① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギ6B染色体のBAC物理地図の構築について、BMC Genomics誌に論文として発表した。物理地図情報(Ver. 2.0)は、フランス国立農学研究所(INRA)の「Wheat URGI」サイトにて公開された。また、この物...
侵入病害虫等の被害リスク評価技術の開発及び診断・発生予察技術の高度化
摘要 国内未侵入病害虫の経済的影響評価方法に関しては、輸入許可制度との関連を検討し、我が国と同様に輸入許可制度を採らないEUについて、その経済的評価の手順書内容を整理・検討し、背景にある疫学的な考え方...
摘要 目的:赤ナシにおける減農薬防除体系の確立を目指し、感染予測に基づいた防除体系と微生物資材の実用性を評価する。また、カキの主要病害であるカキ円星落葉病の効率的な防除方法を検討する。総合的な白紋羽...
摘要 目的:赤ナシにおける減農薬防除体系の確立を目指し感染予測に基づく防除体系に加え、微生物資材の実用性を評価する。防除技術に診断技術開発を加え、持続的な白紋羽病管理技術を確立する。イチゴとキュウリ...
k.地域条件を活かした高生産性水田・畑輪作のキーテクノロジーの開発と現地実証に基づく輪作体系の確立
摘要 水田輪作では、稲、麦、大豆を主な対象として、輪作体系としての生産性と収益性の向上を可能にする栽培管理技術、作業技術、肥培管理技術、経営管理技術を開発し、現地における普及を図ることを目的として、...
効率的な超微量分析法の開発に着目したアリ類や捕食性カメムシ等の行動解発因の解明
摘要 ホソヘリカメムシ集合フェロモンの新規誘引協力成分を同定し、アカスジカスミカメでは雌フェロモンの生物検定法を開発した。奴隷狩のためクロヤマアリの蛹を奪取するサムライアリは、巣への侵入時にクロヤマ...
摘要 病害及びダニ被害の情報収集・動向調査、対峙培養及び病害再現試験、落下菌調査、サンプルのRAPD解析及びトリコデルマの種同定用プライマーの開発、ツクリタケクロバネキノコバエの信号物質の抽出及び精...
摘要 インドネシア、アルゼンチン、パプアニューギニア、マレーシア、ペルー、タイ、ブラジルにおける荒廃熱帯森林生態系の修復に関する試験地でのモニタリングを継続すると共に、既存試験地のネットワークのさら...
摘要 1.当年度の研究目的 きのこの病虫害の発生機構の解明を行うために1)害菌の調査、分離・同定及び対峙培養に取り組む。被害の実態を明らかにするためにアンケート調査に取り組む。2)ダニ被害の情報を...
摘要 1.当年度の研究目的 熱帯林の無用な劣化を減少させるため、またすでに荒廃した森林を修復するための技術を開発し、森林資源の持続的管理に貢献することを目的として設定した世界各地の試験地においてモ...
カシノナガキクイムシ集中加害に関わる信号物質の探索と機能解明(190)
摘要 ナラ類集団枯損の原因菌を媒介すると考えられているカシノナガキクイムシが、伐倒したミズナラ・コナラ丸太に誘引されること、雄の穿孔した丸太に誘引されることを生物検定法により確認し、ナラ類の生成する...
カシノナガキクイムシ集中加害に関わる信号物質の探索と機能解明(160)
摘要 ナラ類集団枯損の原因菌を媒介すると考えられているカシノナガキクイムシが、伐倒したミズナラ・コナラ丸太に誘引されること、雄の穿孔した丸太に誘引されることを生物検定法により確認し、ナラ類の生成する...
性フェロモン利用を核としたハマキガ類等害虫の総合防除技術の確立
摘要 茶樹の主要害虫であるチャノコカクモンハマキ、チャハマキを対象として、交信攪乱剤による防除が10数年来続けられている。この攪乱剤は2種のハマキに共通な性フェロモン成分を含み、交尾を阻害する効果を...
摘要 鱗翅目昆虫の性誘引フェロモンについて多様な研究が進められ、主要害虫については防除手段が実用化されてきた。しかし、地域特産作物などのいわゆるマイナー害虫のモニタリングや直接防除へ性フェロモンを利...
摘要 キボシカミキリやゴマダラカミキリの性フェロモンを利用した防除手段開発を可能にするため、ゴマダラカミキリについて性フェロモン活性成分の解明を試みた。供試虫は果樹試興津支場と大分県柑橘試、沖縄農試...
摘要 広葉樹・針葉樹の造林地や渓畔林においてコウモリガの穿孔・食害による被害・枯死が多発している。薬剤による環境汚染を抑えるために、性フェロモン等生理活性物質による被害回避技術の開発が望まれている。...
摘要 ツクリタケクロバネキノコバエをマッシュルーム栽培農家で採集し、研究室内でシイタケ菌床にて継代飼育し、増殖させた終令幼虫を個別に蛹化させ、多数の未交尾雌雄成虫を得た。このペンタン抽出物を前年度確...
摘要 マツノザイセンチュウ及びニセマツノザイセンチュウの未交尾の雌雄成虫を用いて、種内及び種間の配偶行動の詳細を寒天培地上で行動学的に観察する新たな生物検定法を開発した。誘引定着活性の検定では、両種...
摘要 シイタケ菌床でシイタケオオヒロズコガを人工飼育する方法を確立した。人工飼育または野外採集シイタケオオヒロズコガの雌産卵管のヘキサン抽出物に行動レベルと感覚器レベルでの生物検定法で判定できる性フ...
スギ・ヒノキ穿孔性害虫の誘引物質の生物検定法の開発(273)
摘要 スギノアカネトラカミキリの誘引物質に対する野外生物検定法として衝突板式トラップの使用が適しており、サンプルは固形化材で固めて用いることで長期間安定した効果を維持できることを明らかにした。性フェ...