる病害である。これらの病原はウイロイド(ウイルス)であるが、これらの被害回避に...
摘要 シイタケ菌床でシイタケオオヒロズコガを人工飼育する方法を確立した。人工飼育または野外採集シイタケオオヒロズコガの雌産卵管のヘキサン抽出物に行動レベルと感覚器レベルでの生物検定法で判定できる性フ...
摘要 日本海側数県でナラ類の集団枯損が発生し、近年その被害が拡大蔓延化の傾向にある。この被害は有用広葉樹生産や森林の水土保全機能維持に障害を与えている。本被害の発生と拡大に重要な役割をはたしているカ...
摘要 軟弱野菜の連作障害回避技術と夏期における生産安定対策技術の確立をめざし、作物生育促進型根圏細菌(PGPR)の検索のための、無菌幼植物を用いた水耕による簡易生物検定法を確立した。本生物検定法を用...
摘要 ゆず果病病原と推定される特異的なウイロイドを検出し、リンゴさび果ウイロイドと分子種が異なることを明らかにした(病原性確認中)。また、病徴との関連が不明な2種類のウイロイド様RNAを新たに検出し...
摘要 軟弱野菜の連作障害回避技術と夏期における生産安定対策技術の確立をめざし、作物生育促進型根圏細菌(PGPR)の検索に着手するとともに、土壌微生物の呼吸活性に及ぼす有機物の種類の影響を調査した。P...
摘要 蘚苔類・地衣類を用いた生物検定法によって、酸性雨等の植物毒性の量を測定するため、山地及び、市街地周辺で採取した各種の蘚苔類を用いて、pH、硫酸イオン等の濃度を変えた人工酸性雨を適用し、生育被害...
摘要 マツノザイセンチュウの分散型■期幼虫の出現を制御しているマツノマダラカミキリが生産する物質の構造を明らかにする。生物検定法を6~7年度に行い、物質の抽出条件の検討とその単離をそれぞれ7~8年度...
摘要 平成5年、民間育成者より登録申請されていたウンシュウミカン極早生品種原木がウイロイドを保毒している疑いが判明した。当品種は有望であるため速やかな普及に伴ってウイロイドが拡散する恐れがあった。そ...
摘要 作物の3次機能(ヒトの健康を増進させる生体調節機能)の活用に必要な実験法の開発を行った。作物の機能性評価に適した生物検定法として草食性原生動物の培養システムを開発し、試料の調製法および微生物の...
摘要 最近の畑作において、防除困難な多年生雑草の発生が増加する傾向にある。そのうちのハマスゲについて、繁殖戦略の基本である塊茎形成機構を生理生化学的に解明し、制御技術確立の基礎的知見を得ることを目的...
摘要 捕食性天敵であるハリクチブトカメムシのハスモンヨトウ幼虫に対する捕食行動の解発因(カイロモン)を解明する一環として、ハスモンヨトウ幼虫由来の誘引活性物質の化学的解明を試みた。線形通路付嗅覚計(...
摘要 ジベレリンの働きを解明する際、体内のその動態を調べることが重要であるが、その定量においては現在のところ生物検定法の果たす役割は非常に高い。これまでジベレリン生合成阻害剤ウニコナゾールを用いた生...
摘要 体重430~740gのマダイを呼吸箱に収容し、これに有機リン殺虫剤の1種スミチオン(MEP、0.1mg/l程度)を含む海水を循環させた。マダイ口腔、鰓腔水のMEP濃度から算出した結果、鰓におけ...